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刀剣乱舞きっかけに石切神社に行ったよ

刀剣乱舞をきっかけに行ったところがある。ここではそのうちの石切神社について書こう。

石切丸というキャラクターが、大阪府内の町と縁があるらしい、と聞いて行ってみることにした。石切丸は、石切神社に存在した刀を刀剣男士化したものである。穏やかで包容力のある男性のため、「父親のよう」と話す人もいた。

。軽い気持ちだったので、刀剣乱舞コラボとは全く違う季節に行っている。作者は適当である。

石切は生駒山付近にある町だ。大阪と奈良を結ぶ近鉄奈良線が通っている。特徴的なのが、参道にはたくさん占いの店があることだ。
石切参道商店街のホームページから、その姿を垣間見ることができる。

https://ishikiri-sanndou.com/

「参道」というときれいに整備されて、今どきのおしゃれな商品が並ぶ……という場所も少なくないが、石切は雑多で親しみやすい雰囲気である。
生駒山に近いこともあって、参道は傾斜が大きい。上りで歩くのは結構疲れる。下りで歩きたいときは、石切駅で降りて新石切駅で帰りの電車に乗ろう。

石切神社は、「石切劔箭神社」というのが本来の名前だが、ややこしいので石切神社と略しておこう。

石切神社には、お百度を踏む人たちが多くいる。
お百度とは、神社に百回お参りすると願いが叶うという伝承である。百回お参りするとなると、効率的にやらなければ無理だ。なので神社の入り口と、本殿の間を歩いてひたすら往復することとなる。
石切神社に行くと、お百度を踏んでいる人がニ~三人いた。お百度自体は、あまり人に見られてはいけない願掛け方法である。堂々とやっているのを初めてみた。
周辺の人も特に気にすることはない。お百度のために神社の入り口間際、折り返す位置に目印が置かれている。
どうしてこんなにお百度を踏む人がいるのか……というと、石切神社の信仰に関係しているからだろう。
石切神社は病気治癒の神社である。絵馬には大量の病気治癒の祈願が書かれている。その中には余命を申告された、成功確率の低い手術に挑まなければならない、など、切実なものもある。
お百度で願をかける人が多いのは、人の命がかかわるような悩みを持つ人が来る場所だからだろう。
刀剣男士の石切丸も病気治癒の力を持つ刀と設定されている。

刀剣乱舞とは関係ない話が多くなってしまった。石切神社の参道では、神社と同じ名前を持つ石切丸の人形が飾られていた。店員の手作りの非公式のものである。
とても日本らしい雑然とした雰囲気と、にぎやかな風景の中で、石切丸を見つけたのは楽しかった。

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