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お金をかけずにちょっと変わった装丁を作る3冊

作った本の中であまり手間もお金もかかってないやつ。
基本的にデザインって「盛る」方向になりがちなのでこういうのもあるんだな~と思ってもらえれば幸い。

1.和綴じ風



よくあるやつなので特筆するほどのことはない。
よ~く見ると薄く菊の花と「あい」と読む漢字が入っている。菊の花の素材は自作している。菊の花を買ってきて写真を撮って加工した。
漢字は「あいことば」とかけたデザイン。
背景が寂しいときに英語を入れるデザインがよくありますけど個人的にあれがあまり好きではなくて、英語以外の方法で寂しさを埋められないかな~と試行錯誤している。
和風のデザインに洋風のもの入れたくないんだよね。

2.うす~くパターンを一色刷り




色のついた特殊紙に一色刷りするの好き。
背景は黒10%ぐらいの濃度でパターンを刷っている。おかげで元々うっすら模様がある紙に印刷をしたような質感になっている。
ただグレースケールって印刷所によって濃さが違うので賭けだな……となる。
パターン部分は素材ですが枠は自作しました。桜とりんごっぽいもの。イラレはこういう枠を作るのが得意なのでさほど難しくはない。
表4は枠がさかさまになっている。ミスではなくわざと。力関係の逆転を意識してます。
この作品の審神者には桜(名字)という固定名があるため桜なのだった。あとから調べたんですけど桜っていう名字はレア名字なんですね。(佐倉とかの方が多い……)

4.グラデーション+ホロPP



ほぼ無地の紙にホロPPをかけてみたかった。

最初は真っ黒にしようかと思ったんですが、それだとホロがぎらついて見えるかな……と思って紫に。
わかりにくいですが、下の方はピンクへグラデーションになっています。
「文目も見えない夜」=真っ暗な夜、それが明ける装丁ということで。背景の丸は太陽ではなく新月をイメージ(新月は見えないけど丸で表されることがある)。真っ暗闇なのでね。
ロゴは作字講座を見ながらあれこれしました。どの動画を参考にしたか忘れた。装飾は控えめにした。

こんな感じです!
というか私は素材自作してるので安くつく面はあるな(他人の素材は規約を確認するのが煩わしいので自作してしまう)


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