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本、読んだで。

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読んだ本の記録です。浅く軽く、書き残しております。
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記事一覧

【841回】戸谷洋志「生きることは頼ること」

ハンナ・アーレント、國分功一郎、ハンス・ヨナス、エヴァ・フェダー・キテイ、ジュディス・バ…

のらねこ
3時間前
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【838回】死海のほとり

遠藤周作「死海のほとり」 昭和48年に刊行された本作では、イランとイスラエルは行き来ができ…

のらねこ
12日前
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【835回】ネムルバカ

石黒正数「ネムルバカ」 女子寮に住む、2人の大学生が主人公。先輩の鯨井と後輩の入巣のコン…

のらねこ
4週間前
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【834回】路傍のフジイ 1

鍋倉夫「路傍のフジイ 1」 読みながら、目頭が熱くなる。 「やりたいことも 知りたいことも …

のらねこ
4週間前
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【826回】「いのちの芽」

大江満雄 編 「詩集 いのちの芽」(岩波文庫) ハンセン病当事者が作った詩を集めたもの。ハ…

のらねこ
1か月前
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【825回】「フランス革命の志士たち」

安達正勝といえば、「物語フランス革命」(中公新書)だろう。 この本との出会いが、フランス…

のらねこ
1か月前
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【824回】「見逃せないヘンな信号機」

世の中には、本当に、様々な本が存在している。 信号機の写真集、すぐ手に取ってしまった。 集約設置・集約灯器の信号機。特に、歩行者用・車両用集約タイプ。 歩行者用の表示が横向きになり、見上げないと使えない。 そのようなデザインが、好き。 仙台か名古屋にしか見られないレアな信号機なのだ。 全国一律のように見えて、実は各地方により、独特なデザインになっていたりする。 信号機や標識、看板など。 自分は、デザインを探すのが好きなのかもしれないな。

【821回】相原コージ「うつ病になってマンガが描けなくなりました 退院編」

相原コージ「うつ病になってマンガが描けなくなりました 退院編」 発病編、入院編に続く、完…

のらねこ
1か月前
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【820回】「人権宣言集」

マグナ・カルタ、権利章典、アメリカ独立宣言、フランス人権宣言そして世界人権宣言。社会科の…

のらねこ
2か月前
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【819回】杉原泰雄「憲法読本 第4版」

日本国憲法の誕生経緯と、日本国憲法に沿った政治がされていない現状について読み、ため息をつ…

のらねこ
2か月前
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【818回】「あたらしい憲法のはなし」

「あたらしい憲法のはなし」 1947年(昭和22年)から5年間、中学一年生社会科の教科書として使…

のらねこ
2か月前

【817回】土井敏邦「ガザからの報告」

ガザで生きている当事者の声を読む。 イスラエルに追い詰められたパレスチナ側。その抵抗運動…

のらねこ
2か月前

【816回】灰谷健次郎「砂場の少年」

灰谷健次郎「砂場の少年」を読んだ。 読むのは3回目かな。それにしても、ストーリーを覚えて…

のらねこ
2か月前
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【815回】前田康裕「まんがで知るデジタルの学び3」

本書では、教師が力を合わせる姿が描かれる。 その苦悩も、力を合わせた結果も。 何よりも、小中学校という異校種がチームになる物語がよい。 幼小でも、特別支援学校の学部内でも、異なる部署が協力できたら。 読んだあと、10年以上前の職員室に戻っている自分がいた。 その頃、Excelが苦手だ、仕事が進まないと訴えた同僚がいた。 何を言ってるの?という思いが湧き上がり、僕は大きな声で、言葉を吐いた。 「子どもに変化を求める大人が何を言っているのか。勉強してできるようになればいい」