フリーランスという働き方
ブランディングプロデューサーの太田久美です。
フリーランス”と”起業”は違うのか?
どちらも、働き方の概念を示す言葉なので、厳格な区別はできないとも言えます。でも、言葉が違う以上、何らかの差異はあるはずですね。
フリーランスで働く人たち
私がやってきたのは、フリーランスのインテリアコーディネーターです。
ほかには、
エンジニア、デザイナー、ライター、フォトグラファー、イラストレーター、ジャーナリスト、メイクアップアーティスト、スタイリスト、モデル、トレーナー、音楽演奏家、翻訳家、演出家、、、、などなど。
最近は、特に資格を有しない事務系の仕事をする人たちも、フリーランスに進出する傾向が出てきています。
いずれも、特定の企業や団体に所属しない「独立」した形態の働き方を選んだ人たちです。
フリーランスの特徴は、それぞれの職業に固有の専門的な知識・技術、または経験を活かした働き方だという点です。
言い換えれば、スキルがあるからできる仕事です。
突飛かもしれませんが、ゴルゴ13もフリーランスです。
彼は、殺しのスキルを活かす仕事で世界中を飛び回っています。
フリーランスという、どこにも専従しない働き方は「働く場所を選ばない」メリットがあります。
組織に縛られない自由な働き方は、とても魅力的ですが、それもスキルがあってこその話ですね。
フリーランスはスキルが命
ということは、スキルの高い人ほど有利ではありませんか。
人気ドラマ「ドクターX」を見てもわかるように、フリーランスの外科医・大門未知子は「私、失敗しないので」と自分のスキルを誇っていました。
でも現実の世界は、そうはいきません。
第一に、ハイスキルなバリバリの人は少数派だということ。
そして、ポンコツに近いドンマイな人も多くはないということ。
フリーランスで働く大多数は、そこそこのスキルを持つ「いまいちパッとしない人たち」なんですよね。
無礼な言い方になりましたが、私も大多数の一員だったので許してくださいね。
バリバリじゃない私たちは、ポンコツほどひどくはないとしても、自分のスキルは「そこそこ」だと知っています。
現場で失敗して、赤恥をかくことも多々あります。
とてもじゃないが、大門未知子にはなれません。
いまいちパッとしないフリーランスの営業は、なかなか大変なものになります。
ですが、「スキルが命」と思うところに盲点があるのです。
スキルを売る盲点
自分にそのスキルがあることが相手に伝わらなければ、フリーランスの仕事は取れません。
けれど、現実に起きていることは違います。
専門的なスキルを社内ではなく外部に求める企業や団体には、多く場合、すでに前任者がいます。
そこに新規参入したいと思ったら、当然、自分のスキルの優秀性を訴える必要性が出てきますね。
ところがです。
窓口の担当者とはトントン拍子に話が進んでも、社長や部門長の「鶴の一声」でポシャってしまう、、、という話は、掃いて捨てるほどあります。
断る理由は、おかしなことに「これまでの付き合いがあるから」ですよ。
スキルを求めてるんじゃなかったの?
結局、最後は義理人情かよ?
そんな苦いを思いをしたフリーランスは数知れずいるんですよね。
なぜ、そうなるのか?
「これまでの付き合い」が「新しいスキルの導入」より優先されるのは、なぜなのでしょう。
大きなポイントは、ストーリーがあるか・ないかの差なんですね。
「これまでの付き合い」というのは、前任者と共有した歴史があることを意味しています。
こんな成功を、共に勝ち取ってきた。
あんな危機も、共に乗り越えてきた。
事業の発展に絡む数々の出来事を一緒に経験してきたということで、いずれにしても前任者のスキルを買って得た結果の積み重ねです。
ここで大事なのは、その人のスキルがどう役に立ったのか・立たなかったのか、ではなく、感情を共にした仲間意識なんです。
「ストーリーがある」というのは、そういうことです。
うまくいくフリーランスの営業
あなたがフリーランスで成功したかったら、スキルを売ることだけにフォーカスするのをやめることです。
仕事を依頼してほしい営業先に、これから一緒に経験できるストーリーを語ってみてください。
いまいちパッとしないスキルの持ち主でも、バリバリの人にも勝る確率が上がりますよ。
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