クリスマスの夜道を
昨日自転車を漕いでいたとき、
何人かのランナーとすれ違った。
クリスマスの夜道を走っている人は
そこらのカップルよりも私にはかっこよく見えたし
輝いて見えた。
いや、多分、カップルという存在に
羨望や僻みも入ってると思う。
でもやっぱり、こういう日にも
自分一人で走るっていうのはめっちゃかっこいい。
もともと、私には
道路を走っている人を見つけると
男女問わずガン見するくせがある。
走り方フェチだし、脚のフォルムフェチだから。
走ってる人が私のタイプだったりすると、
私も走って追いかける、
なんてことは無い。さすがに。
でもそれくらい、走って自分と戦ってたり、
自分の体のことを考えてトレーニングしてる人は
魅力的に見える。
走るのが大好きで、走りたくて仕方ない!って人は
当てはまらないだろうけれど、
ダイエットのため、とか
トレーニングのため、とか
そういうことを思って走る人には
葛藤があると思う。
たとえば、「今日走るのめんどくせぇ」とか
「外寒いし動きたくねぇ」とか
「外で知ってる人にあったらやだなぁ」とか
「食べすぎて気持ち悪いよぉ」とか
「着替えるのすらめんどくせぇ」とか
ほんとに色々。
たくさんの葛藤や、自分自身の甘い声に誘惑されながらも
外に出て、あるいはジムなんかに行って、
トレーニングしてる人は超かっこいいと思う。
そして、そのかっこよさに
クリスマスという名の誘惑がさらに追加されていた昨日の夜。
誘惑に打ち勝った人達は、もう名も無き戦士だ。
それくらい、誇らしい人間に見えた。
夜道で急に話しかけられたら怖いだろうから
何も言わなかったけれど
心の中で「がんばれー!!!!」を
連呼してた。
本当にかっこよかったな。
おじいちゃんも、中学生くらいの男の子も
30代くらいのキレイなフォームをしているお兄さんも、帽子をかぶった足の細いお姉さんも。
クリスマスの夜に勇気を貰いました。