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ドイツ留学日記:日本とドイツの違いで驚いたこと🇯🇵🇩🇪

はじめに

 2021年9月から1年間、ドイツ北部のハンブルク工科大学というところに研究留学しているので、その1ヶ月目の記録も兼ねて「日本とドイツの違いで驚いたこと」について日常での出来事や研究で感じたことなど幅広く書いていきます✍️

 2021年9月1日、トルコのオリンピック選手団と同じ飛行機で羽田空港から出発。
搭乗口のところで急に悲しくなって泣き出し、知らない外国人にAre you okay?と突っ込まれ、not reallyという意味わからない返しをしたところから私の留学はスタートしました🏃‍♀️



日本とドイツの違い

 ドイツに来て、驚いた点は無限にありますが、その中でも特に印象に残っていることをいくつか書いてみます。

💐Erikaという名前に反応してくれる

 自分の名前は元々好きだったけど、こっちに来てもっと好きになりました。というのも、Erikaという名前はドイツの女性名として一般的であるらしく特に高齢者世代に多いのだそう。そのおかげ?か、初めましての人に自己紹介をするたびに何かしらリアクションをくれる人が多く、それだけでアイスブレイクになっています笑
 例えば、「Erikaってドイツの名前だよね?」「本当の名前は何?(言いやすい名前を言ってくれている?みたいなニュアンス)」「Erikaっていう歌があるよ〜(と言って軍歌を歌い出してくれた人)」や道端で話しかけられた人に「この前エリカの花が一面に咲いているところに行ってきたの」と写真をもらったり、、と多くの人に反応してもらえました。

 ちなみにこちらは後日談ですが、帰国日の空港で「Erika〜!」と遠くから誰かに呼ばれたなと思ってキョロキョロあたりを見回していたら、隣の90歳ぐらいのおばあちゃんが「Jaaa!!(ドイツ語でYes)」と大きな声で返事していました。帰国日にして初めてドイツのErikaさんをみました。

📔ドイツでは結果よりも理論が大切(研究)

 研究をしてて思ったこととして、ドイツは理論が明文化されていないと実社会に導入されない、ということです。

日本とドイツでは以下のようなはっきりとした違いがありました。
🇯🇵:何か研究で良い実験結果が出たとして、なぜ良い結果が出たかの理論は不明だが結果が良いのでとりあえず企業に取り入れる、という動きになる
🇩🇪:どんなに実験的に効果を示すことができても、なぜその良い結果が出たのかというメカニズムの部分がわかっていない限り実社会への導入は難しい

こういうところにも文化の違いが表れるのだなと思いました。
ちなみに私は泡に関する研究をしており、この泡を使うと〇〇のメリットがあるという結果はわかっていますが、そのメリットが生まれるメカニズムは未知であるため、ドイツで取り入れられるのはまだまだ先になりそうです。


🗣複数言語話せる人が多い

 これはかなり衝撃だったのですが、ヨーロッパでは若い人だとおそらく平均して3〜4言語話せる人が多く、今までのコンフォートゾーンが少し広がった気がします。日本にいるとバイリンガルすごい!トリリンガル天才!!みたいなイメージですが、こちらの人は親戚がすでにグローバルだったり、自分で勉強していたり、留学生だったりとで3〜4言語が普通のようです。 
 例えば私のスイス人の18歳のflatメイトはスイスのフランス語圏生まれで、両親がスペイン出身で、英語は一般教養、ドイツ語を学ぶためにドイツに留学に来ている、と言った具合で、すでに4言語話せるのです。こういう人たちがたくさんいます笑
 留学中知り合った中で一番言語達者だった友達は、12言語話せていました笑


🚌バスや電車に改札がない

 バスや電車に乗る時は、チケットをアプリか券売機で買います。が、改札がないためそのチケットを通すことは基本的にありません。初めは性善説で回っているのだろうかと思っていましたが、ごくたまにチケットを確認する係員が電車内で回ってきます。私は初めの2ヶ月間一度も出会わなかったのですが、朝6時に電車に乗った日にその日だけで2回会いました。
 中には係の人を見るや否や立ち上がって号車を変える人たちが数人いて、明らかにこの人たちチケット買ってないだろ!と思うも、特に係の人が追いかける様子もなく見せしめのための見回りなのだろうかと少し疑問に思いました、笑

💰トイレでお金がかかる場合がある

 ショッピングセンターやBarのトイレの前に置いてあるお皿にお金を入れるのは任意なのですが、大きい本屋や駅のトイレは硬貨を入れないと入り口を通ることができない仕組みになっています。
なのでお金を探している間に順番を抜かされてしまうこともしばしば笑
 また、トイレの入り口に係員らしき人が立ってお金を回収していることがあるのですが、大体は一般人なので騙されないようにしましょう。私は札しか持っていない時に両替してくれる人なのかと思い一度渡してしまったところそのままパクられてしまいました、、😇

🐶犬がお利口

 私が犬を飼っていることもあり余計に驚いたのですが、ドイツでは多くの犬がリードなしで散歩しています。もちろんリードをしている犬もいるのですが、チワワのような小さくてすぐいなくなってしまいそうな犬もリードがないのにお行儀よく飼い主の隣を歩いていて可愛すぎました。
 散歩中の犬だけではなく、電車に乗っている犬、スーパーで飼い主と一緒に店内で買い物している犬などもいてみんなおとなしいのです。
ドイツの人に聞いたところ、Hundeschule(フンデシューレ)という犬専用の学校に通うのが一般的(約90%らしい😳)なのだそうです。また、ドイツでは「檻」が禁止されているため、ペットショップではなくブリーダーから犬を買うのだそう。この辺りも「逃げる」という概念がない所以なのかもしれないですね!


🥶気候(寒すぎ)

 東京を出発した時は30℃前後、ドイツに着いたら15℃でとりあえず寒すぎて”Mir ist kalt.”(寒い〜!)って言い回しを教えてもらい多用しまくっていました。それでも9月だから(なのか?)半袖の人が一定数いて、人間の適応力はすごいなと思いました。。

😷マスクをしなくて良い

 これは文化の違いでもなんでもありませんが、電車降りてすぐ付き添いの人に「もうマスクしなくていいよ」と言われて、(コロナ禍の)日本の”どこにいてもマスク”に慣れすぎていたせいか本当に外して大丈夫なの?と驚いた覚えがあります。けどこっちの人は多くの人がFFP2マスク(医療用マスク)をしているのでそこにも違和感がありましたが。


🐕動物/昆虫が多い&人に慣れている

 私が留学しているハンブルクはドイツの中で第二の都市と言われるところですが、例えば東京に比べて蜂が多い気がします。学校でも家でも窓をずっと開けているといつかは蜂が入ってくるし、公園でBBQしていた時に友達が蜂に刺されていたりとよく出会うな〜と思ってしまいます。この蜂についてイタリア人の友達と議論になったのですが、蜂は種類によっては一度人間を刺すとその蜂自体も死んでしまう蜂(bee)がほとんどなので、一概に蜂と言ってもビビらなくて良い(刺してこない)蜂もいるとのことでした。
 他にもリスをしょっちゅう見かけたり、アヒルが湖から出てきて近寄ってきたり、鳩が人間が近寄っても逃げなかったり、人間慣れしているのかな?という生き物が多いです。

⛪️建物がかわいい

 市庁舎(市役所的なところ)がお城みたいなので観光名所になっていたり、住宅街に入ると屋根が急斜面になっている家が多かったりと、景色がとても可愛いのです。友達の言葉を借りていうなら、どこを歩いてもディズニーみたいなのです。特にブレーメンは街全体が可愛くてバイオリンなどを道端で演奏している人が多く、ディズニー感が強めのいい雰囲気でした。

おわりに

 トビタテ留学JAPAN!の事前研修で、noteで毎月発信します!って宣言しておきながら早くも2ヶ月経ってしまいました😂
留学を志している人、ドイツに興味を持っている人、色んな人に届きますように!(という思いも込めてここで使えるのかわからないハッシュタグを初めて使ってみます)



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