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コーヒーを飲むようになった理由

「今何してんのかな。…寝てるか。」 部屋を覗く朝焼けと目があった。 冷えた喉に流した冷えたコーヒーは甘くて 机の数式より、イヤホンの奥で叫んでるMOROHAより、貴方が頭を埋めている。 興味無い奴の恩は、好きな奴の意地悪より不味い。 それなのに返したい恩は腐る程に溢れていて。 期限が切れる前に返したいのに。 貴方の事おもっては心を削って、 こんなにも苦しい。 貴方に勘付かれぬようハリボテの笑顔顔面に貼り付けて、 「いっそのこと死ねたならな」 削った分、心は軽くなってそんな

    • 都合

      大切な人が死んだ。 死んだ人はもうその人はてめぇの知ってるその人じゃなくて、ただの肉塊となって腐って無くなるだけ。 それが辛すぎるから。暗すぎるから "どこかで生きてる"だとか天国がどうのこうの言って、その人をここではないどこかで生かそうとする。 みんな気づいてるけど、気づいてないふりをする。 そうじゃないと生きている身からすれば酷すぎるから。 やめてやってくれないか。そいつのせいで、天国に行きたいやつが現世で足踏みしてたり、地獄で我を戒めるために現世との連絡先を

      • 煙草の話

        ただ酔っていたかった。 それが何かなんてどうでも良かった。 たまたま煙草だっただけで、なんでもよかった。 絵を描くのは好きだ。 だけど、絵を描くのはしがみつくためで、素面で鬼畜の所業だ。 友達も女にもあの瞬間からそれは何にも見えなくなった。 それを忘れたくて酔いたかったのだ。 スポーツとかも最後は一人になることを知った。 夢は醒めることを知った。 何も無かった。 だから、火を点けた。 吸った。 臭かった。 そのまま煙になれたら、と思った。 「臭い」「キモい」「ダサい」沢山言わ

        • 雲になりたい 私はふとそう思った ふわふわゆらゆら 流れに身を任せて 羨ましいと思った 人になりたい 雲はそう思うだろうか 自分の進みたい方向に進み 色んな姿形に愛情や友情 羨ましいと思うのだろうか 私は雲の中を知らない 表面しか見えない 雲の中で何が起きているか知らない 雲は屋根の下を知らない 空の下に出てきた人しか見えない 屋根の下で何が起きているか知らない そう思った。

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        コーヒーを飲むようになった理由

          嘘とか

          私は自分に嘘を吐く。吐いてきた。 そしてこれは少し前に気付いた事なのだが、自分が吐いた嘘に自分も騙されることがある。 少し不味いと思った。 分からなくなるのだ。自分が本当は何を思っているのか。 例をあげよう。 私は同い年の友達の一人に幼馴染の人がいる。小学校からの付き合いだ。 だけれど最近気付いた。私は彼の事が嫌いだったのだ。 昔から嫌いだったわけではない。 気付けば避けるようになった。 ただ私は腐れ八方美人で、相手には気付かれたくないという思いで「彼のことは嫌いじゃない」と