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大阪・京都旅行:大阪街歩き

先日の4泊5日の大阪・京都旅行では、初めの2日間をそれぞれライブ&即売会といったニンジャヘッズ関連のイベントに、残りの3日間を個人的な観光に充てた。特に、京都へは成人してからは一度も行ったことがなく、常々行ってみたいなと思っており、ようやく念願が叶った形となった。

わりと有名な観光地を回ってきただけなので、たいして変わった旅ではないけれども、一眼レフ(Pentax K-r)を携えての一人旅なだけに写真がけっこうある。なので、後半3日間の旅行パートについて、何回かに分けてnote記事として残しておきたい。多少なりとも記憶が新鮮なうちに…。

なお、道中どこをどう巡ったかというような記録は、Googleマップの機能「タイムライン」にお世話になった。これ、めちゃめちゃ便利ですよ。私はプライバシーを完全にGoogleに売り渡しているので、位置情報とかを惜しみなく提供しているのだけど、これに関してはリスクよりもメリットのほうが断然大きい(わたしの場合です)。特に何もせずとも、ただスマホを持ち歩いているだけでライフログが残るのチョークールだねと思う。

Googleマップにログインした状態で、メニュー>タイムラインでタイムラインを表示できる。位置情報を有効にしてさえいれば、かなり昔の記録まで遡ることができてビビる(わたしの場合は2013年の記録から残っていた)。

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道頓堀~日本橋~通天閣

6月25日朝7時、心斎橋のカプセルホテル「Cargo」の一室で目覚める。この宿については、先の記事(大阪と京都の宿がとても良かった|R-9|note)で書いたとおり。意外なほどに土日のイベントの疲れは残っていなくて、これなら朝からバリバリ動けるなという感じのコンディション。

この日は14:30に「太陽の塔」の内部観覧(後述)の予定が入っていたので、遅くとも13時前にはミナミを発って千里に向かわなければならない。折しも大阪府北部地震の影響で大阪モノレールの運行状況が読めないため、早めの移動を考えたとき、実質的な大阪市内観光ができるのは午前中のわずかな時間だけ…。時間に急かされる旅はしたくないのだけれど、致し方ない。

キャリーカートをホテルのフロントに預けて、8:30に出発。心斎橋筋をずーっと歩いて南下していく。話に聞いた大阪のアーケード、確かにとんでもなく長い。ストリートを「筋」と呼ぶのも独特でおもしろいと思う。歩いていると、この時間帯サラリーマンなどの通勤客はみんな逆方向、キタへ向かっていくようだ。

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当然ながら朝9時前の道頓堀はまだほとんどの店がシャッターを下ろしているため、そのままどんどん進む。難波、日本橋を経由して1時間ほど歩いて通天閣。

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通天閣くらいの高さの建築物(108m)って、現実の風景に溶け込んだときに妙なリアリティがあって好きだ。広告メッセージもこう、「皆さんを守るオムラ社のマシンガン」じゃないけど、ディストピア感が出ていていい。

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旅に出ると高いところに登りたくなる。特に旅の最終日とかに、さんざん自分の足で歩き回ったところとまだ未知のエリアを俯瞰して、自分のものとして咀嚼する感覚がいい。ちょうど、SwitchのゼルダBotWで塔に登るのと同じ。その都市がアンロックされたように感じるのかな。

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ナナメに傾斜したガラス窓から足もとを見る。わたしは軽度の高所恐怖症で、できることならこんなふうに覗き込みたくはないのだけど、アクティブな高所恐怖症なので、なんだかんだ言いながら窓際に吸い寄せられてしまう…ヒエッ高い。

土曜日にライブのあった心斎橋のあたり、日曜に即売会のあった南港方面、そして今さっき歩いてきた通りを眺めてみて、大阪はまだまだ全然開拓できていないなあと感じる。時間があれば、大阪城や海遊館やあべのハルカスも行ってみたかったし、フツーの町並みも歩いてみたかったね。

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時間が押していたら地下鉄の堺筋線でホテルに戻ろうかと思っていたけど、この時点でまだ11時前で余裕があったので、せっかくだからと歩いて道頓堀まで引き返す。前々日にHMCのみんなと食べたたこ焼きが美味しかったので、どこかしら別の店でまた食べたいと思ってふらふら歩いて探してみた。

大阪、本当にたこ焼き店が多い。メジャーなファストフードとして、ハンバーガーを凌ぐ勢いでたこ焼き屋が軒を連ねているのは不思議な感覚だ。しかも多分あんまり当たり外れがなく、入念に下調べせず適当にふらっと入る店が美味しい。というか土曜日がまさにそうだった。

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この日も、道の角で職人さんがたこ焼きを焼いていてちょっと行列になっていた店にふらっと並んでみた。けっこう有名なお店らしい「十八番」。前に並んでいた中国人観光客が、出来上がったたこ焼きの包みを渡すお姉さんを引き留めて写真に収めたりしている。この暑いなか、そんなサービスまでやるなんて大変だ…。

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でね、大阪のたこ焼きなんだけど、よく東京でも屋台とかで出すなんの変哲もないやつかと思いきや、全然概念が違うんだ。中とかホントに火が通っているのかと思うくらいトロトロで、しかも生地にしっかり味がついているのでソースとかマヨネーズに過剰に頼る必要がないみたいな。なるほどこれは食べなきゃわからない。

うちは父親が関西人(和歌山県)で、子供のころからよく夕飯としてお好み焼きは食べてきた。3~4週間に1回くらいの頻度で。それでも、よく言うたこ焼き機ってのはなくて、たこ焼き自体にはさほど馴染みがない。そんな自分からすると、この大阪の、なんというか主張の強いたこ焼き体験はけっこうショッキングだった。価値観変わる。

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再び心斎橋筋を歩く。先ほどとは違って多くが店を開け賑わっているのを見て、そういえば大阪に来てまだ「551蓬莱」の豚まんを食べていないことを思い出した。大阪へ行った友人が口々に言う551…。Googleマップで調べたら御堂筋大丸のB1、いわゆるデパ地下に店舗があることを知りさっそく行ってみることに。

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パカー。道頓堀のように外で腰かけて食べられそうな場所もなく、ホテルのカフェを借りた。これは美味しい。皮が蒸したてふわっふわなのはもちろん、あんに独特のクセのある風味と旨味がある。似たものは例えば横浜の中華街とかにはあるだろうけれども、コンビニだったり関東で一般的に売っているスーパーのチルドの肉まんとは全然別物なのはわかる。

ランチを済ませて、ホテルで荷物も回収した!12時を回ったところで、いよいよ太陽の塔に会うために万博記念公園に向けて出発。

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次回(大阪・京都旅行:太陽の塔に会いに行く|R-9|note)に続く。

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