マガジンのカバー画像

よちよちクリスチャンの聖書ノート

195
幼子のようなクリスチャンの私が、幼子のような目で聖書から発見した真理をお伝えします。
運営しているクリエイター

2021年12月の記事一覧

聖書の教える真理

はじめにあれをせよ、これをするな、そうやって人々を押さえつける教会を、私は間違いだと思っています。 けれどそれ以上に、信じるだけでよい、あなた方の天国行きは確定している、そう教える教会は、もっととんでもない間違いを犯していると考えます。 なぜならそれは、真理を教えていないからです。 教会は、真理を教え、人々が自らキリストに従いたくなるように導かなければなりません。 私にそれがうまくできるかどうかは分かりませんが、主が助けてくださることを信じます。 以前の私私には、自

自分をイスラエルだと思えない人たちへ

はじめにクリスチャンの中には、自分のことをイスラエルだと思う人と、思わない人がいます。 現代の教会では、思わない人のほうが増えているように感じます。 その理由は主に二つあります。 一つは、中東にイスラエルという国が建国されたこと。 もう一つは、教会をイスラエルと考えることを、置換神学(代替神学)と呼んで蔑む人たちがいることです。 確かに「イスラエルは異邦人教会に置き換わった」とする教えは、正確ではありません。 しかし、「私たちはイスラエルではない」とする教えは、もっと

福音の三要素の正体

はじめに福音の三要素を信じていれば、その人は救われている。そう教える人がいます。 「キリストが私たちの罪のために死んだこと」 「葬られたこと」 「三日目によみがえったこと」 この三つを信じていれば、その人は救われていると言うのです。 これはどれほど人に安心感を与える教えでしょうか。 かつての私も、この教えを信じていました。 しかし、一つだけ問題があります。 それは、この教えが間違っているということです。 福音の三要素が生み出された箇所福音の三要素は、次の箇所から生

神様を矮小化する一つの勘違い

はじめに実のところ、どんな人も例外なく、知らず知らずのうちに神様を矮小化しています。 本来、神様は私たちのちっぽけな脳では理解しきれないほど偉大なお方です。 それなのに、私たちはどうにか神様を自分の脳に収めようと、無意識に矮小化してしまうのです。 今日、その中でも特大の勘違いを一つ修正しましょう。 きっと、これまで以上に神様の偉大さを感じられるようになると思います。 誰もが陥る、一つの勘違いその勘違いとは、時間に関することです。 時間を造られた方は誰でしょうか。

聖書を正しく読む方法

はじめに聖書は、世界で最も読まれている本です。 ところがその内容については、人々が好き勝手に解釈しているのが現状です。 一体、どうしてこうなってしまったのでしょうか。 どうやったら聖書を正しく読めるのでしょう。 これはとても大切なことですので、慎重に確認していきましょう。 自分勝手に解釈してはいけない私たちが第一に知るべきこととして、聖書は次のように記しています。 「預言」とは、未来を言い当てる「予言」ではなく、神様から預かった言葉のこと、すなわち聖書のすべての御

聖書の矛盾に立ち向かえ

はじめに聖書には矛盾のように感じられる教えがいくつかあります。 しかし、聖書が間違っているわけではありません。 次の二つの文章を見比べてみてください。 大学入試を受けることで大学に入れる。 大学入試を受けたからといって大学に入れるのではない。 この二つの文章のうち、どちらが間違っているでしょうか。 皆さんなら分かりますね。両方あっているのです。 それが分かるのは、皆さんが大学入試というものをよく分かっているからです。 けれど、まったく知らない人が読んだらどうでし

クリスチャンであるあなたが選ぶべきこと

はじめにクリスチャンの中には、十戒を守る人と、守らない人がいます。 「え? 十戒を守る人がいるの?」とか、 「十戒を守らない人がいるの?」と驚く方もいるかもしれません。 そうなのです。 ここで、一度考えてみてください。 十戒を守るか、守らないか、それを、あなたはいつ決めたのでしょうか。 あなたはそれを、本当に聖書から選んだのでしょうか。 多くの人は、聖書から選んだわけではない十戒を守るか、守らないか、それを聖書から選んだ人はとても少ないと思います。 多くのクリスチ

律法を守るべきか、よく分からない方へ

はじめにかつて私は、クリスチャンでありながら、律法を守る必要はないと思っていました。 もっと正確に言うと、「互いに愛し合いなさい」というキリストの律法、これだけが有効で、あとは無効になったのだと考えていました。 多くの方が、同じ状況におられると思います。 しかし、それは間違っています。 これは命に関わる大切なことですから、慎重に聖書から確認してみましょう。 無律法主義の出所律法が無効になったという考え方は、次のような聖句から来ています。 最後の文を読むか読まないかで

大患難時代に教会という言葉が出てこない本当の理由

はじめに黙示録の大患難時代を説明する箇所には、「教会」という言葉が出てきません。 それである人は、「患難時代には地上に教会がない」と教えます。 これは本当でしょうか。 患難時代には教会がない?黙示録の一章から三章までは「教会」という言葉が出て来ますが、それ以降は出てきません。次に「教会」が出てくるのは、最終章です。 「それは、地上に教会が存在しないからです」 そんな説明を聞いたことがあるかもしれません。 単語が出てこないから、それは存在しない。 あまりにも強引な解釈

あの取税人と私たちの違い

 はじめにイエス様のたとえ話には、胸を打つ話がたくさんあります。 中でもパリサイ人と取税人の話は、多くの人に、神の赦しと寛容さ、そしてへりくだりの心を覚えさせてくれます。 私も、この話にいたく感動していました。 「罪人であることを認めた自分は、この取税人と同じだ。だから義とされるのだ」そう思っていました。 ところが、それはとんでもない間違いだったのです。 本当の取税人の姿多くのクリスチャンが、この譬えを、未信者の救いに当てはめています。 しかし、本当にそうでしょうか。

獣の刻印

はじめに聖書には、すべての人に獣の刻印が押されるという預言があります。 この刻印なしには、物を買うことも売ることもできなくなるというのです。 この刻印とは、一体何なのでしょうか。 ご一緒に聖書から確認してみましょう。 刻印とは何か多くの人が、獣の刻印とは何であるかについて研究してきました。 その結果、様々な答えが世の中に溢れています。 先に結論を申し上げますと、これが何であるか、私にはわかりません。 わからないのにこんな記事を書くとはけしからん、と思われるかもしれませ

なぜ異邦人が救われるのか

はじめにあなたがクリスチャンなら、キリスト・イエスを通して、どんな国の人でも救いに与ることを知っていると思います。 ではなぜ、異邦人にも救いが及ぶようになったのでしょうか。 また、どのような人がその救いに与るのでしょうか。 実のところ、多くの人がこれを知らなかったり、間違った教えを信じたりしています。 とても重要なことですから、聖書から確認してみましょう。 私たちが救いに与る理由私たちが救いに与る理由は、アブラハム契約が異邦人に及ぶからです。 アブラハムの受けた祝福

「来なさい」を「おいで」に換えると

はじめに聖書には、「来なさい」という言葉がたくさん出て来ます。 日本語の字面で読むと、なんとも厳しい命令に読めてしまいます。 しかし本当は、命令ではなく、招きなのです。 そこでお勧めしたいことがあります。 「来なさい」を、「おいで」に換えて読んでみてほしいのです。 すると聖書本来の意味が、より鮮明に見えてくるはずです。 人間をとる漁師「来なさい」と言われると、何だか大変そうな仕事に連れて行かれるように感じますね。 それなら、翻訳を少し変えてみましょう。 どうでし

聖別とは

はじめにあなたには神への畏れがあるでしょうか。 それなら、神の聖別について、明確に知っておく必要があります。 聖別とは何でしょうか。 とても大切なことですので、ご一緒に聖書から確認しておきましょう。 聖別とは、区別すること聖別を簡単に説明すると、それは俗なるものから聖なるものを区別することです。 聖書には、人や物など、聖別されたものがたくさん出て来ます。 聖別されたものは、神様の特別な目的のために確保され、俗なるものから完全に区別されます。 大切なのは、聖別された