見出し画像

文章に「その人らしさ」はどこに表れる?

文章に表われる「その人らしさ」って、どこに感じますか?

同じ本を読んでも、同じ景色や出来事に出会っても、人によって表現が違う。

それってどこに感じられるんだろう?

私は「物の見方」「熱量」に表れるんじゃないかなと思っています。


たとえば、電車の車窓を眺めていたら、いつもの広場の周りにあるのは桜の木だったんだと気づいた。

それを、どんな文章で表現しますか?

グラウンドを桜の木が薄紅色にふちどっている。

その光景からあなたは何を感じ、何を伝えたいと思うでしょうか。

そこに独創性とか表現力とかなんてなくたっていい。

あなたの「物の見方」と、それに対してどのぐらい心が動き、温度が上がったか。

それが文章で表れていたらいいんだと思います。

私は先日、コーチングのトレーニングを受けるために日帰りで京都に行ってきました。

この季節なので哲学の道も八坂神社も、どこもかしこも桜で綺麗なんだろうなと思いながらも、駅前の会議室に直行直帰(涙)

京都観光は堪能できませんでしたが、新幹線の車窓からいくつもピンクの塊を見つけては、「ああ、あなたも桜でしたか。気づきませんで」と心の中であいさつしていました。

年に一度、1週間かそこらの短い期間だけ「私は桜なんだよ!」って強烈に自己主張しているような気がして、一つひとつにあいさつしたくなる。

毎年楽しみにしている桜並木を歩くときは、「ひさしぶり、今年も会えたね」って、友達に会ってお茶している時みたいな気持ちになります。

これは、私の「物の見方」と「熱量」。

だれかの発信に、その人ならではの「物の見方」と「熱量」を感じられた時、私はその人にとても興味を持つし、もっと知りたくなります。

映画や書評もそう。
自分がどう感じたのか、どの場面に温度が上がったのか、それは自分だけのものなので、正解不正解なんてありませんよね。
だから堂々と、表明すればいい。

ただ、偏った物の見方や価値観を相手に押しつけるのは、自己満足です。
だから自分はどんな物の見方をしているのか、どんな価値観を持っているのかを知っておくことは、書くうえでとても大切なのかな、と思います。

技量とかスキルとかはどうでもいい。
おそれずひるまず、文章に込めて発信してみてほしいな、と思います。


自分や相手の価値観を知るためのコミュニケーションを学べる「トラストコーチングスクール」はこちらから↓


ぜひサポートをお願いいたします!あなたのサポートが自信と責任感につながります^^