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まわりゃんせ最強説 三重旅その4

今回はまわりゃんせの話をしようと思う。
伊勢志摩を旅する話をするのであればまわりゃんせの話は外せないだろすう。
まわりゃんせは最強。まわりゃんせを制するものが伊勢志摩を制する。

まずまわりゃんせとは何かを説明しよう。
まわりゃんせは関西の私鉄会社、近鉄のチケットである。近鉄の鉄道としてのひとつの売りが、伊勢志摩地域の観光に力を入れいることである。サロメ嬢とコラボしたパルケ・エスパーニャも、近鉄系列のテーマパークだ。
関西では伊勢志摩に行くことを勧める近鉄のCMが流れている。
おかげで、私もまわりゃんせの名前は知っていた
まわりゃんせは乗り放題きっぷと伊勢志摩回りの観光地に入れる権利がセットになっている。特急券つきで11000円である。なしであれば8800円だ。



志摩スペイン村のサロメ嬢

まず押さえたいのは、「志摩スペイン村 パルケ・エスパーニャ」に入場できることだ。
志摩スペイン村は、スペインを模したテーマパークである。にじさんじのライバー、周央サンゴが言及したことで話題になった。
パルケ・エスパーニャは入場だけではなく、ほとんどのアトラクションに乗ることができる。
有料なショーを見る予定がなければ、まわりゃんせ一枚で十分である。

その他、伊勢志摩の観光施設に入場することができる。が、その入場料無料のシステムが破格なのである。
私が行った鳥羽水族館の入場料が2800円、イルカ島クルーズの値段が2000円である。これがまわりゃんせ一枚で無料になる。


鳥羽水族館
イルカ島看板


他にもミキモト真珠島、などがまわりゃんせのみで入れる。

周遊バスに乗れるという点も外せない。
伊勢志摩地域はほとんどの観光地にバス停が用意されており、駅から遠くても行くことができる。これは他の地域ではなかなかないんだよね。「観光に来て」って言われても足がない~!!タクシー呼べばいいんだけど、人少なすぎて駅にタクシーがいない、依頼して配車してもらわなければいけないとかざらだから。
そして観光地を周遊するバスもまわりゃんせで乗ることができる。降りるときにバスの運転手さんにまわりゃんせを見せるだけである。

特定のホテルに宿泊すると、伊勢志摩地域か自宅への荷物の配送が無料になる。
スーツケースの大きさにもよると思うが、普通に1000円以上かかると思う。
お得すぎる。

また、お金以外の利便性もある。まわりゃんせを買っておくと観光地で入場券を買う必要がなくなるため、時間の節約になる。チケット売場で大人がいくら、ということを悩む前にまわりゃんせを見せてしまえばよい。待ち時間が発生していなければすぐに入れる。
周囲の人がチケットを買うのに戸惑っているうちに、自分はさっと施設に入れるのだ。めちゃくちゃ楽~!!


車窓のサロメ嬢

特急券の取り方はアナログだ。まわりゃんせに付属している特急引換券を窓口の人に見せ、時間を選ぶ。デジタルなやり取りでできないのは少し面倒くさいが、お得さを考えれば許容範囲だろう。

常にやってくれるサービスかはわからないので詳細は省くが、しょうもない理由で特急券をダメにした私にも親切に対応してくれた。車掌さんありがとう。次から気を付けます。みんなは特急券を大事にしよう。

と、ここまで消費者目線の語りをしてきた。しかし、観光業をする人たち側から見ても、商売としてうまいと思うんだよね。
まわりゃんせは、とてもお得すぎて日帰りではもったいないチケットなのだ。
伊勢志摩近辺の主要駅は、どこも半日は潰せるような観光地を備えており、まわりゃんせをもってしてもそこを全て回るのは難しい。ここまでお得だと、「じゃあ泊まろうかな」という気持ちになってくる。
私も今、「パルケ・エスパーニャのポケモンコラボ行きたいな……でもまわりゃんせあるから泊まったほうがいろいろ回れるな……」という気持ちになっている。
まわりゃんせが最強だからといって食べ物やお土産、ホテル代はかかるので、土地にお金が落ちる。
そして、近鉄と周辺住民のWin-Winな世界が生まれる。幸せな世界。

近鉄の制服を着るサロメ嬢

というわけで、まわりゃんせにはもっともっと有名になって、伊勢志摩地域にお金を落としまくってほしい。そして発生したお金で伊勢志摩の文化を守ろう。
最強チケット、まわりゃんせをよろしくお願いします。

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