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大学生活から社会人

私は、大学時代栄養系の学科に通っていた。
基本的にこの科に通っている人は管理栄養士を目指し、
大学卒業後、学校給食、病院食、企業の衛生管理、食品開発と
多岐にわたり食品と関わる。
ただし管理栄養士は国家試験な為、合格しないとただの栄養士の扱いになる。
しかも卒業した年の3月に試験があり、5月に発表と言うなんとも鬼畜な日程。

落ちた人材を採用してくれる会社もあるが、病院などの
保険点数が絡むこともあるので、落ちたらもちろん管理栄養士業務もできないし、
給料も下がるという本人も、その人を採用した会社側もドキドキタイムが訪れる。

私は、前回話したように大学2年の時にニュージーランドに
行くと決めたが、私自身私立の大学に出させてもらった手前
(私立の理系は本当に金がかかる。栄養系の国立大学がもっとあればいいのに。。。)
どうしても卒業してからすぐ、海外に行くとは親に言い出せなかったし、
国家試験を受けた手前、その資格を使って働く選択肢以外が見えなかった。

なので、普通に就職活動をし、普通に就職し、
晴れて管理栄養士も合格し病院で働いた。
まずは石の上にも3年を目標に。

働き始めて10日。もうすでに辞めたかった。
座学と実習だけで現場のことは何も知らないペーペーの私は
食事で人を健康にしたい。とか、デカイ理想を掲げ
仕事をやらせてもらってもいないのに知った気になっていた。

そもそも病院に来る人はすでに病気で、食事で健康になるよりも
薬で治療しないといけない人たちだし、
健康な食事取ってなかったから今に至るわけだし、
(そんな人たちばかりじゃ無いが、、、)
まず健康な食事を好む人ばかりでは無いし、
てゆうか金もらって働いてるんだからもう少し勉強の姿勢を見せろよ!
と当時の私に言ってやりたい。

しかし、仕事が面白くなってきたのが働き始めて2年半過ぎたくらいの頃だった。
やっと職場にも慣れ、仕事のスピードもそれなりになってきて
上司や同僚とも良好な関係が築け、栄養のことや、患者様に関わる色んなことに携わっていけるようになった。
石の上のも3年とはよく言ったものだなぁー!と初めてその意味がわかった。
でもその時にも3年経ったら辞めると決めていた。



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