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大切な人のよく映る鏡でありたい

独りが大好きだけれど

突然ですが、私は独りで過ごす時間が大好きです。趣味がたくさんあるので、自分との時間がないとストレスを感じるほどには内向的な人間だと言えます。自分との約束をまずスケジュール帳に書いてから、友人との約束を立てるという、なんともフレンドリーでない性質です。

そんな独り大好き人間の私でも、やっぱり他者との関わりは不可欠なものです。とくに誰か特別大切な人たちと過ごす時間は他のものに変えられないほどの宝物になります。

最近、自分の中で《人との関わり方の意味》をはっきりと自覚することがったので、それをお話ししたいと思います。

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鏡がないと姿は見えない

鏡がない生活を想像したことがありますか?端的に言えば不便で仕方ないはずです。私は毎朝コンタクトをつけることから1日が始まるので、鏡がなければ何もできません。

鏡というものがあるおかげで、私たちは自分がどんな姿をしているかを見ることができます。そしてそこに映った姿を認識することで初めて、その次にどのように自分を整えるかを考えて行動に移すことができるのです。

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君を写す鏡と私を写す鏡

私たちが普段使う鏡は、外見を映してくれるものです。そして同じように《人と関わる》ということは内面を写してくれる鏡だと思います。

自分の感情を1番理解できるのはきっと自分自身なのでしょう。その点では、自分自身が1番の鏡です。けれども、近すぎると見えないものがあるように、慣れてしまうと気づかないことがあるように、自分1人だけでは写しきれない部分もたくさんあります。

最近、ある人と関わっているとき、私が気がつかなかった自分についてのことを教えてもらえることがありました。そして、不思議なことに、その人が自覚していなかったその人についてのことを教えてあげることもありました。

そのとき、少なくとも私にとって人と関わるということは、お互いが相手にとっての《よく写る鏡》であることなのかもしれないと感じました。その人が忘れてしまったり、気がついていない素敵なところを写して相手に自覚してもらうことは美しいことです。そしてそれは、それぞれが独立した個として他者と関わるからこそ成立することなのです。

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おわりに

人と関わることを《よく写る鏡》であることだと捉えてから、不思議と自分のことをより大切にするようになりました。鏡がくすんでいては相手の素晴らしさを写すことができないように思うからです。

そうやってピカピカの鏡が増えて、より多くの人が輝きを反射し合えるようになったら世界はきっと眩くなりますね。

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