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上司との会話と3種類の苦しみについて

※8/16追記。 実はこの記事を書いた1週間後に上司に「あんな風なコメントをもらって心外なんだけども、どういう意図だった?」と聞いてみた。そしたら「今の仕事と君の価値観があってないって思ったってことだよ」「君が努力家なのは知ってる」って説明されて、私の解釈とはまた違う説明で納得できた。表現力足りなすぎませんか、とは思ったけど人間なんてそんなものだから聞いてみてよかった。わからないことは聞いてみよう。



今日は上司と、今後の昇進に向けての必要な努力の会話。今後、どういうアクションをとり、誰を抑えていけばOKかのアドバイスをもらう。

そして繰り返し、「君が自己成長に興味がないのは知ってるんだけど・・」「君は1年半前に異動してきた時から幸せそうで、成長には興味がないように見えてるけど・・・」「昇格は成長の結果で、やっと成長を目指すようになってよかったよね」などと言われる。

え?自己成長の意欲の塊なんだけどな私。昇格のための交渉を全然してきていないのは事実だけど、それと成長意欲は別の話。成長に興味がように見えちゃうのかな?

心の中では、じゃあ幼子を育てながら通ったMBAは?事実ではない内容を向けられてもキレずに耐えたフィードバックセッションは?この2年ほど、家族との時間を削ってでも新しい仕事を学ぶことを優先して貢献してきた働きぶりは?別にそれを通して成長意欲を見せつける意図なんてなかったけど、成長に興味がないと言われると傷つくなあ・・・と意識が遠のいていく。

家に帰りながら反芻し、この人はきっと何かがスムーズに進まなかった理由(この場合は私の昇進)を他人に被せておかないと自分が安心して生きていけないんだなと理解して収める。また世界への信頼が少し減った6月1日。

きっと上司の視界の中では、揺るぎない自己開発1年計画!みたいなものを、ものすごく明示的に提示しないと成長意欲がないと言いたくなっちゃうのだろうな、という学びがあったので次回何か提出することにする。認識のズレが明らかになったのは大発見だ。

正直にぼやいておくと。

マイナンバーカードの登録に合わせてポイントがもらえるキャンペーンで、電子マネーの口座情報をアプリに入れないと補助金がもらえず、パスワードが読み込まれなかったりしてその申請だけで2時間も悪戦苦闘した日のことをなぜか思い出す。


そして午後は同僚と3種類の苦しみについて話す。

仏教的な観点から言うと、苦しみには三つあるという;

  • Authentic Suffering - 肉体的な苦しみ。病気とか怪我とか寝不足とか

  • Fabricated Suffering - 物語を自分で想像した結果の苦しみ。(そんなこと思ってないけど)例えば上記の上司はアホで私を馬鹿にしている、と言う捉え方からくる苦しみ

  • Collaborative Suffering - 物語を集団で共有することによって高まる苦しみ。(そんなことしないけど)上記の上司のポンコツさを自分の同僚と分かち合って、あいつまじ最悪だよね、だよねだよねだよね最悪ーーーーついでにこの会社もこの社会も日本も最悪ーーーーってなる苦しみ

Authenticな痛みは、ありがたいことに今この瞬間ほとんど何もないのでそのことに感謝しつつ、後者二つの苦しみを自分で育てるのはここで止めることにしよう。

結局のところそれは、妄想だから。


今日も一日、お疲れ様でした。

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