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コーヒーを飲むようになった理由

「今何してんのかな。…寝てるか。」
部屋を覗く朝焼けと目があった。
冷えた喉に流した冷えたコーヒーは甘くて
机の数式より、イヤホンの奥で叫んでるMOROHAより、貴方が頭を埋めている。

興味無い奴の恩は、好きな奴の意地悪より不味い。

それなのに返したい恩は腐る程に溢れていて。
期限が切れる前に返したいのに。
貴方の事おもっては心を削って、
こんなにも苦しい。
貴方に勘付かれぬようハリボテの笑顔顔面に貼り付けて、
「いっそのこと死ねたならな」
削った分、心は軽くなってそんな言葉吐いてしまった。

何年か経てばどうせ忘れる。
傷とその痛みもいずれ引いて、別の事に熱中して、また別の事考えていて、今こんなに苦しんでることなんて覚えていなくて、後悔も快楽も忘れていて、だから大丈夫 きっと忘れる。

ただ今はそれが辛い。

一生貫き続ける生きる意味なんて無くて、目の前の意味拾い上げてはそれを燃料にして前に進む。
数年後はまた別の意味拾ってそれ燃やしてるはず。
だから今だけの辛抱。

そうじゃなくちゃ辛すぎる。

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