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Music Unity 2020 #MU2020 ありがとうございました

というわけでこちら(「Music Unity 2020 ♯MU2020 に参加します|R-9|note」)の配信イベント、無事に終了しました。ご視聴くださった方々、どうもありがとうございました。最終的には深夜2時まで延長して1万人以上が同時接続していたようですね! MOGRAの山田さんをはじめとする関係各位のバイタリティとスピード感に感服です。

そして茶箱チームを率いた店長のエージさん、最高の映像を作ってくださったコーノさんとのださん、本当にありがとうございました。

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何十回も立たせてもらったこのDJブース、いつだって気合は入るけれど、にしてもこの日ほどの緊張感を味わったことはありません。だってフロアには3人しかいないのに、3,000人観ているんだよ! 余裕はないながらも、ブース内のPCでTwitchのコメントも追っていました。投げ銭やドネーションもたくさんいただけたようで…無事仕事を完遂できてほっとしています。

プレイリストです。

R-9 @ #MU2020 , Sabaco. 2020-04-04 16:00-17:00
01. Edit Select - The Passing
02. Cari Lekebusch - Manual.prg (Inter.a)
03. Oisel - Eteronoma
04. Planetary Assault Systems - Engage Now
05. Keikari - Harmi (Moddullar Rmx)
06. Randomer - Fat Purple Figs
07. Avgusto - When The Going Gets Rough
08. Westbam - The Mayday Anthem
09. Vladw - If I Arrive, I Enter, If I Enter, I Triumph
10. Moddullar - Fatal
11. SHXCXCHCXSH - FFUFFUFU
12. Mike Parker - Lustration Three (Atlantic)
13. ASC - Saturate
14. Grey Area - Grey Area 1 (B2)
15. Clarity - Inclination
16. Dub Phizix - Break It
17. Blu Mar Ten - Somewhere (Frederic Robinson Remix)
18. Torn - Sin
19. 0010X0010 - Alien Love Syndrome
20. Notzing - Morphing Floors
21. Ocktawian - YE666
22. R-9 - Immune System
23. Cari Lekebusch - Unite
24. Radial - Fat Van Dale

イントロだけ事前に考えておいて、あとはぼんやりとしたイメージに合わせてその場のインスピレーションで選曲していったのですが、なにしろ普段と違ってフロアで踊っている人の直接のリアクションがないから、独りよがりの展開にならないように苦心しました。十数年もお世話になっている茶箱の看板を背負って絶対にダサいDJはできない…。幸いにして体調は万全で体温は平熱だったけど、手汗やばかったね。

本来は4時間のセットのつもりで、それを2時間に短縮したうちの前半1時間。普段なら立ち上げからじわじわ持っていきたいところだけど、配信ありきなのでほぼスタートダッシュのような感じで、135bpmの走ってるテクノからレイヴっぽい感じに持っていきました。使うところがあればいいな、くらいだった"Mayday Anthem"(1992)を使えてよかった。今のクラブを取り巻く状況はまさにメーデーだ。

途中でドラムンベースに行ってテクノに戻ってくる流れも、できれば入れたいと思っていた要素なので、うまくハマる展開にできてうれしい。BPMの変化としては、135→90→180→90→135みたいな感じ。3拍のキックでループする3拍子のテクノは、135÷3×4で180のドラムンの世界観と接続できる。これはグレイ・エリアといってASCなどが2010年代半ばに開拓しはじめた概念なのですが、わたしはこれと3拍子テクノにむちゃくちゃ可能性を感じており(18世紀は3拍子のダンスミュージックのほうがむしろメジャーだった)、いいミックスのしかたについて今後も試行錯誤していきたい。

Music Unity 2020全体のアーカイブはMOGRAさんのTwitchチャンネルに上がっているようです。

茶箱での延長戦のプレイリストはこちら。

(Extended) 2020-04-04 17:00-18:00
25. Jeroen Liebregts - Vloer
26. Radial - Kickdrum Light
27. David Roiseux - I will not fall
28. Cari Lekebusch - Attitydknackaren (Nima Khak Remix)
29. Alexi Delano Presents A.D. 1010 - Wanna Get Deeper
30. Mike Parker & Donato Dozzy - Stegosauria
31. SHXCXCHCXSH - ZZNNZNZNNZN
32. Gemini Voice Archive - Absoluto Disparate
33. Mutate - Circle 3 (Mike Parker Remix)
34. ASC - Turbulence
35. ASC - Wave Upon Wave
36. Dj Surgeles - 28.000 Light Years (Jeroen Search Remix)
37. Mike Parker - Novus Wave
38. Mike Parker - Metamora
39. James Ruskin - Work
40. Gemini Voice Archive - Framauro's Plains
41. TWR72 - Beertje
42. DVS1 - Black Russian
43. R-9 - Dirty Echoes
44. Andreas Kauffelt & Toby Izui - Sabako
45. Drumcell - Empty
46. Dino Sabatini - And it All Ends Here feat. Antonello Salis

ひと仕事終わって気が抜けてしまい、選曲に迷いが出た部分もありつつも、深い方向に持っていって、用意した大好きな曲で終われたので満足です。間が持たなければ使おうと思ってシンセ(TB-3)も、結局ちょこっと音を足したくらいで、そんな余裕はなかったね。

"Sabako"という曲は今回どうしても使いたくて、レコードでしか持っていなかったから改めてデジタルで買いました。っていうかデジタル出てるの知らなかった。コンピレーションの1曲として収録されているものみたい。

この曲、トビーさんとAndreas Kauffeltによって、まさにここ茶箱さんでレコーディングされた作品なのです。音数の少ない控えめのグルーヴの曲だけど、茶箱のサウンドシステムで聞くとうねるようなベースラインの凶暴さがよく分かるので、配信で聴いていた方にもいずれ茶箱のレイオーディオで聴いてほしい。

アーカイブはこちらの茶箱さんのTwitchチャンネルに残していただいているみたいです。

それにしても、この4月4日の企画(Music Unityじゃなくて、本来の茶箱でのイベントのほうね)、実に紆余曲折ありまして…。日々刻々と変わる状況に翻弄されながら、どういった形態での開催が相応しいのか、またそもそも中止すべきではないのかなどについて、茶箱エージさんに相談しつつも自問自答する毎日でした。

今回に関しては、自分ひとりが責任者でプレイヤーなので、どんなに策を練って告知しても当日わたしが発熱してしまえば終わりだし…そもそも、わたしが既に無症状感染者であるとの最悪の仮定に立つなら、お店に行くこと自体がかえって迷惑をかけてしまうことになる。今回の形がベストだったかと言えるかどうかは、正直まだ分かりません。終わってしまった今となっては、ただ祈るような気持ち。

それでも、こうしてほとんど偶然にも大きな企画の一部として、しかも20年DJをやってきた節目に加われたということには、運命的なものを感じています。多少なりともご恩返しができたかな。

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ドリンクパスも新しいのを購入しました

改めて、配信を観てくださった方、SNSなどを通じて応援をくださった方どうもありがとうございました。心強かったです。相変わらず厳しくも不安な日々が続きますが、必ずみんなサヴァイヴしてまた遊びましょう。

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