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好きな仕事を長く続けるためには?副業Webライターゆきなさんにとっての最良の選択

副業Webライターとしてご活躍中の花岡ゆきなさんの本業は現役のベテラン看護師。
形成外科病棟、内分泌代謝内科病棟を経て、現在は大学病院の救命救急センターに勤務されています。
「看護師の仕事は忙しいけれど、とてもやりがいがある」と語る彼女が、副業としてWebライターを始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
本業と副業、2つの仕事を両立し続ける理由をお聞きしました。


看護師歴13年 奮闘の日々

ーー救命救急センターにお勤めとのことですが、どんな環境でお仕事をされているのでしょうか?

救命救急センターは、心筋梗塞、脳出血のような心臓や頭の病気、事件や事故に遭った方など、多岐にわたる患者さんが搬送されてくる場所です。
日々なにが起こるか、どんな人がくるのか予測できない現場で……さっきまで元気だった人が急に亡くなるようなことも、日常的に起こります。

ーーお話をお聞きするだけでも大変さが伝わってきます。特にやりがいを感じるのはどんな時ですか?

ストレスも責任も大きく感じる環境ですが、意識不明で全く動けなかった方が、治療やリハビリを経て自力で歩いて退院する姿をみると頑張ってよかったな、と感じます。

ーーなるほど!日々お忙しいと思いますが、勤務中に意識していることはありますか?

やはり患者さんの願いを最優先したい、という気持ちがあります。
とはいえ、患者さんは続々と搬送されてくるうえ、1日のタイムスケジュールもある程度決まっているので、思うように行動できずにもどかしい思いをすることもあります。
そんなときは周囲の力を借りつつ、できる限り患者さんのやりたいことを叶えたり、思いに寄り添ったりするよう心がけています。
新人の頃は余裕がなく必死でしたが、経験をつみ、絶えず頭で段取りしながら時間調整ができるようになりました。
そうしてできた時間を、患者さんのために使っています。

ーー不安なとき、ゆきなさんのような看護師さんと出会えたらとても心強いです!お仕事を続けてきたなかで得たものがあれば教えてください。

看護の現場では常に10分後、1時間後にこなすべきタスクと、その進捗状況を頭に入れて動くことを求められます。
刻々と状況が変わるなか、臨機応変に行動するための段取り力、瞬時に優先順位を決める決断力は身についたかな、と思います。

日々カルテを作成するので、事実をわかりやすく簡潔に書く、見た情報を客観的に書く力も身につきました。
カルテは事実を書かなければならず、誰が読んでもわかるようにする必要があります。いわば配属1日目の新人からベテランまで、誰でもわかる重要資料を毎日作成しているようなものですね……しかもあまり長いと怒られる(笑)
おかげで文章力はつきました。

ーーそれは力がつきそうです!(笑)


「好き」を活かして伝えたい、自分もまわりも後悔しない生き方

ーー段取り力や決断力、文章力は副業であるWebライティングにも必須のスキルですよね。看護師とWebライターは接点がないように感じますが、どのような経緯で始めたのですか?

子どもの頃から文章を書いたり、本を読んだりするのが好きでした。
当時から漠然と文章を書く仕事をしたい気持ちはありましたが、方法がわからず、看護師の道を選んだのです。

ーーもともと興味をお持ちだったのですね。

そうですね。多くの人は「高齢になって寿命を全うし、最期を迎える」と心のどこかで信じていると思いますが、職業柄、そういう方ばかりではないと知りました。
不慮の事態で突然人生を終える人を目にしたり、予期せぬ別れに直面した遺族が後悔や謝罪を口にする場面に遭遇したり。
そんな経験から後悔しない生き方をしたいし、まわりにもしてもらいたい、医療者にしか語れないことを発信したいという気持ちが芽生えました。
そんなときSNSで副業Webライターを知って、これいいじゃん!と。
文章を書くのも、看護師の仕事も好きなので、やってみようと思いました。

ーー思い描いていた働き方と、副業Webライターがマッチしたんですね!とはいえ、両立し続けるには苦労もあると思います。看護師の仕事はずっと続けるおつもりですか?

そうですね。文章を書きつつ、どんな形であれ、できるだけ長く続けたいです。
今はフルタイム勤務で夜勤もあるので、時間が不規則な生活をしていますが、このままの働き方では、歳を重ねたときに体力的につらいな、という気持ちもあります。
将来的には看護師の仕事はフルタイムでなくてもいいと思っているので、その分空いた時間を副業にあてることで、同時に好きなことをやっていきたいと考えています。
看護師として学んだことをライティングでも発揮したいですね。

ーー好きな仕事を好きなまま長く続けたいからこその副業でもあるのですね。素敵です!今後書きたいテーマなどがあれば是非教えてください!

最期のとき、本人も遺される方も「後悔のない人生が送れてよかったね」と言えるような人生を送ってほしいので……読んだ方に、好きなこと、やりたいことを実行する日々を送ろう!という考えを持ってもらえるような記事を書きたいです。
もちろん私自身も後悔のない人生を送りたいと思っているので、やりたいことをやる!を実行してきました。
だから多趣味なのですが(笑)スキューバダイビングや三線の演奏といった趣味全般についてや、看護師についても執筆していきたいと考えています。


人生は一度きり!

ご本人も認めるほど多趣味なゆきなさん。
ダイビング歴は10年以上で、ときには息抜きとして真冬の海にも潜りに行くほど、趣味に、仕事に、人生を謳歌されています。
後悔なく生きる大切さを誰よりも知っているからこそ、ご自身の「好き」を大事にされている姿が印象的でした。
「一人でも多くの人に後悔のない人生を送ってほしい」というやさしさと、誠実なお人柄を終始感じるインタビューとなりました。
素敵なお話をありがとうございました!

花岡ゆきなさんのnoteもぜひご覧ください▼


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