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[イギリスでスリにあったら]実際にあった話 / 被害届 / イギリス警察の対応 / 最善の対策

「スリなんて、注意していれば合わない。」
「スリは、自己管理が甘すぎるせいだから、自業自得だ。」

これらは、スリが話題になる時に、よく言われる言葉です。
スリをする事は大きな犯罪ですが、
泥棒系の犯罪は、被害者が責められる事になってしまいます。
とても悲しい話です。

しかし、多国籍のイギリスでは、
ロンドンを中心に強引なスリが行われているのです。

スリと詐欺は併用して行われる事もありますが…
今回は、スリについて話そうと思います。


よく行われる手口


有名な手口で言うと、
・鞄の紐や、鞄自体をカッターで切られる
・持っているときに、強引に引っ張って奪われる
・殴る、わざと怪我を負わせてまで奪い取る
などです。

周りに人がいる、いないなど彼らには関係ありません。

スリの対策をしていたとしても、
無意味に持ち物を傷つけられたり、暴力を振るわれたりと、
なんらかの被害に遭う可能性はあります。

これらは、犯罪が比較的少ない日本からきた人が、
よく被害に遭うケースです。
悲しいことに、
アジア人、そして女性である事が、スリに遭う可能性を高めています。

どんなに警戒していても、スリを行う人は、一瞬の隙を狙ってくるのです。

実際に起こった犯罪


私の友人もロンドンでスリに遭ってしまいました。
カフェでコーヒーを買って、徒歩5分のバス停に向かうまでの道のりです。
おそらく犯人は、カフェにいる間に、
友人がどこに財布を入れているのかチェックしていたのでしょう。
財布をしまっていたのは、
背中側にチャックが付いていて、簡単に開けられない場所でしたが、
リュックがズダボロになるくらい、全体的に切られていました。

幸いにも、
・盗まれたのは予備の財布であった
・犯行から5分以内に気付く事ができた
ので、現金も入っておらず、
カードもすぐに止め、被害は0でした。

イギリス警察の対応

すぐにホテルに戻って、やらなければいけない手続きを済ませました。
イギリスでは、被害届をネット上で出す事が出来ます。
サイトは英語対応のみでしたが、
被害と被害者の詳細、その他質問をする事も出来ます。

被害届を出してからすぐ、メールで返事が返ってきました。
メールで担当者から返信が来て、
私たちは届を出したサイトで、情報を更新するといった形です。
被害の詳細についてやりとりをしましたが、
とても親身に対応してくださいました。
本当にチェックをしているかはわかりませんが
カメラのチェックをしてくださり、
特徴通りの財布が届いたら連絡すると言ってくださいました。
不幸にも、友人の財布が見つかる事はありませんでした…

それから1ヶ月後に、
まだ財布は届いていません。と言ったメールが
新たに送られてくる感じでした。

被害に遭う確率を減らす対策

これらの実体験も踏まえて、私たち留学生が行ってきた対策は

現地の格好に合わせる

これは、一番大切と言っても過言ではありません。
現地の格好に合わせることで、
アジア人観光客という対象になる確率下がります。
日本のトレンドであったり、
日本独自のブランド服を着るのはオススメ出来ません。
イギリスでは、冬の場合ですが、
黒スキニー、ブーツ、フードのついたアウター
が無難なコーデです。観光地に行く際はこの格好が良いです。
現地で調達する事が最適だと思います。

ボディバックは下に忍ばせる

ボディバッグは、薄くてスキミング効果のあるものが最適です。
冬ならばアウターの下へ。
夏であっても、シャツの下に隠すことが不可欠です。

髪の毛を出来るだけ隠す

髪が黒い、ヘアセットを丁寧にしている、というのは日本人くらいです。
私は日本人です!と主張しないために、
普段からニット帽をかぶっている人が多かったです。

自信を持って歩く

地図がわからないからと、携帯を持ちながら歩いていたり、
下を向いて歩く傾向のある方は注意です。
観光客アピールをしてしまう事になります。
複雑な道はなく、目印になるお店も多いので、
ある程度記憶した状態で、前を向いて歩く事をオススメします。

携帯は握りしめて使う

どんなに記憶していても、
街中で携帯を使わなければならない場面はあると思います。
その時は、首から掛けられるストラップを使い、
携帯を両手で握りしめて使う事が大切です。
自転車などで奪われる可能性を下げます。

最後に

海外旅行にスリはつきものと言っていいくらい、
日本人は、特に狙われやすい現状となっています。
日本でよく話される対策では不十分だと、身を持って感じました。

これから海外旅行や、海外留学を考えている方は、
これらの現状にも目を向け、しっかりと対策していく事が重要です。

対策次第で、楽しい生活が送れると思います^^
皆さんの旅の参考になると嬉しいです。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。








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