見出し画像

アトピー性皮膚炎からの、とびひからの、自家感作性皮膚炎(前編)

自家感作性皮膚炎、うちの息子がこう診断されて初めて聞いた症状名でした。

アトピー性皮膚炎からのとびひからの自家感作性皮膚炎

アトピー性皮膚炎に悩むお子さんそしてその保護者さんは多いですよね。私自身も小さい頃はアトピーで、親になった今も三人の子供のうち、二人はアトピー性皮膚炎と診断されています。
一人はまだ軽症で、ヒルドイド(保湿剤)とロコイドが出されるぐらいです。
大変だったのは末っ子(4歳)。
これは4歳の子供と親の奮闘記です。
ではでは、レッツゴー!

始まりは冬

アトピー性皮膚炎で常にカサついていた肌でしたが、ほんのちょっと、膝の内側に掻き傷が。
そのうち治るだろうと思っていたら、ちょっとずつ悪化。数も3〜4箇所に増えました。
そこで最初に近所の皮膚科を受診。
搔き壊し、とのことでヒルドイド(保湿剤)とロコイドが処方されました。

でも
塗っても塗っても治らず、傷はひどくなり増えていきます。

2週間後再受診。
掻いちゃってるね〜、と言われ、リンデロン処方。

掻き壊し、また2週間後受診。
掻き壊し、2週間後受診…
を繰り返しました。
膝の内側だけだった湿疹が、足全体に広がり、腕にも広がり始めました。
ドクターに言われた通りに親も頑張っていましたが、一向に良くならず。
約2ヶ月、近くて通いやすい皮膚科でしたが、別の皮膚科で診てもらうことに決めました。

包帯でぐるぐる巻きにして寝る日々

2院目は非常に有名でいついっても非常に混んでいる皮膚科。
約2ヶ月頑張りましたが、ここでもまた一向に良くならず次のドクターを探しました。

この頃、湿疹は手足全体に広がり、顔やお腹や背中にもポツポツ。
手足の湿疹は掻き壊し過ぎて丸く皮膚が盛り上がって固くなっている状態です。(振り返ると、貨幣状湿疹でした)生傷のところ、瘡蓋のところ、これから出ようとしているところ、手足全体が湿疹で埋め尽くされています。
夜中に掻いてしまうため、寝る前に包帯で手足の湿疹を巻いて、生傷には通気性のいい絆創膏を貼り、皮膚を保護していました。
皮膚の保護に30分ぐらいかかり、その間に子供は寝てしまうという感じ。
夜中も掻かないように両親で交代で起きてケアしていました。

傷が薄くなった?

3院目は、家からは車で20分という、少し離れた皮膚科でした。
いつも混んでいますが、こちらに命運を託すことにしました。

とびひですね、と診断されるも、初めの1ヶ月は症状変わらず。
次に「強い薬だけど」、ということで痒みに効く飲み薬が処方されたところ、痒みが和らいだのかスーッと傷が薄くなりました!
やったー!
これで回復する!!
この時6月。保育園のプールが始まるまでにはなんとか治したいと思いました。交代で夜中のケアをするのも続いていて、我々親もかなりクタクタでした。

しかし、淡い期待も束の間、元通りになっていきました。。。( ;  ; )

この病院では3ヶ月頑張りました。
「親として他に何をしてあげられますかねぇ?。。。」とドクターに聞くと「これ以上はないですね。気分を変えるためにも大きい病院いってみましょうか」ということで総合病院への紹介状が。

総合病院で「自家感作性皮膚炎」と診断

転院後1ヶ月したころ、痒みが異常に強くなり、毎晩シーツは血だらけ。巻いている包帯も寝ている間に暑くて剥ぎ取ってしまう日々。どうなってしまうのだろう、と本気で悩みました。
次の受診の日、「自家感作性皮膚炎」と診断され、ステロイドの飲み薬が処方されました。これまで、ネットで「とびひ」と検索すると「ひどい場合はステロイドの飲み薬も使う」と書いてあって、正直な感想は「ここまで悪化しないと出してくれないのか!もっと早く出してほしかった!」

しかしそこからは早かったです。
1週間で結構回復し、2週間目にはみるみる薄くなり、ドクターからも保育園からもプール遊びが許可されました。子供もとっても喜んでいて、本当によかった〜〜〜!と思いました。
しかし、またまた喜んだのもほんとに1週間程度。。。
結局治らず、出たり引っ込んだりの繰り返しです。

この後、皮膚炎が快方に向かいます。
そのお話は後編に書きますね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?