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新卒社会人がヒッチハイクをする理由

 いよいよGWが始まります。新年度始まって最初の長期休暇ということで、みなさんも様々なご予定があるのではないでしょうか。私、此岸くんもこのGWに向けて着々と構想を練ってきたことがありました。

 それが、ヒッチハイクです!!

 今回のノートでは、ヒッチハイクをしようと思った理由をつらつら書いていこうと思います。此岸くんnote第二弾、ぜひ最後までお楽しみください。

【そもそもどうしてヒッチハイクへ?】

 お金に困っていた学生の頃とは違い、目的地に行くための交通費ぐらいは最低限あるはずなので、ドライバーさんからも絶対聞かれますよね。
 そこで、ヒッチハイクをする理由を大きく2つにまとめてみました。


①【ワクワクする感覚の追求。】


 もともとの動機は「しまなみ海道を自転車で一周したい」でしたが、そこまでふつうに行っても、おもしろくありません。

よみがえる圧倒的余韻

 この旅を決めたとき、3月に卒業旅行として色々な仲間と旅行したあとのことで、ちょうど「そろそろ1人旅をしたいなぁ~」と思っていたところでした。
 21歳の時、初めて一人でヨーロッパをバックパックした時の心臓の鼓動というか、ワクワク感・ドキドキ感・ハラハラ感がずっと忘れられませんでした。飛び乗った新幹線が予想と逆の方向に走り出した時、宿無しでマドリードを彷徨った時、顔にイボができて薬局に駆け込んだ時、、あるいは言葉がでないほどの絶景を見た時。あれから2年以上が経ちますが、どの瞬間も鮮明に覚えています。

 「あの感覚をもう一度味わいたい。」

 だから、その時以来の一人旅である今回も、移動するときから一生記憶に残るレベルのおもろいものがいい。
 そして、日常では出会うことのない未知・ワクワクと遭遇していきたい。これまで感じたことのない感情や、景色や、交わるはずのなかった人たち。そんな非日常的な "Unknown" に遭遇するには、自分から積極的に出会いにいく必要がある。
 ことばも文化も分かっている国内での一人旅でそれを実現するなら、ヒッチハイクしかない。移動っていう旅の手段そのものから「楽しい」に変えていけたら最高じゃないですか。



②【行動をテーマに見つめ直す。】


久しぶりに自己分析をした結果

 友人からはよく「行動力あるなー」て言っていただきます。自分でもそう思ってました。

 でも最近自分のことを見つめ直していると、「行動力なくね?」と感じたのです。なぜなら行動したことよりも、やろうと思ったけどできなかったことの方が断然多かったからです。
 そこで「なぜやろうと思ったことを行動に移さず終わったのか」を少し考えてみました。

 するとわかったんですね。
 行動を起こさないケースの大半の理由はビビってるからだと。

 あと他に、自分ができると思いたいから行動しないケースがあることにも気がつきました。

 要するに、自分のことを守りたい、傷つかないでいたい、みたいな防衛本能が無意識に自分の行動をコントロールしてたってことです。
 今回のヒッチハイクは、この気づきと大きく関係しています。


防衛本能の正体と弊害 

 HSPって言葉、みなさん知ってますか?

 Highly Sensitive Personの略で、「繊細さん」て言われてたりします。

 此岸くんは高校生の時にこの言葉と出会い、無料の診断テストを受け、自分にHSPの気質があることを知りました。

 だから、他者の空気に敏感に反応してしまうのは残念ながらしょうがないみたいです。

 しょうがないのは分かっているんですけど、チャレンジという文脈においてはコイツが「繊細なメンタル→周りの反応が読めなくてビビってしまう→行動が抑制される」というクソめんどくさい副作用を起こすんですよ。



 けど、その時に自分がビビっていることって、後から振り返ったり他の人の意見を聞いたりすると、ほとんどの場合びっくりするくらい大したことありません。
 「繊細メンタル→ビビる」はどうしようもないとしても、「ビビる→行動抑制」の回路は完全消滅させたいと思っています。

 ヒッチハイクって知らない人に声を掛けていかないといけないので、どこまで過剰な防衛本能を克服できるか、試してみたいです。


もうひとつのブレーキ

 上述ですが、「自分もできると思いたい」という願望も行動にブレーキをかけたもうひとつの要因です。中途半端に取り組んだりそもそも傍観する側にまわったりすることで、「本気だせばできる」みたいな余白を作ろうとしてました。

 けれど、そうやって余裕こいていてると、可能性は少しずつ消滅してしまいます。で、後から「あー、あれやっといてもよかったかな」とか思っちゃうわけです。それってもったいない!

 ひとつしかない人生を生きているならば、いろんな世界線を妄想する時間は減らして、片っ端から実現させていく方が絶対にいいじゃないですか。

 特に今となっては、時間がふんだんにあった大学の頃とは違って、自由にコントロールできる時間が限りなく減りました。自分の時間をどう使うかってより一層大事だなって実感しています。
 自分でコントロールできる限られた時間の中でやりたかったことをやることって、将来のタラレバの余白を消していくことだと思います。
 だから、今やりたいことをできるかってことが10年後20年後の自分の在り方、特に内面的豊かさに直結する気がしています。どうせなら良い歳の重ね方をしたいですよね。

 実は、ヒッチハイクはやったことなかったんです。今まで。

 昔から興味を持っていたヒッチハイクを敢えて今挑戦することは、「自分の可能性を残そうとする」思考回路を徹底的に撲滅するためのリハビリでもあります。


 めちゃめちゃ単純ですが、行動にブレーキをかける以上2つの要因をマインドセットから取り除けたら、此岸くん、最高じゃね?て思ってます。そんな旅にしたいです。


おわりに

 ヒッチハイク、いよいよ明後日出発、ドキドキです!
 今回のノートはめっちゃ時間がかかりました。色んなことを書きましたが、読む人によって感じ方は様々だと思います。またみなさんの感想も聞かせてください。


 これからのノートもお楽しみに!

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