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本、読んだで。

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読んだ本の記録です。浅く軽く、書き残しております。
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#読書

【813回】宮川ひろ、小泉るみ子「しっぱいにかんぱい!」

リレーのアンカーを務めた姉に、突然の失敗が… チームの期待を背負って走ったのに。大きなミ…

のらねこ
4週間前
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【812回】加納朋子「カーテンコール!」

発売直後に買ったのに、3年近くほったらかしいしていた本。 「私の気持ちなんかだれも判って…

のらねこ
4週間前
1

【811回】岡田憲治「教室を生きのびる政治学」

政治は手の届かない遠くにあるもの。 ずるく、誤りを認めず、自分の地位を保つために権力を駆…

のらねこ
1か月前
3

【810回】香山リカ「61歳で大学教授やめて、北海道で『へき地のお医者さん』はじめま…

香山リカ。 90年代か、ファミコン通信(ファミ通)で、「尻に目薬 目に座薬」という連載をされ…

のらねこ
2か月前
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【808回】中村淳彦「パパ活女子」

コロナパンデミックで収入が途絶えた女性。 学費を払うためにお金が必要が女性。 稼ぐための仕…

のらねこ
2か月前
2

【807回】姫野桂「ルポ高学歴発達障害」

例えば、「空気を読めない」「マルチタスクが難しい」「言葉をそのまま受け止める」「思いつい…

のらねこ
2か月前
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【806回】阿部恭子「高学歴難民」

「東大、京大、阪大、名大、北大、九州大…なんて頭いいんだろう」 20世紀末、高校生だった僕にとっては、手の届かない狭き門。 ああ、有名大学に進んだ人たちには、エリートコースが約束されているんだな。 僕には縁のない世界だな。 時は流れ、「高学歴」の人たちが社会の中で苦しむ本が登場した。 エリートだから、世の中を進みやすいはずでは?いや、そんなことはない。 勉強は得意でも、社会に出て、会社で働く生活が苦手な人。 高学歴にプライドを持ち、まわりを見下してしまう人。 阿部恭子「

【805回】藤原正範「罪を犯した人々を支える」

例えば、相模原障害者施設殺傷事件のような大変な被害を及ぼした殺人事件の裁判報告は、報告さ…

のらねこ
2か月前
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【804回】安部公房「カンガルー・ノート」

僕が大好きな漫画に、ジョジョの奇妙な冒険がある。 合計120巻を超えるストーリーの壮大さ。そ…

のらねこ
2か月前
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【801回】甲斐みのり「日本全国 地元パン」

表紙を見るだけで、口腔が刺激される。腹減った。 2024年の時代でも、これほど、各地域にしか…

のらねこ
2か月前
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【800回】勝田茅生「ヴィクトール・フランクル それでも人生には意味がある」

第2次世界対戦での、ドイツが行った歴史上最悪行為の虐殺が行われた「絶滅収容所」の体験を記…

のらねこ
2か月前
1

【799回】細見均「絵心がない先生のための図工指導の教科書」

本書を手にしたのは、出版社のページで目次を確認したからだ。 つまり、「図工の評価について…

のらねこ
2か月前

【798回】バスティアン・ハイン、若林美佐知「ナチ親衛隊(SS)」

ナチスの親衛隊の誕生、拡大、実験や虐殺、戦後の裁判、ドイツ社会への復帰まで。 偏った考え…

のらねこ
2か月前
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【797回】高松美咲「スキップとローファー 10巻」

前巻から、友人を連れて主人公の故郷に行くエピソードが描かれていた。 本巻は、その続きである。 主人公の故郷が、能登半島ではないか?と気になってはいた。その通りだった。 巻末に著者の思いが書かれていた。 著者の親族も地震に巻き込まれたこと。 著者が描いていた景色は消えてしまったこと。 この漫画の世界の能登は、地震もなく、同じ景色が続いていくと思う。 自身の大事な故郷を漫画で描いていたのに、現実では崩壊している。著者の心中を思うと、察するに余りある。 人生、楽しさがある。 この