好きなことをマネタイズするvol.1 ~代行するか?教えるか?~

僕の理想とする世界観、それは75億人の壮大なジグソーパズルがピタッとはまる世界。
それぞれの個性が尊重され、イキイキしていて、全体としてキラキラと輝いている世界。

そして、こういった世界に近づいていくためには、ミッションを持つこと、そしてマネタイズすることの2つが大事だと思っている。

今回からは、後者のマネタイズについて書いてみたい。
好きなことを仕事にしながら、収益モデルを構築し、対価を得ることは生きていく上で欠かせない。そして、対価をいただくことが誰かの喜びに貢献している証にもなる。

しかしながら、好きなことを仕事にしてマネタイズすることは、難しい。世の中に既にある仕事、お金になる仕事から考えることに比べると、かなりハードルが高い。

その理由は単純で、明確なニーズが見えていないことが多いからだ。

その難しいことを乗り越えるためには、しっかりと考え、動くことに尽きる。

どんなことを考えるかというと、

・誰のどんな状況での喜び、あるいは困り事に対して価値があるのか?
・どのような資源を使って、その価値を生み出すのか?
・その価値に対する適正な価格はいくらになるか?
・価値を感じてくれる誰かに、どのようにリーチして、価値を認識してもらうか?
・・・

などなど多岐に渡るが、特に大事だと思うことを何回かに分けて書いてみたい。

初回は、最初に考えておきたい
・誰のどんな状況での喜び、あるいは困り事に対して価値があるのか?
という問いについて。

この問いに答えるためには、まずは2つの方向で考えるといいと思う。
下図の横矢印(①→②)と縦矢印(①→③)だ。

できる×したい

①の領域は「自分ができるし、したいこと」である。この領域がまさに提供したいことを生んでいく。

そして、それを

②の領域「自分でできるけど、したくない」人たちの代わりに行う。

あるいは

③の領域「自分でできないけど、したい」人たちに教える。

のいずれかの方向で、提供していく。

例えば、最近流行りつつある農業をビジネスにしたい人がいたとして、畑で作った野菜を流通を通して売るのは②の代行。家庭菜園をやりたい人に作り方を教えるのが③の教育というイメージだ。もちろん、両方を組み合わせてもいい。

このような2つの方向のイメージを持ちながら、自分が提供できる可能性のあることは何か?、顧客になる可能性のある人たちはどんな人たちか?を幅広く考えてみるといいと思う。

この時、他の人ができない理由、したくない理由を考え抜くことも、とても大事だ。次回はそのあたりから書いてみたい。


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