見出し画像

文章検受けたよレポ④ 文章検の問題の特徴

文章検の問題は毎年構成が同じだ。構成を理解して解くのがよい。苦手な問題、得意な問題を判断して、時間配分を決める。
問題は以下の四つに分かれている。この章では、問題の特徴と、私の感想を書く。

 

第1問 文脈から適切な選択肢を選ぶ


文章から適切な見出しを選択する、もしくは文脈からしかるべき文章を選択する問題である。
問題文はレポートの形になっている。架空の誰かがアンケートや統計を取り、そのレポートを書いているという状況だ。問題文の中の数字を見ることも要求される。問題は、文章に含まれる数字も正しく理解することを求めている。
こちらは選択問題で、マークシートで解答する。複数選択する問題は、すべての選択肢で正解をする完全解答でないと点がもらえないため、提出前に何度も確認しよう。
よく読みさえすればさほど難しくはないが、雑に文章を読み飛ばすとあっさり点を落とす。前後の文の関係を意識するのが大事だ。
私はこの手の選択問題で間違えて別の選択しにマークするタイプなので、練習段階ではよく点を落としていた。
マークするときはしっかり確かめてからやろう。

第2問 選択問題+要約問題


選択問題は、要約文に適切な内容を選ぶ。こちらは第一問と対策はそう変わらない。前後の文章の因果関係を理解し、数字に気をつけるのがこつだ。
要約問題は、指定の段落を要約する問題だ。簡単なようだが、削る言葉を選ばなければ指定の文字数に入らない。さらに足りない言葉があれば減点される。情報の取捨選択が重要な問題だ。
要約をするように指示される段落は短い。全文を要約するよう指示されるよりハードルは低い。しかし慣れが必要な問題であることは変わりなかった。
また、パーセンテージの小数点以下の桁数や、約○割という比率の単位も揃えないと減点される。数字の小数点の切り捨てや、割合の単位は間違えないようにしよう。
要約においては、読者の感想を入れてはならない。文章に書いてあることだけで文章を短くするのが要約である、たとえ著者の意見に反対するのであっても要約は要約としてやらなければならない。
中学時代によく要約の問題を解かされた。ひたすら中学生に要約を解かせたおばあちゃん先生の仕事は正しかったのだ。クラスの喧騒を思い出しながら書いた。

第3問 手紙の問題


問題文に従って手紙を書く問題である。
内容は、お礼の手紙であったり、クレームに対する返信であったり、お客さんへのお知らせであったりする。
手紙の内容は、文章で指示される。ページの1/3ほどと問題文が長い。よく読み込まなければならない。
手紙の元となる問題文には何かしら失礼にあたる文面がある。そこを飛ばして書かなければならない。問題文に書いているからと言ってそのまま失礼な文を書くと減点されるのである。
また、この問題を解くためには手紙の定型文や手紙独特の敬語表現を覚えなくてはならない。時候のあいさつや手紙の結び方、お礼やお詫びのときの言い回しなど、覚えることが多い。
解答部分は手紙の途中から始まっており、その続きを書く。もしくは結びの文だけ書いてあってそこに繋がる手紙を書く。 
私が苦しめられた問題である。だって最近日常生活で手紙を書くことないし……。
現代はペーパーレスの時代だ。手紙で何かを依頼するということも減った。
ここで手紙の書き方を学んでも役に立つのかだろうか? と思いつつ、勉強していた。
一方で、手紙を学ぶ上で興味深かったこともあった。詳しくは後述する。

第4問 論説文


 600字前後の小論文を書く。お題は、最近ニュースになっている話題であることが多い。お題にまつわる短文が書かれており、それを踏まえて回答する。とはいえ、その短文を要約したり、短文に書かれている意見を使わなければならないというわけではない。指定した構成で、論理展開に無理がなければ大丈夫だ。
 構成は毎回同じである。指定されるプロットの段落は四つに分かれている。
 第一段落では自分の経験や見聞きしたこと、第二段落では是非どちらかの意見、第三段落では主張の根拠となる事実、第四段落は予測される反論を考え、さらにそれに反論することが求められる。
 私は比較的解きやすかった。構成が指定されており、ネタがない人のために題材が用意されているからである。慣れればサクサク書けた。
 この問題が苦手なのは、普段自分の意見を書くことに慣れていない人たちだろう。
 手紙の問題も小論文問題もそうだが、問題をよく読み指示にはきちんと応えないと減点になる。かっこや句点の扱いは、きちんと学んでおかないと土壇場で苦労することになる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?