私の人生の一番いいこと日記。
こんにちは。みえりです。
前に投稿したnoteからもう3ヶ月以上…?経ってしまいました。
色々あったのです。
本当に色々と。
今日は、私の身に起きた
私の人生で一番良かった「いいこと日記」を書きます。
それはですね…
漫画家デビューが決まりました。
パチパチパチパチ👏👏👏
なので、その辺のことを
今日は色々と語ろうと思います。
私は小さい頃から絵を描くのが好きで
(あ、これは前にも書いたのですが)
クラスで1人か2人いる、絵の上手い奴だったのです。
ジブリのアニメーション作品が大好きで、
将来は宮崎駿監督と同じ、アニメーション監督になろう!と思っていました(小学校6年生の時)。
でもその後、漫画家の魅力に惹かれて
高校2年生に上がる前の春休み、投稿用の原稿用紙に初めて作品を描き、出版社へ持ち込みました。
16歳でした。
集◯社さんではコテンパンにやられてしまい、
1日目の持ち込みは帰りの電車で今にも泣き出しそうでした。
でもその次の日に行った白泉社さんの花とゆめ編集部の方が、とにかく優しくて
前の日はあんなに辛口に批評されたのに、
花ゆめさんは甘々♡だったんです。
今思えば、厳しく言ってくれた集◯社さんは
それはそれで私を試してくれたと思います。
子供だからって批評に手を抜かず、
こんな作品では到底プロにはなれませんって
ハッキリ言ってくれたんです。
そこで辞めたら、あなたの漫画への気持ちはその程度ですよって。
でも私は厳しいところより、褒めて伸ばしてくれるところに魅力を感じて、その後も白泉社さんへ投稿を続けました。
最初は選外もありました。
でも小さく名前が載るだけでも嬉しかったです。
自分は他の同級生と違うことをしている!という特別感みたいなのもありました(笑)
投稿するたび少しずつ順位が上がっていき、
初めて大きめのカットで取り上げてもらえた時、賞金がいつもより増えた時、
努力すれば私でもこんな所まで登ってこられるんだ…と思いました。
24歳で講談社さんのなかよし編集部で初めて担当さんについていただき、二人三脚でトップ賞を取ったこともありました。
そこからも続けて頑張ってきたのですが、
担当さんが産休に入り、違う方にバトンタッチ。
そしてコロナがやってきて、私は漫画も伸び悩み
うつ状態になりました。
漫画家を目指して10年以上が経っていました。
夢が、叶わない…。
努力を続けても、叶う保証はない…。
もう、疲れちゃったな…。
コロナ禍のストレスもあったと思います。
でも、とにかくもう
頑張ることに疲れてしまったんです。
今までは、諦めようなんて一切考えてきませんでした。年齢や生活のために諦めるのも絶対嫌でした。
でも、私は色々考えて
今まで自分はよく頑張ったし、10年以上も描けて、もう満足だなと思えました。
夢が叶うことは素敵だけど、そうじゃない人生を歩んでいる人はたくさんいて、その人たちの人生だって素晴らしいと思うし、
私もプロの漫画家になることだけが人生ではないよなって。そう思えたんです。
そう思ったら、気持ちがすごく楽になりました。
でも最後に、一つ描きたかったものが残っていて
それを描いて、それでおしまいにしようと決めて描きました。
お察しの通り、その作品が
受賞したんです…。
最後にしようと振り切って描いた作品だったからでしょうか。めちゃくちゃ良いものが出来上がったんです。
そして投稿した後も、結果がやっぱり気になって
「またダメだったら、やっぱり落ち込むなぁ」とか色々考えていたんですが、
ある日ふと確信(?)した時があって
「この作品が受賞しないわけがない。私はやれるだけのことはやった。だからもうクヨクヨ考えない!」
そう思えた日がありました。
そしてそろそろ受賞者が決まる頃かなぁと
再びソワソワしていたある日、編集部からの電話が鳴りました。
その日は、別件の漫画の仕事をスタバでこなしている最中でした。
連絡をもらったあとは、仕事なんかできるはずもなく興奮状態が3日間くらい続きました。
もしあの作品が受賞しなかったら…。
私はそのあと違う人生を歩み始めていたんだろうなぁと思います。そう決心していたはずなのに、今思うとなんだか少し、怖いです。
そして、
報われたんだなぁ…
しばらく経って、今日はしみじみそう思いました。
不思議な感覚です。
努力ってある日突然、こんな感じで報われるのか…。
私はもう「報われない人間」だと思っていました。
そして、そういう漫画家志望の仲間も見てきました。
あんなに頑張っているのになぁ…
この世界にはそんな人たちがたくさんいます。
私も13年間はその中にいました。
それでも続ける人に、陽が当たって
芽が出てほしいです。
努力すれば報われるとは限らないけど…
それでも努力を続ける人みんなに
良いことが起こってほしいです。
最後に13年前の、持ち込み帰りの泣きそうな自分にメッセージを送ります。
16歳のみえりちゃんへ。
持ち込みお疲れ様でした。まだ高校生なのに、一人で東京まで持ち込みに行ったあなたの勇気に、拍手を送ります。
あなたは自分のやりたいことがハッキリ決まってて、それに向かってひたむきに努力をできる人です。
そして、それは絶対いつか必ず報われます。
だからどうか自分を信じて、今のあなたにできることをこれからも続けていってください。
あなたが蒔いた種が、すてきな花になりました。
漫画を描いてくれてありがとう。
29歳のみえりより
読んでくださってありがとうございます♪
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