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【レース回顧】東京新聞杯のお話

どうも!エピファさんです!

馬券がはずれて悔しいので、さっそく東京新聞杯の回顧をしていこうと思いますw

土曜の東京は1勝クラスで1分33秒0と馬場が速かったが、日曜の後半になるにつれて時計の出方は少し落ち着いた印象。イメージとしては2019年インディチャンプが勝った年より少し遅いかなという程度。超高速ではない。

トラックバイアスは土日とも変わらず前有利だったので、このレースで後方からの競馬を強いられた馬の評価は慎重にしたい。

また土曜は直線スピードが問われる馬場状態で上がり上位馬が独占していた。ただ先週に比べればそこも落ち着いていた。

それではレースラップを。

レースラップ:12.3 - 11.2 - 11.4 - 11.7 - 11.5 - 11.2 - 11.6 - 11.5
勝ちタイム:1分32秒4

前半4F:46秒6→後半4F:45秒8は馬場の速さを考えれば、極端にスローでもなく一応平均ペースの範囲に収まるが、トラックバイアスを考慮すれば先行馬に有利な展開だったはず。ただ比較的馬群は固まっていたので極端な前有利でもない。

残り4F地点の馬群。前走で遅れて後方からの競馬を強いられたトリプルエースは2番手を確保。さすがルメール騎手といった感じ。カラテ、ヴァンドギャルドは絶好のポジション。前走逃げたエントシャイデンは出遅れて、まさかの後方の位置取り。後半:45秒8のレースラップを考えると、サトノウィザードの位置ではさすがに物理的に間に合わない。

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残り3F地点の馬群。ヴァンドギャルドが追い出しにかかる。5着トラインはインの4番手を確保し、この日の馬場を味方につけての好走かなと。

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ヴァンドギャルドは早めに追い出し、直線では一旦はカラテより前に出る。ここら辺が最近福永の安定感に繋がっている印象。カテドラルは好枠だったが、直線では外を回して追い込んできているので普通に強い競馬。シャドウディーヴァも外を回しているので評価できる。

一方トラインは直線でもインに突っ込んでいるので、この5着はあまり評価できない。サトノウィザードがどれだけ雑な競馬をしていたかも分かるw

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カラテは直線半ばまで進路が空かず、かなり追い出しが遅れている。この後すぐに外に進路を切り替えたのは菅原騎手の好騎乗。それにしてもサトノウィザードww

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全体の流れを話したところで、次は各馬の回顧について。

1着 カラテ:△

ここ2走のパフォーマンスから覚醒している感じはあったが本物だった。これまでタフな馬場や上がりが問われる展開で好走していた馬だったので、今の東京の高速馬場と後傾ラップにしっかり対応して勝ち切ったのはデカい。素直に評価できる。

2着 カテドラル:消

後半:45秒8のレースラップを考えると、道中のポジションはギリギリだったはずなので強い競馬。また内枠だったが直線では外を回して追い込んできているので評価はできる。人気薄での好走だが次走も素直に評価したい。

3着 シャドウディーヴァ:▲

去年に続いての好走。やはりハーツクライ産駒だけあって左回りは安定傾向。カテドラル同様に外を回して追い込んできているので一定の評価はできる。ベストはペースが速くてバテ差しの展開が理想(秋華賞、オークス)。

4着 ヴァンドギャルド:◎

好位からの競馬だが直線では弾けず。斤量57kgだが、これを敗戦理由とするのは実績から腑に落ちない。となれば馬が走れる状態ではなかったと考える。終わってみればだが、帰厩が1月21日で中間の調教が少なく、1週前追い切りをやっていないなど調教過程に問題があった。力負けではないはず。

5着 トライン:消

イン前有利の馬場で好位の4番手から競馬したのでバイアスを最大限に活かした形。直線でも内に突っ込み理想の競馬だった。これが精一杯だろう。

6着サトノインプレッサ:消

復調気配。次走でもし人気しないなら買ってみたい。

7着 トリプルエース:△

一言「マイルだと好走レンジが狭いので、好走しにくいタイプ」という印象。レース前にも書いた通り、「理想は基礎スピードが問われる1400m質のレースラップ」。今回はレース質がそもそも合っていなかった。

条件戦を連勝したが、どちらも1400m質のレースラップ質だったことからもこれは正しいかなと。2走前のサンタクロースH(1着)は、45秒3→47秒3の2.0秒の前傾ラップ、3走前は前半33秒4→後半35秒6の前傾ラップ。2走ともこの馬向きの展開だった。前走が出遅れて明らかに脚を余した敗戦だったことにより「スムーズだったら‥」の部分に期待しすぎた感が人気にも反映されていた。

狙いたい条件:ペースの速いマイル戦or距離短縮

8着 サトノアーサー:消

前走+20kg からの今回-18kgだったのでだいぶ仕上げていた。好走パターンは「低速馬場+追走力の問われない展開」。それに加えて直線が長いコース向きなので好走レンジがかなり狭い。関谷記念はその3つが重なった印象。高速馬場は合わなく、前有利のバイアスで後方からの競馬となれば、この程度の着順におさまるのも納得。能力落ちも?

9着 サトノウィザード:消

前残りの馬場で後方からの競馬になったら実力が抜けていないと差せない、しかしそこまでの能力はないということで消し。案の定、出遅れて後方からの競馬。

6走前の月温泉特別の内容が圧巻だったことから高速馬場で一気にパフォを上げるタイプの馬なので、条件によっては買いたい。今回の敗戦はトラックバイアスからも納得できるので、オッズチャージしたと考えたい。

11着 エントシャイデン:消

京都金杯は逃げショック+前有利の展開で好走できただけなので過大評価は禁物だった。今回は出遅れて後方からの競馬で力は出せていないものの、前走が恵まれすぎていた印象。

12着 ロードマイウェイ:消

前有利のトラックバイアスの中、後方からの競馬だったので仕方ない。

狙いたい条件:キャピタルSのように小頭数の競馬、左回り

14着 ダイワキャグニー:○

トラックバイアスを考えれば、枠順と脚質は大きなアドバンテージだったはずなのでさすがに負けすぎ。中2週の反動もあったか。

16着 エメラルファイト:消

直線入って持ったまま、残り400mで追い出して残り200mまではトリプルエースと同じ脚色だった(パトロールビデオ参照)。

ラスト1Fで大きく失速してしまったが、やはり3歳ときの富士Sでも見せ場を作ったようにクロフネ産駒なので府中のワンターンは合う。

狙いたい条件:距離短縮して東京1400mとかで見てみたい

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