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自転車でコケた顛末

昨日8月11日16時ごろ、近所を自転車で走行中に落車して骨折するなどのケガをしてしまいました。最悪の大事には至らずどうぞご心配なくなのですが、取り急ぎのご報告と顛末についてメモっておこうかなと思います。

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コミケ参加の翌日、特に予定もなかったもので近所で昼食がてら軽く乗ろうと思って、自転車を出しました。よく事故るときには虫の知らせがあるという人もいますが、わたしは鈍いのかまったくなんの予感もなかった。この暑さなので遠出する気こそなかったものの、先日の新横浜花火大会も自転車で行ってきたことだし、いつものようにゆるポタリングの気分でした。

帰路。ほぼ直線下り坂の遊歩道上を低速で走行中に、突然コケる。路面が滑ったとかタイヤが窪みに落ちたとかでも全然なく、まして無謀な運転をしていたなんてことも当然なく、まったく想定していないタイミングで転倒しただけに、頭のなかは「やってしまった~」とかでもなくて、ただ「!?」みたいな感じ。気がついたら左半身を下に、横倒しになって呻いていた。

まずヘルメットを被っていた頭、次いで着用していたサングラスが無事なことを確認し、左半身の肩、肘、腰の擦り傷の程度を確認。転んだ場所が単にコンクリあるいは石材敷きの平面だったことが幸いした。ただ、その時点でどうも肩がおかしいっていうかポコッと外れてるみたいな感じがしたので、強いて動かさないようにした。

周囲は住宅に囲まれているものの、お盆期間の遊歩道は静まり返っていて、人通りもない。逆に目撃者がいたとしたら、救急車呼ぶだのなんだのと余計に大事になっていたかもしれない。とりあえず、立ち上がれそうだったのでなんとか自力で自転車を起こして、割れて散乱したバーエンドバー(自転車のハンドルバーの両端に垂直に取り付けるパーツ)のプラ部品を回収し、自宅まで押して歩いて帰る。あれはもうなんだか、脳内麻薬が出ていたのか痛みもよく分からないような感じで、ただ脂汗をダラダラ流しながらなんとか帰宅。幸い、現場から自宅までは800mそこそこの距離でした。

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自宅に家族がおり、事情を説明して救急病院を手配してもらう。なにしろ盆休み期間、それも日曜なのであちこち回されつつ、自分でも電話で状況を説明したりなんかして、ようやく近くの総合病院の救急外来を手配してもらい、車で。この時点では、事故直後のある種の興奮状態が切れてきたのか、いったん横になったら起き上がれないような感じで、介助してもらいつつ。

血圧測ったりレントゲン撮ったりの検査をした結果、鎖骨が折れてるって。人生初骨折だ! わたしは子供のころから運動神経が皆無なのを自覚しており、体を動かすことに関してはめちゃくちゃ用心深く立ち回ってきたので、いわゆる大きなケガをせずにこの歳まで来たんだけど、ここへ来てようやくごくメジャーな実績を解除しましたね。折れてるかあ~、意外に自分では分からないものだ。

ただレントゲンで見たところ、さほど大きなズレも見られず、外側から固定していれば治りそうとのことで、「鎖骨固定帯」を着用するように言われた。そういう専用アイテムがあるんだね。

形状としては、バックパックのベルトのみの部分、ハーネスそのもので、肩を下げて胸を張った状態を維持するためのもの。基本的にはこれを着用したうえで、折った左サイドの腕を肩より上に上げないように注意された。というか痛くて上げられない…。薬としては痛み止め(ロキソニン)を3日分処方してもらった。

現状、左の肩から腰にかけては全体的に挫傷、打ち身のような感じで、じわじわと鈍く痛い。首の筋もちょっとおかしい。表面の広範囲の擦り傷もそうだけども、鎖骨を固定されて可動域を制限されていることもあって、横になるのも起き上がるのにも難儀するし、いちいち動きが初期型のASIMOみたいになってしまう。

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でも逆に言えばまあ、その程度で済んだとも言えます。今回は落車が障害物のない平坦な遊歩道だったからで、あれが歩行者との事故だったらとか、車道だったらとか、いくらでも最悪のケースは想定できるわけですね。

なかでも不幸中の幸いだったのが、頭のダメージがなかったことです。顔は完全に無傷な一方、ヘルメットの側面はがっつり削れていたので、近所だからと着けていなかったらマジで危なかった。地べたに横倒しになって最初に確認したことが、両手両足が思い通りに動かせるかどうかでした。

街乗り自転車で流行っているちょっとおしゃれなカスクとかって、あのコケかたしたら全然効果ないなと思います。あんま似合わなくてもちゃんとヘルメット被ろう。

次いで、自分の体の最大のウィークポイントである目を怪我しなかったことも助かった。わたしは両目とも網膜裂孔の治療済みで、このうえ外的な衝撃が加わるとただで済まないのは分かっているので、そもそも度付きサングラスがノーダメージだったことも含めて、ただ幸運に感謝するしかない。

バッグに入れていた新しいスマホ(Pixel)も無事でした。スマホ割れるのがたぶん地味に一番ダメージ引きずると思うから…。

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明日また改めて通院するので、それ次第では今後どうなるかちょっと分かりませんが、基本デスクワークは100%支障なくできる状態なので、お仕事関連は通常営業の予定です(この文章もふつうにパソコンに向かってキーボードで書いている)。というかお盆期間に予定している制作案件が複数あるので、事故ったとき最初に頭をよぎったのはそのことだった。「ウワーッ、どうやって伸ばしてもらおう…」みたいな。その心配はなさそうです。

あと、今月来月にかけて予定している約束ごとなどについては、状況をみて個別にご連絡します。失礼ながらこの記事にて第一報とさせてください。お騒がせしてすみません…。

今日は本当は、中野で開催される中野駅前盆踊り大会のステージに出演されるザ・リーサルウェポンズを応援に行く予定だったのですが、さすがに昨日の今日で電車は無理っぽいので泣く泣く諦めました。代わりに遊び行くかたのレポート待ってます!

あとはそうですね、仕事してないときはYouTubeで期間限定公開中のシンフォギアシリーズ全話進めてみたりとか、VTuberさんの動画をだらだら見たりだとか(昨日寝れなくてみとちゃんの放課後ニコ生放送局を見て、笑いすぎて骨に響く痛みと闘ったりしていた…)、ともかく養生して過ごそうと思っています。

まあ、スポーツ自転車を趣味にする限りいずれはコケるっていうから、わたしにとってはそのタイミングが昨日だったってことなのかなと思います。どうせなら、なるべく最新型のASIMOみたいに小走りしたりパラパラ踊ったりできるようになるようリハビリがんばります。

えっ、ASIMOって2018年でもう開発終わってるの? そう…

8月13日追記:
休祝日明け、改めて整形外科を受診したところ、やはり骨のズレはほとんどなく手術は不要、固定したまま経過をみることになりました。全治4週間…。Twitterなどでは、いろいろと励ましのお声がけをいただき恐縮です。

救急外来&再診費用。いろんな意味で痛いけど、お勉強代程度で済んでよかったとも言える。どうもありがとうございます。

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