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それでも、音楽を創り、届ける。#SmallThingsPJ

INTRODUCTION

EPISTROPHは東京を拠点に活動する、音楽を基軸としたクリエイティブレーベルです。COVID-19を発端とする未曽有の事態に、戸惑いを隠しきれない日々が続いています。

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音楽を全ての活動の基軸としている私たちにとって、「LIVEができないということ」が意味するのは、アーティストとオーディエンスが、その場・その時間・その空気を共有できないということ。「LIVEがお互いにとって不安であること」は、それぞれの心身はもちろん、一つのビジネスとしても健康的でなく、本来享受できるはずの“価値“が大きく損なわれているといえます。さまざまなプラットフォームのおかげで、楽曲自体に手軽にアクセスできたとしても、LIVEの価値は、唯一無二なのではないかと考えます。

今すぐにLIVEができる目処がたたなくても、アーティストである私たちは、音楽を創ること、届けることの模索を続けていきたいと思います。

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EPISTROPHは、アーティスト自身が運営するインディペンデントレーベルであるからこそ、こうした事態に、1レーベルとして、1アーティストとして、音楽を愛する人やこれからの社会に向けて、何ができるのかを考えてきました。取り組みは徐々に展開していきます。

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▶origami PRODUCTIONSのステートメントをうけて

LIVEのできない状態が想像以上に長引いている中、2020年3月30日に、いつもお世話になっているorigami PRODUCTIONSのみなさまから、創作に関する画期的な取り組みorigami Home Sessionsが発表されました。

私達 origami PRODUCTIONS のアーティストは、ライブができず収益が当面見込めないアーティストの皆さんに楽曲を無償提供する「origami Home Sessions」を立ち上げました。
ご提供するインストトラックやアカペラのデータを使ってコラボソングを作り、ネットにアップしたり、リリースも可能です。収益は全てリリースしたアーティストにご提供します。
もし日頃から私達とコラボをしたいと思ってくれているアーティストさんがいたら是非この機会にでコラボしましょう!
いつもコラボしている皆さんも音楽ファンの皆さんを少しでも元気付けるためにぜひ一緒に遊んでください。(公式サイトより転載)

EPISTROPHを運営するメンバーの中でも同様の取り組みが出来ないかを早々に話し合いました。origami PRODUCTIONSのこうした取り組みについて、EPISTROPH代表の荒田洸(WONK)はこう話します。

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まず、対馬さん(origami PRODUCTIONS 主宰)は早いなと思いました。今まで国内でこうした形式の取り組みって、そこまで多くなかったと思います。海外から配信プラットフォームが入り始めた時も、その頃すでに対馬さんたちは『どう広げるか』『どう繋げるか』を考えている人たちでした。音楽を愛しているからこそ、時代を先読みしていたり、常に世間ではマイナスとされていることを、プラスに持っていく力がすごいと思います。

EPISTROPHとしても、WONKとしても、ジャンル的にも、僕らの大先輩にはやっぱりOvallさんみたいな存在があって。国内のBeat Makerの文化を語る上でもお世話になってきたと思うし、どうしても内々になってしまうこのジャンルを国内でも着実に拡げていたり、かつ、メジャーシーンのプロデューサーとして国内の音楽シーン全体への功績もあったりして。土壌を作ってきてくれたというだけでなく、今も第一線でシーンを創り続ける姿にリスペクトしかないです」

▶︎#SmallThingsPJを始めます

今後の私たちの社会生活がどうなっていくのかは、誰にも予測がつかず、様々な想定を持ちながらも、クリエイターは、その本分となる創作と、それを届け、続けていくためのビジネスに向き合うことになると思います。

当面ライブが出来ず、収益が見込めないアーティストが、身近にも、そして、まだ出会えていない人たちもいることを思うと、少しでも健やかに音楽活動、創作活動を互いに継続できるよう、微力ではありますがWONKの「Small Things」という楽曲のデータを無償で提供させていただきたいと思います。

https://youtu.be/0dCQPWb0PLU

もちろん元楽曲もそのまま視聴可能です。アーティストの皆様は、楽曲のパラデータ、ステムデータ、楽譜もダウンロード可能です。そのまま使う、構成を変える、サンプリングする、カバーするなどして、歌を乗せたり、楽器を足すなどして自由にコラボしてください。収益は全てコラボ音源をリリース頂いたアーティストにご提供します。

そして、皆様がコラボして下さった楽曲は、WONKのSpotifyプレイリストでWONKリスナー、たくさんの音楽リスナーの方々にお楽しみ頂けるよう、まとめて公開させて頂きたいなと思っています。

▶︎アーティストのみなさんへ

下記ガイドラインをご確認の上、楽曲制作、リリース、音源の使用をお願いいたします。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示することを主な条件とし、改変はもちろん、営利目的での二次利用も許可される最も自由度の高いCCライセンスとなります。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/

この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。

①可能な限りコラボ表記を入れてください。
feat. WONK, Prod. by WONK, with WONK など表記はお任せ致します。

②SNSで拡散させる際は ハッシュタグ #SmallThingsPJ #アーティスト名 #WONK #ShoOgawa を入れてください。

③リリースの際はJASRACなど著作権団体への登録は避けてください。

🔻データダウンロードはこちら🔻

▶︎EPISTROPH代表・荒田洸から

「これは見方の一つですが、今の現状は、『アンダーグラウンド』とも言えるのかもしれないです。これまでの先達たちが耕してくれたその土壌のもとで、アンダーグラウンドで、みんなで切磋琢磨して、有機的につながって、自分たちにとっての新しいもの、価値だと思えるものを生み出すタイミングだと僕らは考えます。

未曾有の事態に対して私たちが出来ることは非常に限られていますが、この小さな取り組みが、少しでも世界を明るく照らす一助となれば幸いです。」

2020.3.31 WONK&EPISTROPH

SPECIAL THANKS 

GUITTER


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