新しく生まれるとは
はじめに
主は言われました。
「よくよくあなたに言っておく。だれでも新しく生れなければ、神の国を見ることはできない」
これはどういう意味でしょうか。
このことを正しく理解しないなら、私たちは神の国を見ることができません。
とても大切なことですから、ご一緒に聖書から確認してみましょう。
新しく生まれた者=キリストにある者
「新しく生まれた者」と「キリストにある者」はイコールでつながっています。
このような人には、すばらしい約束があります。
問題は、誰が「キリストにある者」か、ということです。
どんな教えに従う人でも、キリストにある者とみなされるわけではありません。
キリストにある者、新しく生まれた者とは、誰を指すのでしょうか。
聖書は次のように教えています。
キリストにある者、新しく生まれた者とは、罪を犯さない人である。これが聖書の教えです。
まずは目をそらさずに、この教えを信じましょう。
どうやって罪を犯さない人になれるのか
一体どのような方法で、私たちは罪を犯さない人になれるのでしょうか。
聖書は次のように教えています。
価なしに、神の恵みによって義とされる。これが聖書の教える方法です。
けっして、私たちの我慢によって罪から離れるのではありません。
そんなことを言われても、そうなっていないのだけど──
多くの人がそんな悩みを抱えています。
次の三つのことを確認してみてください。
一つ目 神の律法に服従していますか?
神の律法に違反することが罪であり、それを全うすることが義なのです。
ゆえに、罪を犯さない者になりたければ、律法に心から服従する必要があります。
二つ目 自分の力で律法を守ったことがありますか?
自分の力で完璧に律法を守ろうとした人でなければ、心の底からキリストの必要性を覚えることはありません。
自分には律法を守る力がないことを徹底的に知り、涙ながらに求める人に、恵みは与えられるのです。
三つ目 信じていますか?
主は、歩けるはずのない人に、「起きて歩け」と言われました。
言われた人は、信仰によって歩いたのです。
罪の癒やしも同じです。できると信じて歩む人だけが、その癒やしを受けることができます。
新しい契約
神の律法に服従し、それを守る力を求める人には、新しい契約が与えられます。
この契約によって、私たちは生まれ変わるのです。
すなわち、私たちは罪に死んで、神の戒めと一致した良心をもって生まれ変わるのです。十戒が心に納められ、神の宮となるのです。
これが新約です。
こうして律法が大好きになり、守らずにはいられなくなるのです。罪の奴隷であった私たちが、今度は義の奴隷となるのです。
あなたは罪から解放されていたでしょうか。
おわりに
新しく生まれるとは何か、おわかりいただけたでしょうか。
それは、新約によって、心に律法が書き付けられた状態になることです。
古い人は、義を行うよりも、罪を行うほうが簡単でした。
新しい人は、罪を行うよりも、義を行うほうが簡単になるのです。
そうなれることを信じますか?
信じる者は救われます。
神の律法に服従しない教えをいくら聞き続けても、けっして新しく生まれることはできません。
聖書の正しい教えに立ち返りましょう。
正しいのは、いつだって聖書だからです。
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