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「お金のために働く人生は嫌だ」と思ったら読む本。〜金持ち父さん貧乏父さん〜

私は今、無職です。

理由は働いていた会社が解散してしまったためです。

その会社は、どんな会社だったかというと、大手企業100%出資子会社で、毎年の決算報告では黒字、経営は順調で、解散するなんて予想だにしていませんでした。

「今の時代、企業に入っても将来安定とはいえない」

この本にも出てくるフレーズですが、まさに身をもってそれを知りました。

どの企業もいつ何が起きるかわかりません。

例え、どんなに良い企業に入れて、高い給料を貰えて、福利厚生がしっかりしていたとしても、雇用されている側の人間は、経済的な面では他人に依存している状態であり、自分の運命を自分でコントロールできず、他人に委ねてしまうということになる、、、と、この本では言っています。

そこで、他人に頼ることなく、経済的に100%自分に依存するために
「お金に関する知識を習得しましょう」
「投資をして自分の資産を築きましょう」
ということです。それがいかに大事なことであるかが書かれています。

普段このような本を読んでも
「あーいい本だった、勉強になった」
そんな風に満足して終わり。だったのですが、アウトプットしてきちんと自分のものにしていきたいと思ったため、今回noteにまとめようと思います。

●まず、なぜ資産をつくる必要があるのか?

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結論から。

・会社の給料に頼っているだけだと、自分の運命を自分でコントロールできない。

・給料・退職金・年金など、会社から与えられる恩典は短期的に見れば有利かもしれないが、長期的に見たら悲惨なことになりかねない。

⇄資産があれば、経済面で100%、国にも他人にも頼らず自立できる

・給与による収入は増えたら増えただけ税金も増える。それを払うためにもっと働かなければいけなくなる。一月〜五月の半ばまでただ税金を払うために働いているようなもの。

⇄資産から生まれる収入は増えても節税できる。

・社会保障や医療保障、年金制度はほぼ破産状態。
 └老後は生活費の他に、医療費や長期滞在型老人ホームの費用など
  考慮に入れる必要がある。また、お金がないと後回しにされて
  適切な医療が受けられない場合がある。

⇄資産を築けば、貯金するよりも速くたくさんのお金をつくることができる。現役引退後自分が働かなくなっても、資産がお金を生み続けてくれる。将来大きな自由と安定を保証された生活を楽しめる。


特に印象に残ったのは税金の話です。
お金を稼ぐと税金。お金を使った時も税金。お金を貯めても税金。死んでも税金。
確かに給与明細をみたときに、税金で色々ひかれていて、手取りがそこまで増えていないことに毎度がっかりしていました。

●資産をつくると結果的にどうなるのか?

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・安定しているから、福利厚生がしっかりしているから、給料がいいからといった理由(昇給、年金、医療費の補助、病気休暇、有給休暇)ではなく、自分がやりたいからという理由で仕事を探せるようになる。

・自分が学びたいことを自由に学ぶことができるようになる。

・転職の際に「収入が減るんじゃないか」という心配をしなくて済む。

私は昔から、生活するために働くという発想が嫌で、人生の多くの時間をやりたくもない楽しくもない仕事のために費やす人生はまっぴらだと思っています。
自分の人生を素晴らしいものにするために、心からワクワクすることを仕事にしたいし、得意で好きなことを仕事にしたい。それが仮に儲からない仕事だったとしても、資産があれば気にせず続けられます。やりたいことを諦める必要はないのです。

・値札を気にせず買い物ができる。本当に欲しいものを生活に取り入れられる。安全で質の高い食事ができる。健康にも気を遣える。豊かな生活が送れる。

私は物欲がないタイプの人間なので、普通の生活ができれば良いと思ってましたが、「もし、欲しいものが全て手に入るだけのお金を持っていたら、私は何をするだろう…?」と想像してみると、オシャレな家具だったり、性能の良い家電だったり、質の高い食生活を手に入れたい、という気持ちはあります。値段を気にせずに、それらを躊躇なく買えるようになったらいいですよね。今よりもストレスのない生活が送れるだろうなと思います。

・現役引退後も暮らせるようになる。いつ首になるかを心配することなく、給料に困ることのない生活を手に入れられる。将来大きな自由と安定を保証された生活を楽しむことができる。

自分たちは年金どれだけもらえるのか、これはみんな不安に思っていることです。70歳くらいになって、生活費がないなんてことになったらゾッとします。。自分で自分の身を守れるようになったら強いです。

ちなみに、作者が資産をつくるために学んできた理由は以下だそうです。

【作者(ロバート・キヨサキ)がファイナンシャルIQを高める理由】
・大きな成功を手に入れるため
・お金を速く作りたいため
・選択肢を増やすため
・昇給のことを心配するなんてまっぴらで、それより大金を作り出すことに胸をときめかしていたい。
・変化が好きで、この急速な勢いで劇的に変化していくチャンスの時代を楽しみたい。
・世界中で一番スピードの速いゲーム、一番大きなゲームに参加したい。
・人類が身体ではなく100%頭を使って働く時代にわずかでも関わっていきたい。
・何が起ころうとそれをチャンスに変えていくような、チャンスを自ら作り出すことができる人間になりたい。
・自分にとってこのゲームの中にこそいきいきとした活動があり、胸躍らせてくれるもの、おもしろいことだから。

●具体的に何をすればいいのか?

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【まず、資産とは何か?】
1. 自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス。
2. 株
3. 債券
4. 投資信託
5. 収入を生む不動産
6. 手形、借用証書
7. 音楽、書籍などの著作権、特許権
8. その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品

【資産をつくる中での心構え】
●この中で一番好きな資産を手に入れる。好きじゃないと育てられないため。
●楽しむことが大事。これは単なるゲームに過ぎない。勝つこともあれば負けることもある。でも、どんな時でも楽しむことだ。負けることでそこから何かを学べる。失敗は成功に至るプロセスの一部だ。失敗を避ける人は成功も避けている。
●より速く効果の上がるお金の作り方を探すことを意識する。
●いかに速く学ぶかが重要。遅いとすぐに市場の状況が変わってしまい、もっている知識や情報が時代遅れになるため。
●自分でよく理解できない投資はチャンスがあっても手を出さない。
●損をしても大丈夫なお金しか投資しない。
●投資で成功するにはバランスをとることではなく焦点を絞ること。安全だけを考えて、バランスのとれたやり方を大切にする人間はどこにも行き着くことはできない。同じところにいつまでもとどまっているだけ。前に進むためにはまずバランスを崩さなければならない。

【直近でやること】
まず時間とお金をかけて、投資について学ぶ。学び続ければ大体の人は5〜10年で資産から利益を得ることができるようになる。

✅会計学(ファイナンシャル・リテラシー)や投資の基礎知識を勉強する。具体的には損益計算書と貸借対照表のあいだの関係を理解する。

✅自分で仕事を生み出すためのビジネスプラン・投資プランの書き方を学ぶ。

✅市場と法律について学ぶ。会社を持つことによって得られる税の優遇措置や保護についての法律を学ぶ。

✅講座やセミナーに参加する。理解できるまで繰り返し聞いたり読んだりする。自分の頭脳に投資する。

✅今の仕事は続けながら、投資するお金を貯める。
✅負債ではなく資産を買う。金持ちになりたいなら資産を買うことに生涯を捧げればよい。
✅収入が少ない時でも資産への投資を先に済ませてから、他の支払いをする。外からのプレッシャーを利用して、請求書の支払いをするためにどうしたらいいか自分の中の頭脳を刺激し考えさせる。そうすれば、お金を作り出す能力が高まる。

【ゆくゆくはやること】

✅会社をつくって節税する。支出の一部は経費として税を払う前の収入から差し引く。税金を最小限に抑える方法を探す。
✅会社のために働くのではなく、自分で会社を持つ、そして頭の良い人間になるのではなく頭の良い人間を雇う立場になる方法を学ぶ。
✅弁護士や会計士、不動産ブローカー、株式ブローカーを見つけて、うまく使う。ブローカーがいれば、自分の時間と労力をかけずにいい情報が手に入り、お金も手に入る。彼らに真剣に働いてもらうためには彼らへの依頼手数料をケチらずに、十分な報酬を支払う。

【投資のコツ】
株式公開してまもない小さな会社の株に投資する際のコツ
・・・一年以内に売却すること

不動産投資のコツ
・・・小さい物件を購入し、それをどんどん大きな物件に買い替えること

●スタートを切るためのステップ

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①強い目的意識を持つ。
何かをやる「理由」や「目的」は「やりたいこと」と「やりたくないこと」が組み合わさったもの。「やりたくないことリスト」を書き出し、その後に「やりたいことリスト」を書き出す。これが心の奥底に根ざす理由となる。これがしっかりしたものでなければ人生で何をやるのも難しい。

=やりたくないことリスト=
「嫌だ」という気持ちが成功の鍵を握っている。嫌だから抜け出す方法を考える。

=やりたいことリスト=

「もし私が今よりも若くて、健康で、美人だったらどうなるだろう?」
「もしこれから一生働かないで暮らせるとしたらどんな人生になるだろう?」
「欲しいものが全て手に入るだけのお金を持っていたら、私は何をするだろう?」
少し欲張りになって、ストッパーを外して自由に想像してみる。
何か今より良いことを求める気持ちがなければ進歩もない。

②講座やセミナーに参加する
たくさんの講座に出席しても、全部が使える知識にはならないかもしれない、むしろ使わない知識の方が多いかもしれない。でも、常に何か新しいことを学ぶことは大事。一見関係のない分野のことでも、株や不動産への投資に何らかの形で関わっているので、学んでいればより利益を生むのに役に立つ。

③与えよ、さらば与えられん
何か欲しいものがあったら、まずそれを人に与えること。そうすればあとになって、2倍にも3倍にもなって返ってくる。世界はあなたを映す鏡にすぎない。純粋に「与えるために与える」のではなく、見返りを期待して与えるという下心があると自分の欲しいものは何も戻ってこない。

転職活動の視点で参考になった内容

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●学ぶために働く
自分の最終目標の達成に向けて、身につけるべきスキルは何かを考え、それを学べる会社はどこかという軸で働く会社を選ぶ。そして身につけたら、先へ進むために、その会社は辞めて次に身につけるべきものを身につけられる会社に転職する。新しい会社へ移ることは、短期的には収入が減るかもしれないが、長期的にはたくさんのおまけがついて返ってくる。

「『いくら稼げるか』ではなく、『何を学べるか』で仕事を探しなさい。」
将来を見渡しながら、専門を極めるよりも、広い知識を得ることが経済的に豊かになるためには大事。自分はどんな技術を習得したいと思っているか、じっくり考えることが大事。

人は学んだものになる。だからこそ何を学ぶかを慎重に決めなければならない。

●広く、浅く学ぶ
専門的な技術を極めて高めれば高めるほど、動きが取れなくなり、その専門的技能に頼りきりになってしまう。選択肢が狭まってしまう。
限られた技術しかもっていないと、怪我をして試合に出られなくなったスポーツ選手のようになる。
会社でも、有能な社員には将来会社を任せられるように、一つの課で専門的な仕事をさせることはない。ビジネスのあらゆる側面を学ぶことができるようにあちこちの課を転々とさせられる。そうすることで、ビジネスの実務の全体的な知識を得たり、それぞれの課がどのような相互関係をもっているかを学ぶことができる。

●セールスとマーケティングを学ぶ
もっとも大事なのはセールスとマーケティング、つまり売る能力を習得すること。その基礎は顧客や従業員、上司と意思疎通させるコミュニケーション能力。

●失敗を肥やしにしてやる気を起こせるものが勝者となる。
トップクラスのプロゴルファーになるような人にとっては、ボールをなくしたり、負けたりする経験は「もっとうまくなろう」「もっと練習しよう」「もっと勉強しよう」という気持ちを奮い立たせてくれるものに他ならない。だからこそうまくなる。
失敗をこやしにしてやる気を起こすものが勝者となり、打ち負かされるものが敗者となる。

●いまやっていることをやめる
ちょっと休みをとって自分の生活を振り返り、今やっていることでうまくいっていることは何か、うまくいっていないことは何かを見極める。いまやっていることを見直したら、うまくいっていないことはやめて、新しくやることを探すようにすればいい。

●自分がやりたいと思っていることをすでにやり遂げた人を見つける(「あんな風になりたい」という憧れの人物をもつ。)
そういう人を見つけたら、ちょっとした秘訣やアドバイスを聞かせてもらう。そしてその人物のやっていることを真似る。彼らのようになりたいという望みが刺激になる。

本の中で、心に響いたフレーズ

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チャンスは作り出すものだということを知っている人は少ない。「なにかいいことが起こらないかな…」と待っている人は、いつまでも待ち続けることになりかねない。
問題を他人のせいにするのではなく、自分自身が問題だと気づけば、自分のことを変えれば解決する。相手を変えるよりも自分を変える方が簡単。
給料の額によって決められた人生なんて本当の人生じゃない。
目の前のニンジンをみて、ただ追いかけるのではなく、長い目で見て、自分の人生にとってためになることかどうか、進むべき方向、望んでいる方向に進んでいるのか見る必要がある。
私たちは誰もが大きな可能性を持っていて、たくさんの才能を内に秘めている。個人の才能の開花を邪魔する最大の要因は、過度の「恐怖心」と「自信のなさ」である。頭がいい人よりも「度胸のある人」の方が成功への道を先へ進んでいく。その理由は、恐怖が強すぎると才能が萎縮してしまうからだ。
人生につつきまわされてもそのままにしておく人、怒ってつつきかえす人、多くの人はつつき返す相手を間違える。上司や仕事そのもの、旦那さん。
人生につつかれるたびに何かを学び先に進んでいく人はとても少ない。ほとんどの人があきらめる。人生につつきまわされた時が学ぶチャンス。
負けるのが怖くて勝負しなければ勝利の感激は味わえない。
「人は損をするのが怖くて、そのために損をする」
自分がどう感じているのか、本当のことを自分にだけ言うこと。大抵の人は自分の本当の気持ちを見つめずに、お金の恐怖と欲望に動かされている。感情に流されずに頭を使え。

みんながそうしているからという理由で行動するのではなく、これで良いのか?と自問することが大事。
自分の心に聞いて「正しい」と思うことをやることだ。なぜなら、いずれにせよ非難を受けることになるのだから。たとえ何をしようと、また何をしなくても、文句を言われる。
根拠のない疑いや恐怖が臆病な人間をつくる。臆病な人間は事実を見ようとせず批判をし、勝利を収める人間は分析をする
人間は間違えることで学ぶ。赤ちゃんは転びながら歩くことを学ぶ。自転車の乗り方を習得するのも同じ。失敗は成功に至るプロセスの一部だ。失敗を避ける人は成功も避けている。

心に響く内容がありすぎて、まとめるのも難しく、あまりうまくまとまってはおりませんが、参考になれば幸いです。

ほとんどは自分の忘備録のつもりで書いているので、読みにくい文章であることをご了承ください。

もともと投資には興味があったので、少しずつ具体的な行動に起こしていこうと思っております。

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