横浜市キッズクラブ(学童)の1日の過ごし方
私には小学2年生の男児がいます。
我が家は共働きですが、実のところ小学2年生の夏まで学童を利用せずに放課後や長期休暇期間を自宅隣の祖父母宅で過ごしていました。
そんな我が家が2年生の夏休みとなる2021年8月から学童を利用することになった経緯と学童に通わせて1か月経っての感想をまとめてみました。
学童を利用し始めたきっかけ
我が子が小学校へ入学した時、世の中はコロナ感染拡大の初期段階でした。未知の大変なウイルスが世界中で大混乱を巻き起こしている最中、学校もしばらく休校に。
こんな状況下で学童に行かせるよりは、祖父母宅で過ごした方が安心で健康的に過ごせるのでは?そう考え、休校期間中は祖父母宅で過ごしていました。
子どもは、家で漫画や本を読んだり、自転車に乗ったり、工作をしたり、と楽しく過ごしていたそうです。
「この調子なら、学童を利用せずにこのまま祖父母宅でお世話になろう」そう思いました。祖父母は昔ながらの「保育園や学童に預けるのは子どもがかわいそう」派の考えなので、預かって自分たちで面倒を見ることは賛成派でした。
しかし最近ふと気がつきました。祖父母宅での過ごし方がだんだん「崩れた生活」になってきていることを。
まず明らかに太った。おやつに何あげているの?と聞くと、おまんじゅうとか卵がけご飯とかスナック菓子とか、ハイカロリーぃ!夕飯の食べる量に明らかに響いている。しかしいくら辞めてほしいと伝えても辞めない。戦争後の「お腹いっぱい食べることが幸せ」からアップデートされない高齢者の典型……
また、相手をするのが大変になってきたのか、スマホを渡してYoutube見せっぱなしな場面も、私が見ただけでも何度も…。おそらく毎日こんな様子っぽい。
これは、学童で同い年の子どもと触れ合った方が心にも体にも良いだろうということになり、急遽学童選びに至りました。
さあ、どこの学童にする?
我が家から通える範囲には以下3種類があります。
・横浜市管轄の学童(キッズクラブ、以下「キッズ」)
・民間学童
・kids duo(英語の学童)
子どもに「うちの近くにこういう学童があるんだけどさ(大まかに上記3つの学童の説明をする)、○○くんは希望ある?」と聞くと
「キッズに行きたい!!学校のお友だちみんな行ってるもん!!」とのこと。
そう、英語ができるようになるとか、手厚く見てくれるとか、手作りおやつが出るとか、キャンプ行けるとか、子どもはそんなことはどうでも良いのです。「仲間と居られたらそれで満足」なのでした。
そうかそうか、ではキッズにしよう。子ども自身による即決により決まりました。
キッズで過ごす小2の1日@夏休みVer
この男児のプロフィールは以下。
・おとなしく内向的だが、本当は人と関わりたい。
・寝ても覚めても鉄道が好き。
・習い事をいくつか。
(Z会、空手、ピアノ、プール)
・読書が好き。
(漫画、伝記、図鑑、伝記、なんでも読む雑食系)
さてそんな彼のキッズがある日(夏休み)のスケジュールを早速見てみよう。
7時 起床
8時半 家を出発し学童へ
12時 昼食(愛情弁当)
16時 おやつ 市販のおやつが出される。時々アイスの日もある。管理がザルらしく食べ放題という噂だが、良い子ちゃんな我が子は出された量しか食べない
17時 学童から帰宅 テレビ見たり漫画読んだり
18時半 母(私)帰宅 見向きもせず「天才テレビくん」「わらたまどっか~ん」などに夢中
19時 夕食
20時 お風呂 はみがき 明日の準備
20時半 パパとマリオカート(寝る前の30分だけやっていいお約束)
21時 就寝準備 布団に入るが眠れず「こち亀」を読んでいるうちに入眠するのが21時半~22時(寝つき悪い)
さてキッズを利用して1か月、子どもから聞いた情報をもとにどのような様子かだんだん見えてきました。分かったことや感想などを以下まとめてみます。
キッズのいいところ
・費用が格安!! 8時半~17時利用で2000円。とにかく安い!!
近所の民間学童保育の場合は約40000円。調べてみると、だいたいどこでもこのような値段です。お弁当やおやつまで用意してもらうと、+1000円/日、といったところでしょうか。
キッズデュオは利用日数にもよりますが10万円~30万くらい?子ども2人通わせているご家庭は…ヒェーーー(;'∀')
そう考えると、キッズのこの費用負担の少なさは驚愕です。
キッズは、実は子どもが保育園時代から、小学生ママさんから悪評を聞いていたので(管理が適当、とか動物園みたい、とか…(;'∀'))、実際どうなのかなあと通わせるまでは少し心配していました。
しかし、子どもをずっと観察していると、家の中で祖父母と過ごしているより、動物園みたいな環境(笑)で大勢でわちゃわちゃ過ごす経験の方がずっと楽しいようです。多様な子がいて、多様な過ごし方の中で、自分の好きなことや居場所を見つけていくって大事ですよね。
・外遊びに積極的 学校の校庭や体育館が使える
子の通うキッズは、気候さえよければ出来るだけ外遊びをさせる方針らしく、午前中はたいてい校庭に出て遊んでいるようです。
またキッズは小学校内にあるので、学校の校庭や体育館が使えるところは最大のメリットです。最近は公園で遊ぶにも、ご近所の目がうるさいしねえ…。
室内にいる時は、学校の宿題、Z会(自宅から持参)、読書をして過ごしている様子です。こち亀やコナンがたくさん置いてあり、それらを読むのがめちゃくちゃ楽しい様子です。
キッズのイマイチなところ
よくもわるくも、子どもの自主性重視(というか手が回りきらない)な感じはします。
これは、保育園から学童利用へと変わる時に保護者ならだれもが感じる道ではないでしょうか。
なにせ、保育園は保護者へのサポートが手厚い。明日の持ち物の連絡、豊富なイベントおよび、それらのお膳立て、1日の様子の報告など。
キッズは、いったいその日何があったのか?子どもから聞かないとサッパリ分かりません。(近くの40000円の方の学童は、その日あったことをインスタなどでアップしているから、価格差と受け止めています)
うちの子は低学年だからまだ聞いても答えてくれるけど、高学年だとこうはいかないでしょう。そもそも高学年になると利用者は減りますが、一応小学校卒業時まで受け入れしています。
結論:我が家は今のところキッズ継続予定
学童で過ごす初めての夏休み。
親としては少しの不安もありましたが、子どもを見ていると毎日楽しく過ごしている様子がわかり、安心して今のところ通わせられています。
周りが宿題や勉強をしていると自分もきちんとやらねばという気持ちが掻き立てられるようで、生活のメリハリもついたように思います。祖父母宅ならこうはいかなかったはず。
子どもは子どもの中で育ち合っていくのが一番、を肌感覚で学んだ気がします。
私自身キッズを利用するとき「キッズと民間学童って価格差が大きいけど、あまりよくないのかな・・・?」と少し不安だったので、この記事がキッズ利用を検討するどなたかのお役に立てたら幸いです!
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