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バイブル本

高田好胤さんの「母 父母恩重経を語る」を紹介します。

まず、なぜ私がこの本に出会ったのか。
それは祖父の法要で父母恩重経を聴いたことがきっかけでした。
このお経を聴いて、嗚咽するほど泣きました。
それは死への悲しさからくるものではなく、感動のような心が震える感覚でした。
自分ではない何かが内側から泣いている感じでした。
書いていて自分でも何を言っているのかわからないんですが!(笑)
とにかく、そのときはなぜ涙が止まらないかわかりませんでした。

この本では父母恩重経をわかりやすく説いてくれています。
そしてとにかく親孝行しましょう、先祖孝行しましょうと書かれています。
本の冒頭部分で書かれている一つを紹介します。

たかだか、三十年や四十年、五十年の私たちの経験だけで生きているのではなくて、大変な数のご先祖さまの喜び、悲しみ、その他諸々の精神的、肉体的経験が、私たちひとりひとりの血の中に流れて、そのお蔭で生かしていただいているのだ、ということを私たちは知らねばならないのです。

母 父母恩重経を語る

この一文を読んで、「これが心が震えた感覚の理由だ」と思いました。
祖父が亡くなった=もうここにいない ではなく、
私には祖父の血が流れている。祖父も先祖からの血が流れている。
先祖の血が私に流れている。
死ぬことが単なる肉体の死で終わることではない、と理解しました。

初めて本を一読したとき、「何度も読み返す」と決めたわけですが
読むにはエネルギーがいるというか、体力がいる本です(笑)
私にとって手放せない本ですが、人に勧めるのは躊躇していました。
ですが、noteでやっと書けました。
「この本読んだことあるよー!」「お経聴いたことある!」などなんでもコメント頂けたら嬉しいです。





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