シンプルを考える3冊
新しい扉を開き、漠然とした思いに風穴を開けてくれる読書の時間。今回は、装飾を削ぎ落とした本質や、原点回帰の大切さに気付かせてくれる、『シンプル』がキーワードの3冊を紹介します。洗練の極みこその豊かさを考えてみるのはいかがでしょう。
FOLK old book store の吉村 祥さんに選書いただきました。
実用書から小説、漫画までもが多様に、そして新刊と古本が半々で並ぶ、然の出会いが楽しい大阪の書店を経営。「原初的なものはもちろん、経験や手入れを経て気付くシンプルもある。そんな視点で選びました。」
『和田誠展』公式図録
和田誠展制作チーム編集
イラストレーター、デザイナー、映画監督、エッセイスト、装丁家などとして活躍した和田誠さんの、作品、生涯、言葉を収録。
小林カツ代 COOK BOOK 300
小林カツ代著/本田明子監修
『簡単・早い・おいしい』がモットーの、300品以上のカツ代流レシピを掲載。無駄を省いた賢い知恵とコツが随所にきらり。
目であるく、かたちをきく、さわってみる。
マーシャ・ブラウン 文と写真/谷川俊太郎訳
絵本作家ならではのみずみずしい視点が光る写真、優しく語りかける言葉、そして美しい日本語訳に魅了される写真絵本。