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【インタビュー】産休・育休の取得経験のあるメンバーに聞きました

皆さまこんにちは。広報担当のカシマです。
エンビジョンでは、男女2名のメンバーがそれぞれ産休と育休を取得しました。取得時にどんな心境だったのかインタビューしていきます!

インタビュイーの紹介
ママディレクター(以下ママ)
在籍する女性の中で一番社歴が長く、過去には社内に女性が一人だったことも。今も子育てをしつつフルタイムで勤務しています。
SNS:https://twitter.com/oke_envision

パパデザイナー(以下パパ)
カシマと同年齢のパパデザイナー。今回は2人目の出産で育休を取得。ドタバタな新生児との生活を、パパ側の視点で聞いていきます。



産休・育休制度って何?

それぞれ、ママディレクターは「産休」と「育休」、パパデザイナーは「産後パパ育休」を取得しました。取得の条件や期間が違うのでご家庭の状況にあった制度を選択しました。

[引用元:https://tax-help.jp/topics/2022/09/post-43.html
https://www.towa-syaroshi.com/blog/what-is-sankyu-no1/

早速インタビューしていきます!

カシマ:私が大変興味のあることです!社内で産休・育休の取得歴のある2人にインタビューします。よろしくお願いします!

ー取得するきっかけはありますか?

ママ:勿論出産するためです(笑)というのも、ここ数年でメンバーの数が増え、各自経験も積んできたことで、産休・育休の取得で抜けても業務がまわせる基盤ができたと感じ、出産にも前向きになれました。かつ今後の会社の成長のためにも取得者の前例が必要と考えたからです!

パパ:妊娠中の妻と家で育休の話になり、取れるなら取りたいと思い、総務の方に相談して「産後パパ育休」を知って取得に至りました。僕も今後のメンバーのために、パパの育休取得実績を作ろうと思った部分もあります。4週間を2回に分けて取得できますが、僕は4週間まとめて取得しました。

カシマ:こういう制度はあってもなかなか取得が難しいですもんね。当たり前のことを当たり前にできる環境であること、お互いにフォローし合える環境だからこそできることですね。

ー取得の意志を公表した時どんな反応でしたか?

ママ:お祝いムードでした!!仕事が回せるかどうかは若干不安があったかもしれませんが、その時期にデザイナーが3名入社して頑張ってくれていたので。そのお陰で取得の意志も固まりました。

パパ:制度的には2週間で2回に分けて取得も可能ですが、「4週間取得する」と伝えた時にポジティブに送り出していただけました!

カシマ:よかったです!どちらかというと取得されるご本人がなにより不安を抱えていると思うので、ポジティブに送り出すことが私たちからの応援だと思います。

ー取得前に不安なことがあったと思います。それはどんなことですか?

ママ:半年間の取得になるので、社内から席がなくなってたら、仕事についていけなくなったら、世の中から取り残されたら...など色々不安に感じていました。子育てしながら働けるのか、皆に迷惑をかけないかなど、復帰後の不安も同時に感じていました。

パパ:仕事に関しては、4週間期間が空くので戻った時に切り替えができるか不安でした。 子育てに関しては、今回の育休は二人目出産での取得です。一人目は里帰りだったこともあり、生まれて1ヶ月目の育児が想像できなかったので不安なことしかなかったです(笑)

カシマ:二人とも不安の数々...。大丈夫ですよ、急に席はなくなりませんから(笑)

ー取得中の1日のタイムスケジュールを教えてください。

1日のスケジュール

ママ:夫は仕事をしていたので基本的には私が家事も育児もやっていました。

パパ:僕は妻が産後、立ち仕事や外出が出来なかったので、家事や長男の送り迎えなど、動いてやることはほぼやってました。

カシマ:2人とも大変ですね...復帰後すぐにパパさんとランチにいきましたが、その時に「一瞬で時間が過ぎる」とおっしゃってたのも、このスケジュール見ると納得ですね。

ー取得してよかったことと大変だったことをそれぞれ教えてください。

ママ:時期的にコロナ禍真っ只中ということもあり、地域の親子教室や交流会のようなものが悉く中止で、子育てママの孤独や世の中との隔絶感というものをたっぷりと味わうことができました...。ただ今後、私と同じように母親になる人たちと、同じ気持ちとまでは言いませんが、少しでも寄り添い理解することができるかなと思うので、孤独や隔絶感というものを実感したことで、自分自身の視点を増やせたのはとても良かったです。
体調面が結構大変で、頭が本当に回らないんです。出産後は「マミーブレイン」という産後ボケのような症状があって、記憶力が落ちたり集中力が落ちたりしちゃうんです。元に戻るまで感覚ですが1年程度かかりました。
本当に色々大変ではありましたが、働き始めてから何ヶ月も休みを取ることなくこの年齢まで来たので、この取得期間はとても贅沢で幸せな時間を過ごせてよかったなと思いました。

パパ:よかったことは生まれてすぐの息子の成長を見れたことです。取得中の生活が結構ハードだったので、取得後は多少息子が泣いてたりしても、焦らなくなりました(笑)(長男の時は泣いたらアワアワしてました (笑))
大変だったことは、少しは自分の時間があると思っていたんですが、実際育児が始まるとほとんどありませんでした。最初の1週間は特に大変でした。市役所などに提出する書類がたくさんあって、その提出のため市役所の中を行ったり来たりしていました。

カシマ:一人で育児をしていると、どうしても孤独や隔絶感を感じてしまうと思います。地域の交流会もですが、会社としても定期的にコミュニケーションをとる機会であったり、場を設けるという取り組みがあっても良いかもしれませんね。あと書類がたくさんあることは覚えておきます!(笑)

ー取得前にやっておいた方がいいことはありますか?

ママ:最初の不安点と重なるんですが、自分が携わっている案件の確認と誰に何をしてもらうかなどの社内で案件の手分けをすることです。
これは育休に限らずですが、いきなり大きな休みを取らざるを得ないことも有り得ることなので、このあたりのリスクヘッジは普段から考えて備えておく必要があると思います。

パパ:育児に関しては初めてのことなので、準備することは思いつきませんが、あえて言うなら気持ちの準備です(笑)今思うと提出書類などの下調べはしておいた方がいいと思います! 仕事に関しては案件などの手分けは絶対だと思います。僕の時は、社内の人が協力してくれたので、スムーズにいきました。

カシマ:普段からどんな案件をやっているのかお互いに共有しておくと良いですね。制作となるとどうしても担当者しかわからないことも多くなります。一人に頼りきりにならず、コミュニケーションをとることの重要性を再認識しました。

ー復帰に向けて会社側のサポートはどうでしたか?

ママ:出産にむけて里帰りしてすぐに、保育園入園のための書類の締切がギリギリなことに気づき大慌てでした!!先輩にどう書けば良いのか教えていただいたり、必要書類を特急で作成・送付していただいたりとご迷惑をおかけしたのですが、皆さん快く対応してくださって大変助かりました!
復職前には予め社長と面談をさせてもらい、復職日も希望通りにしていただきました。タイミング良く保育園の入園式の日と、社内の新人歓迎会が同じ日だったので、夫に娘を預けて歓迎会に参加できたのも良かったです!おかげで新しい人達と顔を合わせて話すことができたし、先輩たちとも話すことで私自身の気分転換にもなり、復職への緊張も減らせたと思います。
歓迎会から帰宅すると、いつもは寝ている時間帯なのに娘はギャン泣きで、お腹が空いて起きたんだろうにミルクも拒否で夫がオロオロしていて笑ってしまいました(笑)

パパ:業務調整、引き継ぎなど協力していただいたので、育休期間入ってすぐに切り替えができたので、復帰時もすぐ不安なく切り替えできました。
サポートとは違うかもしれませんが、最近は男性の育休促進の風潮はありますが、取れない職業や環境の人もいっぱいいると思います。僕はポジティブな感じで取得・復帰できたので、職場環境やタイミングも、恵まれてるなととても感じました。

カシマ:スムーズに復帰できてよかったです。不安が少しでも解消されているようで安心しました。歓迎会の時にお子さんの写真を見せていただいたのを覚えています!可愛らしいお子さんを見れて私も癒されました。

「育休」ではなく「育業」に

パパさんは育休中に1週間ごとの日記をつけていたそうです。

week②の「育児休暇」の表現について、パパさんは「vacation感ない」と書いています。復帰後、育休取得応援サミットでの小池知事の“育休に代わる愛称を「育業」に”というニュースを見て、とても共感したと話してくれました。

インタビューを終えて

大変貴重な体験談を伺いました。仕事と家庭の両立はお互いや周りの人の協力が必要不可欠なんだと改めて実感しました。エンビジョンのメンバーの中にも、今後取得を考えている人もいるかもしれません。またメンバーだけでなく、これから取得を考えている方にも参考になればと思います!

●インタビュイー(ママ):OKEIはん/ディレクションとデザインする人
●インタビュイー(パパ)
●インタビュアー・執筆:カシマ
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