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エージェント契約とまさかの留学決定

ワーキングホリデーに行きたいってのは決まってる。
国もニュージーランドと決まっている。
でもどうやって行ったらいいかわからない。

海外もアジアのパッケージ旅行でしか行った事ないし、
ニュージーランドに知り合いがいるわけでもない。

田舎に住んでいた為、私にはワーキングホリデーの情報がほとんど無かった。
facebookなどにワーホリ情報はまだまだ少なく、
友達はカナダのワーキングホリデーに行っていたが、国が違う。。。
日々の業務に追われてそこまで時間も労力も体力も避けない。
なかなか詳細まで同じではないと思い、インターネットで”ワーキングホリデー”と検索し、信頼の高そうだった一番上の会社を選んだ。

そのエージェントは、東京都心の高層ビルに本社を構え無料相談会をしていたので
行ってみることにした。

そこには沢山のアドバイザーがいた。
今思えば、まだワーホリが使える年齢の人が多かったと思う。
その会社は海外にもオフィスがあり駐在ができる。
彼らはそんな事を夢見てこの会社に入ったに違いないとだいぶ後になって
気づいた。

相談の内容は国別で、何がしたいか、いつ出発したいか、どんな事をやってみたいか、今ニュージーランドではこんな学校があり、こんな仕事があるよー
みたいなパンフレットをいくつか渡された。

同時に勧められたのは費用の安いフィリピン留学だった。
フィリピン留学は短期集中でほとんどがマンツーマンで安価に英語のスキルアップができる。
フィリピンはタガログ語が主に話される会話だが、タガログで補えない言語は英語でカバーしているため、なまりも少なく、聞き取りやすい。
学校は厳しさランク別で、大きく分けて日本人が多い学校、韓国人が多い学校
のどちらかだった。
選んだのは一番厳しめで、一番日本人が少ない監獄みたいな学校。

なぜなら私は英語は中学の時ので基本高校受験や大学受験はのりでパスしてきた為、本当に基礎がない。
洋画にも洋楽にも西洋、アメリカ文化にも興味がないし、私の生活には英語が全く必要なかった。
というか、中学の時に関係代名詞が始まってから何言ってるか分かんなくなって、海外で生活することなんてないし、英語なんか必要ない。
と英語を捨てた日があり、そこから努力して英語を勉強するのを辞めた。
しかし、耳と記憶力はよかった為英語暗唱大会で何度か賞をもらった。
全く言ってる内容はわからなかったが、その呪文のような英語をALTの先生に録音してもらったのを耳コピしてそれで毎年望んでいた。

そんなこんなで、そこのエージェントと契約することにした。
もっとエージャントを比べて選べばよかったんだが、全部やってくれればどこでもよかった。
そこに契約すると、各支部の英語レッスンが無料で受けられた。
しかし距離が遠過ぎて通えない人は、マンツーマンの英語オンラインレッスンがいつでも予約可能だったが、使ったのはたった数回。
そのくらい英語コンプレックスだった。
私はまだ知らない。このあともっと勉強しておけばよかったと後悔する事を。

エージェント契約してから、職場といい関係で辞められるように”半年後に退職します。”と言った。
本来契約書通りであれば、1ヶ月前の申告で退職可能だが、角が立つ上に諸事情でワーキングホリデーは半年で日本に戻ってくる予定だった為、もしも関わり合うかもしれない時のために可能性を残しておいた。

行くと決めたものの、ニュージーランドのどの都市に住むのか、どんな地形で、どんな文化背景の場所なのかなどそんな事は1ミリも調べなかった。
なぜなら、目的は人生を変える事。
環境が変われば考え方や、行動パターン、思考パターンが変わると思っていた。
しかし、そうでない事をこの留学、ワーキングホリデー、海外生活を通して知ることになる。

そして、退職の日がどんどん近づいていく。

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