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自然の中でSome more!(もっと食べたい!)

April 21, 2021

4月も後半になりましたが、寒暖の差が激しい日が続いています。先週土曜(17日)から5月4日は春の土用。力をつけるためにうなぎを食べる夏の土用と同じく、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。

「春バテ」なんて言葉もありますが、日々の生活を整えるのに欠かせないのが太陽の光を浴びること。「ソロキャンプ」という言葉もすっかり耳慣れるほど、日本でもアウトドアの人気が高まっていますが、国土の広いアメリカではピクニックやハイキング、キャンプが生活の楽しみとして根づいています。

たとえばイエローストーン国立公園とグレイシャー国立公園を抱えるモンタナ州。ロッキー山脈が走るアメリカ西部に位置します。研修の一環で2か月間滞在しましたが、インドアだった私ですら、時間が有り余っていたこともあり、毎日のように近隣の山や丘を登っていました。週末になると、時間が有り余っていない人たちも、家族や友人とハイキングやピクニック、川下りへ。モンタナは雪深い冬の長い土地柄で、アウトドアに出かけるのは天気のいい季節が訪れた合図なのかもしれません。
モンタナ州の愛称は「Big Sky Country(大空の土地)」。地名もスペイン語のMontana(山)に由来し、モンタナ州立大学のスローガンはMountains & Minds("山と意志")。日本から来たインドア人間の生活も変えてしまうモンタナの大自然はおそるべしです。モンタナはその広大な自然に魅かれたアメリカ人の移住先としても人気で、近年地価が上がっているそうです。

アウトドアカルチャーは、山だらけのモンタナだけでなく、「都会」と言われるサンフランシスコでも盛んです。サンフランシスコはIT先端都市のイメージが強いですが、実はとても自然が豊かな街。丘も海も、ついでにたくさんの坂もあり、サンフランシスコ州立大学の新入生歓迎イベントでも、ハイキングやピクニック、バーベキューは定番のようです。海は南のロサンゼルスと違って寒いので眺めるのみですが、海辺では焚き火。焚き火は英語でbonfireで、なんだかお盆の行事のような響きですが、アメリカではマシュマロとセット。マシュマロを焼いてチョコレートとビスケットではさんだものは「S'more(スモア)」と呼ばれ、おいしすぎて「Some more!(もっと食べたい!)」が由来だとか。

さて、明日(22日)はユネスコによる国際アースデーで、地球について考える日だそうです(アースデーを最初に採択したのはサンフランシスコ)。もうすぐゴールデンウィークですが、朝日新聞(4月17日)によると、連休は出かけない予定の人が約78%で、ガーデニングや散歩といった、家で自然と触れ合う過ごし方も人気のようです。
今日はノー残業デーです。今日は仕事はSome more!とおかわりせずに早めに切り上げて、花屋さんに寄ってみてオンラインミーティングで疲れた目を休めるのはいかがでしょうか。

*Stand By Me (1987年)
https://eiga.com/movie/45887/
オレゴン州を舞台に4人の少年が「死体」探しの旅に。森の中で焚き火を囲んで語らいます。

*アルフォートでスモア
https://www.bourbon.co.jp/alfortmini/recipe/
今後出かけられるようになったときにいつでも披露できるように、家でスモアづくりの練習も。

*NHKドラマ:今ここにある危機とぼくの好感度について(4月24日(土)21時から)
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/6000/439721.html
名門「帝都大学」で松坂桃李扮する広報マンが奮闘するコメディだそうです。

*モンタナ州
https://www.gousa.jp/destination/bozeman

(写真:グレイシャー国立公園近郊のAirbnb)


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