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公立中学校教員の仕事。

教員は「ブラック」だ―――。
そうであるかどうかはひとまず置いといて。
一教員として、
①自分の仕事で大切にしていること
②自分が変わりたいところ
③業界として変わったらいいなと思うところ
について書いてみます。

0. まずは自己紹介から

四大卒→食品商社営業2年ちょい→英会話教室の教室長兼講師1年→公立中学校英語教員3年3ヶ月→現在産休入りました

営業大好き!話すの大好き!
英語は得意ではないけど嫌いじゃない。
フランス留学経験あり。外国が好き。
教育実習で感動して、いつか中学校の先生になりたいと思っていたけれど、本当にこうなるとは思っていなかった。教員になったのは成り行き。

1. 自分の仕事で大切にしていること

子供と向き合うこと。
「おはよう」に始まり、「さようなら」で終わる1日。
その中で、たくさんたくさん、声をかける。話す。
わたしの思ったこと、感情を伝える。
結構褒める。
怒るときは落としどころやフォローを考えてから。

「わたしは子供をよく見てます!」なんて言えないと思う。別に自分の授業以外で、わざわざ頻繁に子供を見に行く余裕なんてない。

ただ、対等な立場で話すのは楽しい。話を聞くのはおもしろい。大人と違う感性に触れることは、めんどくさいし、ムカつくし、驚くし、、、でも正直、自分を反省するきっかけになっておもしろい。

業務効率を意識すること。
わたしにとって、教員とは「仕事」である。
「仕事」である以上、一定のパフォーマンスに対して対価をもらっていることになる。
パフォーマンスが下がれば、対価は下がる。
精神的限界を迎えれば、パフォーマンスが下がる。
身体的に無理が生じれば、精神的限界を迎える。
だからまずは、
身体的に無理のないように、仕事量を調整する。
自分のできる範囲で、最高のパフォーマンスを発揮する。

無理なら無理って言う。
助けてほしいときは、早めに助けてって言う。
分からないときは、早めに教えてって言う。
進捗状況を報告する。
仕事を割り振って、メンバーに頼む。

それが、「仕事」。
最高のパフォーマンスを発揮することが「仕事」。

仕事に自信を持つこと。
子供たちの前では、そのときできる最高のパフォーマンスをする。
そのために、準備をする。
自信を持つことは、最高のパフォーマンスにつながる。
それで失敗すれば、そこから学んで次に生かす。
自信があるから、子供に、保護者に説明ができる。
自信があるから、失敗を失敗だと思える。
自信を持って失敗したから、次に生かせる。

自信が過信にならないように
自信がおごりにならないように。

2. 自分が変わりたいところ

効率が悪いところが見えても、周りを変えるだけの力がまだない。それだけの経験もない。
だから、まずはやってみて、よかったことをたくさん共有して、全体の効率が上げられるようにしたい。

教員をしていると、つい「教えられるときの態度」を忘れてしまう。
教えてもらえるときは、もっと謙虚でありたい。
先輩後輩関係なく、教えたくなる人でありたい。

3. 業界として変わってほしいところ

時間の意識が薄いこと。
締切を守る。
早めに頼む。
遅刻をしない。
こんな当たり前のことが、できていない人がいる。
当たり前のことを、当たり前にしてほしい。

たぶん、時間を意識するようになれば、
退勤時間も意識できるようになると思う。

リスクマネジメントが甘いこと。
営業であれば、数字の見通しを持って仕事をする。
できないことも考えて、仕事をする。
どうしようもないことは、早めに上司に相談する。

教員も同じ。
一年の見通しを持って仕事をする。
自分がそのときできないという事実を見つめて、仕事を管理する。
どうしようもないことは、早めに上司に相談する。

「仕事」を「仕事」だと思うこと。
逆に、「仕事じゃないこと」を「仕事じゃない」と割り切ること。
「仕事」か「仕事じゃない」か―。
割り切りにくい、あいまいなところがある仕事だと感じている。
だけど…割り切らないと範囲が広がりすぎて、本来の「仕事」に最高のパフォーマンスができなくなる危険性がある。
プライベートに余裕がなくなる危険性がある。

そこまでして「仕事じゃない」ことなんてしなくていい。

4. 最後に

教員がブラックかどうかは置いといて、
多くの教員がブラックだと思って働いていることは問題だと思う。 

もっと教員が「仕事」をできるように、
「仕事じゃない」部活動や登下校指導、子供のしつけや宿題の指導など、保護者の方や地域の方が積極的に協力してくれることを祈っている。

また、教員も「仕事」に自信を持って、最高のパフォーマンスをしてくれることを祈っている。

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