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【メモ】読書を習慣にしたい人にオススメがあるとすれば……

ただのメモ。

先日、とある人から「読書を習慣にしたいので本を薦めてほしい」という話がありました。

それで、こんなぽんこつの意見でよければ……ということで、僭越ながら最初に読んでほしい本として以下の本を渡しました。

たぶん、中学生以上の「読書を習慣にしたい人」であれば誰に対しても同じ本を回答する気がしたので、ここに自分のオススメをしれっと残しておこうと思った次第です。


①『華氏451度』  レイ・ブラッドベリ


②『読書について』 ショーペンハウアー


ざっくり言うと、『華氏451度』は本が一切禁止されたディストピアを描いたSFで、絶えず情報が頭に流れ込む現代社会での本の位置付けを捉え直すことができる作品です。
『読書について』は、ひっきりなしに本を読むと自分で考える力を失ってしまうぞというように、手放しに賞賛されがちな読書の負の側面に迫ることができます。

なぜこの2冊をオススメするのかというと、この2冊は、読書をしながら「なぜ自分は本を読むのか」という根源的な問いに挑める本だと思ったからです。

やはり時間は大切なものなので、読了数を増やす目的に捉われて(にゃーん)な本を読み漁って時間を(にゃーん)してしまう前に、読書とは何たるかを考えてみるのもいいのではないかという思惑です。


『華氏451度』はいきなり読むと難しいかもしれないので、名古屋大学の戸田山和久教授が解説した『100分de名著シリーズ』を原著の先に読むのがいいかもしれません。100分de名著は読書の入り口を広げてくれる、本当に素晴らしいシリーズだと思います。


ちなみに『読書について』ですが、私は正直すべては読んでいません……(特に中盤の現代ドイツ文学のくだり)。


それではおやすみなさい。

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