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『Silent』最終話ー言葉が存在し続ける意味

※ネタバレあり。


最後本当にSilentだった。粋な演出してくれるなーって思わず唸った。
紬めっちゃ嬉しそうな顔しながらはにかんで泣いてたから久々に想の声聞けてしかも嬉しい言葉をもらえてのあの表情なんだろうなぁって勝手に想像した:)
好きな人の声を久々に聞けてめちゃめちゃ嬉しかっただろうなぁ。


そして総合的な感想としてはみんな優しい。
やっぱりどこまでいっても優しい。


奈々はめっちゃ男前になってるしずっと清々しい表情だったし
春尾が奈々を見る目も優しかったし
湊斗は恋より友情を選んだ発言してて
周りは勝手な事言うけど『俺は良かったんだよね』ってハッキリ言い切ってて湊斗は自分の幸せがちゃんとわかってて自分で選択してのあの笑顔だったし
その友達も響いてちゃんと伝わったみたいで『湊斗君絶対幸せになってね』とか素敵すぎるし
紬の弟の光は2、3歩先を読んでの行動ができてパンダの詰め合わせを湊斗に持ってこさせる優しさがスマートにできて
親友の真子ちゃんは『私にできる事ある?』って心強い言葉をくれて
紬ママは『全部相手に渡さないと未練じゃなくて思い出が残っちゃうよ』っていう表現さすがすぎるし
想ママは『何かを楽しむ事より何かに傷つかない事を優先してほしかったけど楽しそうなのを見るのが結局ほっとする。楽しそうで良かった』って何かつきものが落ちたみたいにこれからは安心して見守れる母の表情が良かったし
何回もいろんな人からの『いってらっしゃい』って言葉がこんなに背中押される言葉だったなんてって思ったし
カスミソウのお裾分けがドラマっぽい部分も入ってて綺麗な演出で絶対みんなカスミソウの花言葉調べたはず(笑)→『無垢の愛』『感謝』『幸福』
「お花は音がなくて言葉があって気持ちが乗せれる」
「雪みたい」



◇そして想&紬に関して◇
まず、黒板のSilentな演技素敵だった。
想は本気で恋をするほど臆病になっちまうんだな。みんなそうだよね。
少し弱気でネガティブで心配性に傾いてたけど

佐倉君が言いたい事全部言えるまで待つし
手話ももっと覚える
受け取れるように頑張るから
伝えるの諦めないでほしい

Silent紬

この紬からの言葉に安心・安全だと感じれたんじゃないかな。
だからこそそこに自信を与えてくれる相手
全てを委ねられる相手
全てをさらけ出せる相手
全てを受け止めてくれる相手
それがわかってやっと笑う事ができてたよね。

『それでも一緒にいたい』


パワーワードですね。
すごくいいことばだなぁ。
ぐっときますね。

心強いだろうなぁ。
やっと心解放できて
つっかえてたもの吐き出せてどんな自分でも受け止めてくれたんだもんね。
それでいいのが恋だろ(笑)

想は紬がそんな相手だと心の底から感じる事ができたはずだ。
だからこその
『青羽の言葉が見えるようになった』が響く。


『言葉』☆

人それぞれ違う考え方があって
違う生き方してきたんだから
分かり合えないことは絶対ある
他人の事可哀想に思ったり
間違ってるって否定したくもなる。
それでも一緒にいたいと思う人と
一緒にいる為に言葉があるんだと思う。

Silent紬


言葉は何の為にあるのか
なぜ生まれ、存在し続けるのか
なぜこの一つの星に複数の言語が存在するのか
言葉が生まれたのはきっと想いの先にいる誰かと繋がる為だ。

Silent想


ゆっくりゆっくり時を紡いで時間をかけて少しずつほどきながら進んでいく様子をSilentを通して感じれたのが至高でした。
Silentを通してたくさん美しい言葉、優しい言葉を受け取る事ができて幸せでした。
3ヶ月間noteを書きたいと思わせてくれた作品に出会えて本当に感謝です。
関わって下さった全ての皆様、誠にありがとうございました。

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