ホテルマザリウム(盛岡)
作家の岸田奈美さんをフォローしていて2年ほど前に知ったヘラルボニーというブランドがある。知的障害のあるアーティストとライセンス契約を結び、ファッションや公共空間などにアート作品を展開しているのがヘラルボニーの特色ある事業のひとつだ。
創業者であるふたごの兄弟は岩手・盛岡出身。彼らをウォッチしていると、ヘラルボニーが盛岡という土地を大切にしていることがよく伝わってくると同時に、どんなところなのかなと興味が湧いた。
昨年10月、盛岡バスセンター3階に開業したホテルマザリウムは彼らがアートプロデュースをしている。わたしはこのホテルに泊まってみたくて盛岡を旅先にえらんだ。
旅行支援プランで予約していたのをすっかり忘れて、チェックイン時にワクチン接種の証明書を探すのにものすごく手間取ってしまった。すぐ提示できるように写真を撮ってあったのでカメラロールから探せばよいのだが。
なかなか見つけられない夫はどんどん不機嫌になり、そもそもわたしがホテルの予約メールを転送しなかったから事前に何も確認できなかったんだと責められた。遡り責めはつらいからやめてほしい(笑)。
フロントのお兄さんが朗らかな人でよかった。ドリップコーヒーをもらったので部屋にあったミネラルウォーターを沸かしてすぐ淹れた。
アートルームは二段ベッドのバンクツイン以外満室だったので、スタンダードのプレミアムツインを予約していた。設備はミニマルだけど不便さはない。
ベッドサイドに小林覚さんの「Let it be」 という作品のファブリックアートが飾られていて、目に入るたびに元気をもらえる。絵っていいな。
部屋以外の設備。大浴場は炭酸水でじんわり温まる。あと、サウナがついている。わたしは苦手なのでスルーしたけどこれを目当てに日帰り入浴に来ているお客さんも多いみたいだった。
土曜の夜はジャズライブをしていた。
朝食。岩手の食材でつくられている。
ホテルマザリウムでの二泊三日は快適だった。
ここを拠点に盛岡の街を練り歩いて旅するのは楽しかった。
また盛岡に行くことがあれば、今度はアートルームに泊まりたいな。
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