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行くぞB1ユニフォームを着た少年と10年前のぼく

この前香川ファイブアローズの試合を見にいった時のこと、近くの席の小学生くらいの男の子が行くぞB1ユニフォームを着て応援していた。必死になって応援している姿を見て、ふと10年前の自分と照らし合わせた。

10年前、当時の高松ファイブアローズは経営破綻を辛うじて乗り切りチームとしてのギリギリ成しているような状態だった。当然そんな状態で勝てるはずもなく、その年はたった2勝しかできなかった(ホームでは1勝のみ)

そんな中で応援していたので、過去のバスケ観戦の記憶で勝った試合を見たことが1回あったかどうかだった。いく度負けていたので、悔しくて…悔しくて泣いていた時もあったような気がする。

それでも当時の写真や記事を眺めていると、チームを存続させよう、勝って上にまた行こうと署名活動や募金活動などブースターが積極的に行動している様子が多くみられた。そういえば、昔高松の商店街で募金活動を選手たちがしていたところに行った記憶もある。本当に好きだったんだなってしみじみと感じた。

そんな地道な活動や選手たちの努力の甲斐あって、数年後には再びプレーオフの舞台に戻ってくることが出来た。あの情熱を持った人たちが今の香川にいるのだろうか?いたらいいな。

そして現在、行くぞB1ユニフォームを着て選手たちを応援する少年を見てしみじみ想う。「この子は良い時期に応援出来て幸せ者やな。この記憶が10年先も残っていると良いな」

そう感じた10年ぶりのバスケ観戦でした。



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