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【813回】宮川ひろ、小泉るみ子「しっぱいにかんぱい!」


リレーのアンカーを務めた姉に、突然の失敗が…

チームの期待を背負って走ったのに。大きなミスが宣告される。みんなのがんばりを台無しにした…
落ち込み布団にこもる姉。

ところが、姉の祖父は失敗に乾杯するという。

失敗の回復には、語ることが薬になる。

語って、なにか心の変化が、わずかにも現れたら、それは回復への兆し。

それでも、高まったり落ち込んだり、気持ちの上下はあるかもしれない。

語り続ける。

語りはケアなんだなあと実感できる本だった。

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