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母子密着10年「外出困難者」の私が

母子密着10年「外出困難者」の私が今できることって何だろう?

今、感染の恐れもあって家から出られなくて「社会」と途切れたような、一日ずっと子どもが家にいることにも何だか窮屈な気持ちのお母さんがいらっしゃるとすれば、私がこれまで経験したことから、何か参考にしてもらえることがあるかもしれません。

人工呼吸器を24時間使う子どもを看護子育てするということは、子どもから3分以上目を離せないということです。

つまり、人工呼吸器は信頼できる機械だけど100%信じてはいけないものでもあって、もし故障して機械が止まったら、娘の呼吸は停止して体に酸素が回らなくなり脳は3分以上で大きなダメージを負ってしまうということです。(←この表現で傷ついてしまう方がいるかもしれません、すみません)。

だから、私は「20メートル先のコンビニにも行かれない」と時々説明します。

眠る時は、娘のベッドの隣に布団を敷いて寝ます。
人工呼吸器や他にもある周辺機器のアラーム音で起こされることは日常茶飯事で、アラームが鳴る前の加湿水の音やわずかな呼吸の異変に気が付いて起きることは、もはや人工呼吸器の子を育てる母親のスキルの一つと言えるほどです。3時間に一回は目が覚める体になっています。乳児に母乳を与える時期のような、3時間以上は眠れない断眠生活が続きます。

そんな、「高度医療ケア」で命を預かる緊迫感を独りで背負って生活しています。

それでも、腐ることなく、幸せだなぁと思える毎日。娘との生活を大冒険さながらだと楽しめる心。誰かのためになること、社会と繋がって生きていくことを諦めないでいる自分を好きでいられる私がいます。

それは何故かと言われれば…

(つづく)

*こんなnoteを始めてみようかと。

これまでのことをギュッとまとめたページがあるのでこちらもご参考まで!
https://peraichi.com/landing_pages/view/oizumi-er

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