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マイクロソフトのAIでプレゼン(No.217)

近年、”AI、エーアイ”と騒がしい
ですが、コロナが明けた2023年
から利用が本格化した感があります。

AI(人工知能)のツールで
最も有名なのはChatGPT
(チャット・ジーピーティー)でしょう。

普段話しているような言葉で
質問するとその回答が返ってくる
というものです。

その文章を使っていろいろな
ものに加工していくわけですが、
別のソフトに移すプロセスが
ありました。

ところが、マイクロソフト社は
ワードやエクセル、パワーポイント等で
AI機能が使える「Copilot」(コパイロット)
というアプリのサービスを始めました。

最新のワードなどのアプリなどが使える
「Microsoft365」という
クラウド型のサービスを使っていれば、
コパイロットが使えます。

日本語にも対応しています。

現在は法人契約のみにサービスが
提供されていますが、個人利用の
開始も時間の問題でしょう。

コパイロットと最も相性のよい
アプリがパワーポイントと
言われています。

その使い方ですが、現状は画面
右側にある枠に
「なぜ残業はよくないかに
ついて説明したい」のように
指示を文章で入れると、
それに適した説明文の箇条書き、
見栄えのよい背景やフォント、
色などでスライドが生成されます。

写真やイラストも、スライドに入って
くるものはマイクロソフトが
準備したものなので、どこかに許可
を取る必要もなく、自由に利用できる
のも助かります。

ただ、それだけでは説得力に
欠けます。

実際に企業で使っていくためには
写真やグラフをAI機能でレイアウト
してもらうようなイメージです。

コパイロットの出現で何が
便利になるかというと、異なる
企業の別々のアプリを使わなくても
マイクロソフトの製品だけで、
プレゼン資料制作から、オンライン会議、
その会議の文字起こしなどがほぼ自動化
されるという点です。

私も法人契約をしているわけではなく、
デモを見せてもらっただけなので、
今後はこの道具をどのように使っていく
かを考えるのが人間の仕事になりそうです。

たとえば、企業が開発した新製品
のプレゼンだとすると、
その商品写真や開発途中の記録、
製品に関するデータなどは、
AIがいくら探しても、その企業の内部に
しかありません。

コパイロットでプレゼン資料を
作る前提で、使える素材を自社で
ストックしていくという考え方が
求められていくでしょう。

また、自己紹介なども、AIはあなたの
生い立ちや心に残るエピソードなどは
知らないので、自分で準備する必要が
あるでしょうね。

今後はコパイロットに指示を出す文章
を書くライターのような職業が
生まれるかもしれません。
(コパライター?)

個人利用は月額3,200円程度になる
見込みということです。

詳しい機能はマイクロソフト社の
公式ページで↓
https://support.microsoft.com/ja-jp/copilot-powerpoint

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