相馬救援隊から学ぶ競走馬のセカンドライフ@福島県南相馬市
福島県相馬地方は馬のまちです。
地域のシンボル的存在でもあるし、馬を家族の一員として暮らしている家もある。
そんな南相馬市で、馬とのふれあいを通した復興支援活動をしているのがNPO法人の相馬救援隊さん。
今回はこちらの団体が企画した『馬のお仕事バックヤードツアー』に参加しました。
まずさせてもらった馬のお世話は、体調管理(検温、記録)、馬房掃除。
馬のおしりに体温計を入れて測るという初めての体験。暴れたらどうしよう!?と不安だったけど、慣れてるからか大人しく測らせてくれた😮💨
馬房掃除は、馬房内に敷いてあるおがくずの中からお馬さんのボロ(💩)を取り除くけっこう大変な作業。
朝当番のスタッフさんはこれらの作業を5時からしているそう。頭が下がる🙇♀️
続いては乗馬体験!
サラブレッドのマウントハレアカラ(愛称は山ちゃん)に乗らせてもらう。
山ちゃんは元競走馬。全国で年間約7000頭の競走馬が育成され、5000頭は怪我をしてしまったり結果を残せなかったりで引退をしてしまう。
引退した馬が幸せなセカンドライフを送れるように、この場所で相馬救援隊さんと信頼関係を築きながら生活している。
人と馬の主従関係ではなく、人と馬が対等の関係、ナチュラルホースマンシップを大切にしているそう。
手綱で合図をしなくても、一緒に歩くのを止めたりまた歩き出したりするのは人を信頼しているから。
ポニーのリヴィとも歩かせてもらった。『行くよ!』と声をかけたら、一緒に駆け出してくれた。気持ちが伝わったみたいでたまらなく嬉しい🥰
乗馬が終わったら、ありがとうの気持ちを込めて体のお手入れ。土で汚れた蹄を洗って、毛並みをブラッシングで整えツヤツヤに。
気持ちいいのか、どきどき眠そうな顔でとろんと目を細める姿が愛おしかった。
お馬さんたちお待ちかねのランチタイムは、エサ作りまで体験させていただきました。
人間のフルグラみたいなものと、たくさんの塩と油を入れて混ぜ混ぜしてできたエサ。
いつもゆっくり食べる子、ガツガツ溢しながら食べる子。食べ方に個性があるのもおもしろい。
こんなにも深く馬に携われたことはもちろん初めてて、触ったり乗馬しただけでは気づかなかった可愛さや穏やかさを知ることができた。
これからも何度でも南相馬へ会いに行きたいなぁ。
サムネイル画像:愛すべき馬の蹄
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