見出し画像

【パリ五輪】国別メダル獲得数

パリオリンピックにおける日本のメダル獲得数は、金20個、銀12個、銅13個となり、合計45個となりました。前回が地元東京開催だったこともあり、
金は△7個、総数△13個となりました。逆にフランスは東京開催から、金+6個、総数+31個と大躍進しています。

メダル獲得数

スポーツデータを分析・提供する米国の専門会社「グレースノート」によると、日本選手団のメダル数は、金13個、銀13個、銅21個の計47個と予想されており、金20個は良い意味で期待を裏切ってくれています。

米国と中国は突出しているので、それ以外の国の状況を軽く見てみます。
4位 オーストラリア
シドニーオリンピックの前後から急激に競泳が強くなっており、完全にお家芸と化してます。金7個を含む計18個のメダルを獲得しており、総数の全体の3分の1を獲得しています。それ以外だとカヌーも金3個を含む計5個、自転車系で金3個を含む計8個となっています。競泳で継続して活躍できる選手が出てくることが強みですね。競泳は一人で複数のメダルを獲得できるため、こちらで強い選手がいるとだいぶ有利になりますね。

5位 フランス
今回は開催国ということで大躍進してますね。なんといっても日本のお家芸柔道の最大のライバルだけあり、今回も金2個を含む計10個を獲得。その柔道に匹敵するのが自転車系で金3個を含む計9個。ツールドフランスは関係あるのだろうか!?またフェンシングの発祥の地だけあり、こちらも金1個を含む計7個を獲得しています。それ以外はまちまちだが、開催国としてホームタウン・ディシジョンは少なからずあったと思うので、次回どうなるかですね。ただ柔道団体の最後リネールはないよ。

6位 オランダ
格闘技が強い国なので、戦う競技が強いと思いきや、伝統的に自転車系と
水上競技でメダルを稼いでいます。自転車系は金3個を含む計7個。ローイングで金4個を含む計8個。セーリングで金2個を含む計4個。そのほか水球やマラソンスイミングなどもメダルを獲っています。東京大会よりも金が5個も増えており、スポーツ強国として躍進してますね。

7位 イギリス
元々金20個以上を獲得していたスポーツ大国だけあり、幅広い競技にて
メダルを獲得しています。今回は自転車系で金2個を含む計11個。陸上で
金1個を含む10個。ローイングで金3個を含む8個。どちらかというと、
パワー系競技が強いように見えますね。残念だったのがロンドンから継続していた金20個超えが途絶えてしまったことです。ロンドン開催に向けて、
スポーツ強化をして成功したモデル国なので、今後の復活に注目です。

8位 韓国
稼ぎ頭はアーチェリー・射撃ですね。アーチェリーは金5個を含む計7個。
射撃は金3個を含む計6個。そして韓国発祥のテコンドーで金2個を含む計3個となり、金メダルはほぼこれらの競技で獲得しています。一方で近年柔道も
強化されており、金メダルはないものの、銀2個、銅3個でメダル総数へは
かなり貢献するようになっています。韓国は人口が5000万人ほどなので、
日本の半分以下でこの成績ですから、やはり韓国もスポーツ大国ですね。

9位 イタリア
これといったお家芸はないのですが、フェンシング・射撃で強さを見せています。団体競技では女子バレーで金メダルを獲ってますが、サッカーは不発ですし、団体競技に人材が散っている感じがしますね。身体能力的には、もっと上位でもおかしくないですが、東京大会からも大きな変化もなく、安定していることが強みとも言えます。

10位 ドイツ
こちらも様々な競技で万遍なく強さを発揮してます。突出しているのは、
馬術とカヌー。馬術は金4個を含む計5個。カヌーは金2個を含む計6個となっており、金メダルの半分、獲得メダルの3分の1をこの2種目で獲得しています。サッカー強豪国ですが、メダルは女子サッカーの銅のみであり、競技ごとの人材配分がうまくいってない気もします。

11位 ニュージーランド
ベスト10としたかったですが、金メダル2桁ということでこちらも。
東京大会では金7個でスポーツ強豪国という感じでしたが、晴れて2桁10個を獲得してスポーツ大国の仲間入りですね。
得意ジャンルは自転車系と水系競技。自転車では金2個を含む計5個。カヌーは金4個ですでに過半となっています。またゴルフ界のスターであるリディア・コが金メダルと個別協議で確実なメダル獲得が飛躍ポイントだったと思われます。

日本はお家芸と言われるのは、柔道・体操・レスリングですが、これらの競技も変化が起こっています。これまでエース各だった柔道が金メダルもメダル数も落ちている中、レスリングが女子だけでなく、男子でも金メダルが複数獲れるまでになっています。体操は内村が復活させたものを橋本・岡と
系譜が繋がっているので安心感があります。加えて新興スポーツであるスケートボードやブレイキンで日本人がメダルを獲れているのは、素晴らしいと思います。

現在飛躍中の競技としては、卓球フェンシングがあります。卓球は中国勢と、フェンシングは欧米勢との差が年々狭まっており、今後も良い結果が期待できそうです。

一方で強かった競泳が没落しているのが寂しいですね。自由形が弱いのは昔からなんですが、その他はメダルも獲得できていたのに、近年他国との差が開いており、今回は距離を明確に感じてしまいました。それ以外だと、実力がうまく発揮できていないものとして、バドミントン・トランポリン・スポーツクライミングがあります。これらはオリンピック以外だと好成績なのに、オリンピックでの成果が出てないものです。メンタルなのか、これが実力なのか難しいところですが、何かのきっかけで変わってくれそうな気もするんですけどね。

次回はロサンゼルスですね。地元ということで、米国は盛り上がるでしょうから、景気も良くなりますしお祭りな雰囲気が続きそうです。日本もこの祭典で盛り上がれるよう、今回の強さを維持しつつ、世界トップ3を盤石なものにして欲しいですね。

トムクルーズ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?