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music barオーナーが考える、音がいいとは何なのか?

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レコードで音楽を聴きながら、スペシャルティコーヒーやナチュラルワインが楽しめる中目黒カフェ&ワインバーepulorオーナーが考える、音の良さについてのマガジンです。
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2021年1月の記事一覧

music barオーナーが考える、結局、音がいいとは何なのか?アナログレコードはどのようにつくられるのか?

music barオーナーが考える、結局、音がいいとは何なのか?アナログレコードはどのようにつくられるのか?

録音された音楽がレコードになるのまでには、どのようなプロセスになっているのだろうか。

CDなどのデジタル音源は、レコーディング後マスタリングした音源をそのままデジタル処理して使うのに対し、アナログレコードはそこからさらにカッティングとプレスという2段階のプロセスが必要だ。特にカッティングはとても重要で、これがうまく行ってないレコードも少なくない。

以前、レコードはデジタル処理されてないがゆえ情

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music barオーナーが考える、結局、音がいいとは何なのか?アナログとデジタルの違いとは。

music barオーナーが考える、結局、音がいいとは何なのか?アナログとデジタルの違いとは。

同じ音楽を聴くのでも、音源がアナログやデジタルだったりで、音の良さは変わるのだろうか。そもそもアナログ・デジタルとは何なのだろうか。

アナログ時計とデジタル時計の違いを考えてみよう。アナログ時計は秒針が連続的に回ることにより時間の経過を表現する。それに対してデジタル時計は一秒ごとの表示で時間の経過を表現する。つまり、デジタルとは、なだらかな坂道を階段にするような、ある種の近似なのだ。

デジタル

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music barオーナーが考える、結局、音がいいとは何なのか?そもそも音とは何なのか?

music barオーナーが考える、結局、音がいいとは何なのか?そもそも音とは何なのか?

同じ音楽でも、いい音響で聴くと、その感動が大きく変わる。心の中には人それぞれ感度のセンサーがあるものだが、一定のレベルを超える音響になると、それが非連続な昇華となり、人の心を揺さぶる。音楽好きの人には、ぜひとも経験してほしい瞬間だ。

だが、音の良さの表現については、人によってかなり曖昧になる。オーディオ好きの人が言う、硬い音、柔らかい音、管楽器が鳴る、クラシック向き、ジャズ向き、、というのは、理

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