頑張りすぎない英語学習:1年続けた私のゆるい戦略と振り返り
はじめに
2023年の6月からほぼ16年ぶりに英語の勉強を再開した。
英語喋れるようになりたいという思いはあったものの、社会人になっていつのまにか諦めてた。その英語学習を再開。
去年からの1年間について振り返りたいと思う。
どんな人にむけているか
まだまだ私の英語力は大したことなくて、「出来ます!!」というレベルではない。だから成功法則でもない。しかし、コツコツではあるが1年続いたので1つの方法として、参考になればと思って書いている。
久しぶりに英語を学び直し始めた人
次の目標に向けて勉強中の人(勝手に同志と思っている)
同じように英語学習に取り組む人の方法や考え方を知りたい人
ということで、私の英語学習備忘録スタート!
スタート時の英語力
スタート時にTOEICなどのテストを受けたわけではないので、英語力に関わってきそうな事柄を紹介。
地方の国立大学院卒
学生時代にベルギーへ3ヶ月留学(語学留学ではない)
英語圏ではなくフランス語圏
同級生・先輩からは「あいつ全然しゃべれないけど大丈夫か??」と思われた
電子辞書片手にしゃべってたため、他の留学生に「一体何年、英語を勉強してきたんだ?」と言われるレベルの低さ。
1度だけ受けたTOEICたしか400点位(ちゃんと覚えてない)
卒業してからはほとんど英語を使っていない
かろうじて身振り手振りで道案内はできるかもレベル
Go to straight, turn the second corner right は覚えてた
基礎的な単語は、読めるけど話せないし文法も怪しい
なぜ始めようと思ったか
通訳や翻訳、そして、オンライン英会話の会社で働く人達と仲良くなったからだ。その人達と英語で喋ったわけではないのだけれど、その事実が単に羨ましかった。
あとは、もともと海外へ行くことは好きだったけど久しく海外へも行ってなかった。海外旅行へ行きたいし、しゃべれるように頑張ろうと決めた!
開始時の目標
目標を決めるのに、読んで良かったのは同時通訳者の田中慶子さんの本「新しい英語力の教室」である。
この本を読んで、自分にとって英語ができるってどういう事かを考えることになったからだ。英語=ネイティブみたいに話すと思っている人には特におすすめ。
読んだ上で、自分にとって重要な順で目標設定をした。
とにかくちょっとでもいいから、コンスタントに続けること!
時間がかかることはもう最初からわかっている。とある1日に何時間も勉強しても次の月にもう諦めてたじゃ意味ない。
目標は、まずは1ヶ月続けること。だから、とにかく続ける。そして、1日位やらない日があっても自分のことを責めない。明日やればいい。仕事もしているし、できない日だってある。海外の人と自分でコミュニケーションをとれるようになる
欲求というところでいうとこれが一番大きいかもしれない!また海外へ行きたい。あまりにもしゃべれなくて、もどかしい思いはもうしたくないし、英語でコミュニケーションできたら知れることは激増する!
相手の国のことも聞いて、新しいことを知れる!2、3年後に共通語が英語、もしくは移行中の会社へ転職すること
最近は、日本の企業でも開発部門だけ英語が共通語へ移行中の企業が増えつつある。代表的なのは、マネーフォワードやフリー。
QAエンジニアをしている私にとっては、収入のベースを上げる一つの方法としてそういう企業への転職が考えられる。
なぜ移行中も含めて書いたかというと、実務でいきなり要求されたら結構ハードル高いと思ったから。ゆくゆくは、日本に住みながら外資の企業で働けるとなおいい。
性格と特徴
なぜいきなり性格と特徴なんだ!!!と思ったそこのあなた!
個人的には1年間続いたのは、自分自身の性格と特徴をよく理解していたからだと思う。
資格試験が非常に嫌い、苦手。
ITの資格も持ってない
CG検定と画像処理検定だけは研究テーマと一緒だったので持っている。これは苦じゃなかった。
苦しいの当たり前だろと言われるかもだが、全然やる気起きない、眠くなる
始める前からTOEICの勉強はしないぞと謎にきめてた
毎日同じことを繰り返し続けるのは割と苦手
しゃべるのは好き
人からしゃべっているときが一番楽しそうと言われたこともある
深く思考することはあまり得意ではなく、瞬発的な判断の連続は割と得意
頑張らないために頑張ることは割と好き
早寝早起き
戦略
1、頑張らない。
学生時代みたいな勉強は続かないと思った。続けることを最優先にして、あまりに無理なことはしないこと。
某企業みたいに「3h絶対に確保してください!」は、強制力ない私には無理だからだ。
2、頑張らないための仕組みづくりには頑張る
頑張らないと書いたのに頑張るのかよ。と思っただろう。何も変えずに習得できてるなら、もう習得できてる。
私にとっては仕組みづくりのために頑張ることは苦ではない。無理なく続けれて少しずつ成長する方法を色々試してきた。すぐ辞めたことも沢山ある。英語を喋れる人達の勉強法もあくまで参考。
こんができたのも八木仁平さんの「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」「世界一やさしい「才能」の見つけ方」の本を実践してきたからだ。
性格と特徴をわざわざ書いたのもこれが理由。
自分にとって効果が高くて、少ない労力で続けられる方法を考えた。
3、好きなものから入る
すでに母国語以外を習得している人にどうやって勉強したの?と聞いた結果、好きなものから入ったと回答したから。
中国語、英語、日本語をあやつるマルチリンガルの中国人の友達は、日本語を覚えるのに好きなマンガ・アニメ・小説から勉強したと。
翻訳の仕事をしている日本人の友達は、好きだかあんまり必死に勉強したって感覚ないかも。これには驚愕した!!
ということで、好きなことをテーマに取り組んだ。
4、スキーを滑れるようなりたいといいながら、スキー場にもいかずに上手になることはない
通訳をしている友達が言った一言が実はめちゃくちゃ刺さっている。
そう、英語が上手になりたいというのに、英語をしゃべることもなく、書くこともなく、聞くこともなく上手にはならない。
なので、無理なく英語にふれる時間を少しでも増やすにはどうしたらいいかを考えてきた。
1年間を振り返って
まずは1年間、勉強を続けられた自分に拍手!!オンライン英会話を始めて1年以上続く人が10%切るという調査もある中で頑張った私。
正直、流暢に話せるまで程遠い。でも続けられた事、1年前よりは明らかに聞き取れるようになったし、拙いけど伝えれることも増えた。
でも、同時に1年前の今頃は自分の英語力のなさにめちゃくちゃがっかりして、悲しくもなっていたこともお伝えしたい。大学院まででてこの程度かよと残念すぎると何度思ったことか。
そんな事も思いつつ、カテゴリごとに振り返る。
DMM英会話(スピーキング)
とにかく、しゃべりたいという欲求があったのでしゃべる場所を用意。友達のおすすめもあってこちらを選んだ。
予算が1万だったのもあるけれど、英語スピーカーの2割がネイティブと知りネイティブである必要もないと思った。
まずは喋れるようになりたいだけだし、色々な国の人と喋れる方が好奇心も刺激しそうだから。あとは、しゃべらないと永遠に伝わらない強制力。
実施した時間
夏は5:30、冬は6:00という時間に毎日予約。
最初は色々ためしたけれど、仕事終わりはつかれて続かない。
始業前もよかったけれど、朝イチの方が寝坊できないから朝の時間を効率的に使えたからだ。早起き習慣をつけたい人にもおすすめ!
ただし、この話を友達にすると早いといって驚かれる。先生選び
まずはなんと言っても明るい!人間なので相性大事!朝から明るい人と話す朝は気持ちがいい!
いいなと思う先生は基本ブックマークして、その中から基本予約する。自己紹介の時間をすっ飛ばしたい。
朝レッスンを受けているので、アフリカの先生多め。最近は自分がしゃべる時間を増やしたいので、質問してくれる人の予約が多め。学習方法変遷
<STEP1>
Dialy News:ニュース記事を読んで、その後に質問に答える形式の授業。
レベルがProficientを気づかず選び、1日目で挫折しそうになる。
<STEP2>
しばらくレッスンをやるで精一杯
・ 単語、記事、質問全部そのとおりにやるだけ、復習しない
・レベル: Intermediate 4
・テーマ: 自分の興味のある旅行とテクノロジーに絞る。好奇心が働いて楽しい!
<STEP3>
慣れてきた頃に前日、前々日でてきた単語を振り返るようになる
<STEP4>
テーマは変えず、選ぶ記事のレベルを上げる。Advanced 7, 8
<STEP5> マルタ留学後(※マルタ留学については後述)
選ぶ記事のテーマを日本についてに変更。
海外で聞かれるのは、圧倒的に「日本の場合は?」だからだ。自分として意見を言える事が重要だと思った。つまりちゃんと言えなかったのだ。
<STEP6>
同じ記事を3回繰り返して練習。
アプリのANKIに日本語とその文章を登録して、文章を作る・振り返る練習をしている。
レッスンの録音を振り返り、先生の英語の使い方を真似てみている。また、自分の発音の悪さと声にぎゃふんとなった今日このごろ。
<STEP7> 現在
フリートークに変更!
テーマを事前に設定して、話す時間を増やし中。
留学したマルタで役にたったのは、繰り返しやった自己紹介と仕事の内容と転職理由。つまり自分ごと化したもののほうが、英語習得には早そうだと思ったのもある。
ここまで細かく書いた内容だと、ストイックに見えるがそんなことはない。めっちゃ頑張っているんでは?と思うかもしれないがそんなことはない。今までの1ヶ月あたりの受講回数調べてみたら本当にたいしたことなかった。
平均21.5日。25回使ってない。。
文法
一番絶望した文法。やったことあって、昔できたであろうものもボロボロだった。スピーキングは出来ないのがわかっているからがっかりしない。最初変なプライドがあって、これくらいできるだろうと思ってた。
を電子書籍で買ってみて、初めてみたがあまり続かない。難易度は全然高くないけど続かない。やる場所変えてみるけど続かない。
ということで、次にやったのが、できるだけ薄い紙の参考書を買うこと。
ようやく続き始めた。やるといっても、1日に見開き1、2ページ。完了!私にとっては、勉強するために紙の本の方が良さそうと知る!
以後、紙の本を買うことにした!
発音
そもそも英語圏の人が発するアルファベットの発音が違うということを知らなかった私。こちらも発音の基礎を無視して、最初はこの本を電子書籍で購入。
しかし、私が発音についてよくわかっていないため、全然進まなかった。まだまだ、変なプライドがあったと言える。
ということで、文法と一緒で、紙でもっと簡単な本を購入。
これを1日2ページずつ位でちょっとずつやった!
フォニックスとか、人生において一度も聞いたことなかったよ。なんで授業ではでてこなかったんだろう?と思ったくらい。
マルタ留学
行く前はせいぜい1日1-1.5h位しかできてなかった英語学習。
マルタから帰ってきてから2-3hできるようになったことだ。(もちろん、仕事の忙しさによって変動はする。)
やはり、毎日4.5h授業をマルタで受けたのはインパクト大だった!
帰国直後スタートした新しいこと
(1)instagramの投稿を英語と日本語で上げる
マルタでできた友達にも伝えるためだ。やらなきゃというより、やりたくてやっている!という状態になった。
(2)Language ExchangeができるTANDEM
「夜につかれてからでも英語を使えるようにするためには?」
を考えた結果、クラスメイトに教えてもらったTANDEMだった。
相手が人なので、仕事終わりでも楽しい!家にいながら世界中の人と話せる!色々な人とコミュニケーションが好きな私には結構あっていた!
他には、聞く曲もほぼ英語一色になった!昼休みも毎日ではないにしろ、英語のYoutubeを音声だけ聞き始めた。
マルタでどんな授業を受けてきたかについて知りたい方はこちらをぜひ!
ライティング
実は、ライティングのためのライティングは特にしてない。
instagramでの発信、人とコミュニケーションをするためのTANDEM、ANKIに文章登録するときに日本語で登録して英語を記載する、の3つでライティングにはなるかなと思っているからだ。
あとは、ライティングの場合は、grammalyなどツールを使うと間違いを指摘してくれているので3つ数が増えれば自然に増加すると考えているからだ。
毎週末の振り返り
私は毎週土曜日の朝に1週間の振り返りをやっている。
仕事で取り入れているKPT法を使っている。
Keep: よかったこと、続けること
Probrem:問題だったこと
Try:やってみること
良いのは、自分の上達も振りかえれることだ。できるようになったことは割と忘れやすくて、出来ないことに目が向きがちだからだ。
正直ちょっとずつではあるが、上達したことが履歴で分かる。
最近は、この振り返り自体を英語で書いている。カテゴリごと(仕事、英語、運動など)に使う単語も変わってくるので、結構いい!!
やめた、あきらめた、つづかなかった事
単語帳を覚える
英単語帳をもとに単語を覚えること。買ったばかりだけど無理だった。
全然続かない、覚えれない上に楽しくない。結構苦痛だからだ。だからといって、使える単語が増えないと伸びないことはわかっている。
なので、英会話で喋れなかったことなどを自分なりに作ったあとに、ChatGPTに他の表現方法について聞いてみて表現力を増やすことを試み中!英語の映画、もしくはドラマのディクテーション
まだまだそこまでのレベルじゃないのか、全然しゃべれるようになる気がしない。そして、これいつ使うんだ?がすぐにイメージできない。ドラマのシチュエーション、あまりない。短くても30分は正直長い。LANGAKU
マンガを英語で読めるなら最高!と思ったけど、マンガは娯楽として楽しみたい。ペーパーバックを読む
2日目で断念。そもそも本の厚さがあついのに買ってしまった。好きな映画のペーパーバックでも無理なものは無理
今後の英語学習について
基本的に今までの戦略から大きく変えることは考えてない。
どうやったらコンスタントに3時間以上、英語に触れることができるかはより考えて実践していくつもりだ。というのも、仕事がいそがしかったり疲れてたりすると出来ない時もある。
最近、転職した会社は、英語は共通語ではないものの、全社連絡の案内は日本語、英語併記が行われている。また部での全体MTGも半分くらいは英語である。
英語で話される内容を翻訳ツールなしに聞き取れ、全社連絡も英語で苦もなく読めるようになるのを目標にしている。
そのために、最近は同僚を真似して日報を英語にして、自分のタスクボードは英語で書いてみている。仕事でも英語にふれる機会を増やし中。
流暢に英語をしゃべるにはまだ道は長いと思っている!
だからこそ、楽しみを見つけながら私生活でも仕事でもこの調子で頑張っていきたい!