「アケマシテオメデトーゴザイマッス!」日本一の子ども病院にいた11年前の年越しのこと(前編)
娘が生まれた2009年、生後6ヶ月で自宅で窒息して救急搬送され、12月の初めには日本一の子ども病院にたどり着き、クリスマスイブに、娘は二歳までは生きられない神経難病だと告知された。
私にとっては、それまでの人生で最悪で最も苦しい12月だったと思う。
医師は私と夫に、このまま何もしなければ、二歳まで生きられない病気だと告げた。でも「人工呼吸器をつければ、生きることができる」とも説明した。全身麻酔をかけて、気管切開する手術をするかどうか、人工呼吸器をつけて生かすかどうか。少しだ