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辛いから、ヒアルロン酸をいれてみた

もぅ、あれ、終わりかもしれないなぁ、
そう言うと、
そっか、もぅ、俺の子ども
産めないんやなぁ、と
ぼんやり、つぶやいた

明日、弁当?って話す
いつもの会話のように。

最初は、なにが?って
ピンときてなかったようだけど
あれっていったら、あれやん、と
じろりとにらむと、
ようやく気付いたよう、

その言葉が
予想以上に、グサリときて
へたれこむような気持ちになったのだ
その時は、そうやね~と
笑って流したのだけれども
胸の中では、
いついつまでも
濁流と一緒に流れるマグマのように
止まることなく
グルグルと
体のなかを駆け巡っていた

息子を亡くしていなかったら
別の人、探して~と
笑い話にできたんだろうな

夫は、優しい、
私を、一度たりとも責めなかったし
夜中でも、朝方でも
手を伸ばしたら、ぎゅっと握ってくれる

ここ最近、ぐっと、目の下のクマが、
くぼんできて、落ちてきた、
泣いてばかり
いるからだろうなぁと思いつつ
(加齢もある)
美容に詳しすぎる妹に相談してみたら、
ヒアルロン酸してみぃ、となり
素直にしてみたのだ

ただでさえも
辛い毎日に、
鏡にうつる自分の顔を見て
さらに
どんより、したくない

化粧品には、限界があるし
ベースにお金をかける方が
結局、節約になるのだ、
(自分調べ)
どこまでも無限に、とはいかないけれど。

きれいな人は
なにかしら、してるよ、と
妹は言う。

そうだね。
みんな、そうやって
なにかしら、鎧をつけているのかも
しれない。

さぁ。
ゆっくり、お風呂につかってきます。

最後までお読み頂きありがとうございます。