アラスカで温泉

February 12, 2020

2月も後半にさしかかり、きょうも気温が和らいでいるものの、まだ朝夕は冷え込む日もしばしば。身体が縮こまるような夜には帰宅後のお風呂が身にしみます。

アメリカには、ふだん湯船につかる習慣はありません。一方で、日常的なものではないものの、アメリカにも、土地によっては温泉があります。といっても日本とはちがい、水着で入る屋外温水プールのような感じです（お湯もぬるめ）。
わたしは研修中に２つの場所で温泉に行き、そのひとつが、極寒のアラスカでした。（もうひとつはモンタナ州でイエローストーン国立公園近郊のChiko Hot Spring）

アラスカは、オーロラ目当て。研修先のサンフランシスコからアラスカ州アンカレッジまではシアトル経由で飛行機で約6時間。アンカレッジからは、アラスカ鉄道に乗ってフェアバンクスまで約12時間の列車の旅をしました。列車に揺られながら
車窓から2月の雪景色と木々の合間からふいに登場するシカやキツネの野生動物を眺め、アラスカビール片手に、持ち込みの白ごはんにゆかり（日本からの貴重な配給品）のぜいたくなお昼ごはん。お昼寝をして、おやつを食べ、デナリ国立公園を通過しながらフェアバンクスへ。フェアバンクスからは車で1時間弱のChenaという温泉地に向かいました。雪深い一本道をひたすら進んで着いた先は、携帯の電波も完全に圏外の山奥です。

滞在中は、残念ながら曇りの夜が続き、オーロラは次回のお楽しみとなりましたが、氷のグラスでワイン、月明かりのもとで深夜の雪山ハイキング、そして、日中は－20度の真っ白な景色に囲まれて温泉ざんまい。濡れた髪の毛も凍りましたが、
ぴりっとした空気の中で大自然の中でお湯につかった極寒のアラスカの温泉が、日本の名湯をさしおいて、私にはこれまでで一番あったかい温泉となりました。

身も心もほっこりゆるむ温泉。きょうは早めに帰ってお気に入りの温泉を思い浮かべながらおふろで一息ついて、週の後半もがんばりましょう！

＊スパ ラクーア
https://www.laqua.jp/spa/
共済組合員は福利厚生「選べる倶楽部」でチケット購入すると、一般2850円のところ2160円。（ただし郵送に１週間かかるので終電後の急な宿泊には使えません！）ほかにエポスカード会員割などの割引もあり。

＊Chena Hot Spring（Chena温泉）
https://chenahotsprings.com

（写真：アラスカのChena温泉）